キリスト教と陽明学は似ている。内村鑑三が『代表的日本人』でそう語っている。
書中で、高杉晋作が長崎で聖書を読んで「これは陽明学に似ている、我が国の分断ここに始まらん」的に言ったエピソードも内村が紹介している。
そもそも内村鑑三『代表的日本人』の5人のうち2人(西郷隆盛、中江藤樹)が陽明学徒だし。
内村以外にも、山田方谷の文脈でも、キリスト教と陽明学の類似性は語られている。
こちら
どこが似ているのかな、、、 心を重視するところかな。内心を重視。心の声を聞く、みたいな。
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心の声を聞く、と聞いて思い出すのがラルフ・エマソン。
Nothing is at last sacred but the integrity of your own mind
(心の中のインテグリティほど神聖なものはない)
って言葉のインパクトは強い… 彼のウィキを見ると、スウェーデンボルグの影響をすごく強く受けたとか、カーライルを尊敬していた、って出てくる。
カーライルのことは余り知らないが、この論文はよかった。
こちら
エマソンの弟子みたいなデビッド・ソローは、最近(1980年ころ)までアメリカですごく流行っていた。当時にアメリカに留学していた人から聞いた。
ソローの影響はロシアのトルストイ、インドのガンジー、キング牧師の公民権運動にまで及んでいる。
ソローとカーライルは不勉強だ、、 勉強することがたくさんある、、
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神谷美恵子に「うつわの歌」ってのがあって
こちら 、自分を「うつわ」にして風を通す、って表現が出てくる。
これって新井奥邃の「有神無我」の境地。自己を無にするから、神に近づく。自己を「器」「機能」「道具」にして大きな円を実現しようとする。
ちょっと(いや、だいぶ)情報量が多くて読みづらいと思いますが、私の脳内ではこの辺のconnecting the dots を試みています。。