川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

鈴木エイト三部作 説明会をやります 来週30日(月)10時AM

2024年09月24日 | 法律・海外法務
来週(月)のAM10時から、上部画像の内容で、対鈴木エイト訴訟3部作の合同説明会を開きます。

1 UPF vs  鈴木エイト
  (安倍さんに5000万円、名誉毀損)

2 後藤徹 vs   鈴木エイト
  (12年半の監禁被害を「引きこもり」、名誉毀損)

3 家庭連合信者 vs 鈴木エイト
  (信仰を晒したプライバシー侵害)

この3つの訴訟を、一緒に、説明します!
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勝ちというのは

2024年09月24日 | 古典・漢籍
葉隠はビンビン刺さる。

勝ちといふは、味方に勝つ事なり。
味方に勝つといふは、我に勝つ事なり。
我に勝つといふは、気を以て体に勝つ事なり。

敵は、自分の、弱気、逃げ、卑怯な、卑しい心。

王陽明の言う

 山中の賊を破るは易く
 心中の賊を破るは難し

ですね。

今日も、自分の弱い心と闘いましょう!




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鍵山秀三郎さんの「惜福」

2024年09月24日 | 人物
幸田露伴に「幸福三節」みたいのがある。

  1. 惜福
  2. 分福
  3. 植福

つまり、

1 福を惜しむ。使い切らない。
2 福を分ける。お裾分け。独占しない。
3 福を植える。将来のための投資。

鍵山秀三郎さんが、この「惜福」を実践している。

「枠を使い切らない」って表現で。

例えば:

  1. 飛行機や新幹線で、隣の肘掛けを使わない
  2. 支払いは納期前に
  3. 待ち合わせ5分前に行く
す、素晴らしい。稲盛さんがいう「土俵の真ん中で仕事する」ってのも、これに近い。

まずは「惜福」から改めて実践します!





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庭仕事は死に支度

2024年09月24日 | 日記・雑記・独り言
昨年、隣の家が建て替えを。

それに応じて我が家も目隠しの庭木を植えた。

その庭木植えに伴って、古い土を捨てずにこんもり山にしていた。

それを1年弱経ってようやくきれいに処分、、、

ホームセンターに行って花を買って、我が家に植えたり。

ちょっとみっともなかった古土が処分できてスッキリ。

またひとつ、死に支度ができました!

身の回りの「やりかけ・ペンディング」を処理していくことは、いつでも死ねるための準備であり、死に支度といえる。

部屋をきれいにしたり、丁寧に生きるってのは、死に支度をしながら生きるってこと。

侍がいつ死んでも恥ずかしくないように真っ白な褌を履いていたように、、

書斎ももう少し片付けないとな、、、

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カブトムシ幼虫 48匹

2024年09月24日 | 教育・子育て
カブトムシの幼虫約50匹を、数えながら、数が偏って窮屈にならないように、 3つのケースに分けて入れました!

こういう画像が気持ち悪い方ごめんなさい!




生まれて2ヶ月くらい? 大きく育つものですね。これから半年、どれだけ大きくなるんだ、、、

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キリスト教と陽明学とエマソン

2024年09月23日 | 歴史
キリスト教と陽明学は似ている。内村鑑三が『代表的日本人』でそう語っている。

書中で、高杉晋作が長崎で聖書を読んで「これは陽明学に似ている、我が国の分断ここに始まらん」的に言ったエピソードも内村が紹介している。

そもそも内村鑑三『代表的日本人』の5人のうち2人(西郷隆盛、中江藤樹)が陽明学徒だし。

内村以外にも、山田方谷の文脈でも、キリスト教と陽明学の類似性は語られている。こちら

どこが似ているのかな、、、 心を重視するところかな。内心を重視。心の声を聞く、みたいな。

____________

心の声を聞く、と聞いて思い出すのがラルフ・エマソン。

Nothing is at last sacred but the integrity of your own mind 
(心の中のインテグリティほど神聖なものはない)

って言葉のインパクトは強い… 彼のウィキを見ると、スウェーデンボルグの影響をすごく強く受けたとか、カーライルを尊敬していた、って出てくる。

カーライルのことは余り知らないが、この論文はよかった。こちら

エマソンの弟子みたいなデビッド・ソローは、最近(1980年ころ)までアメリカですごく流行っていた。当時にアメリカに留学していた人から聞いた。

ソローの影響はロシアのトルストイ、インドのガンジー、キング牧師の公民権運動にまで及んでいる。

ソローとカーライルは不勉強だ、、 勉強することがたくさんある、、

____________

神谷美恵子に「うつわの歌」ってのがあって こちら 、自分を「うつわ」にして風を通す、って表現が出てくる。

これって新井奥邃の「有神無我」の境地。自己を無にするから、神に近づく。自己を「器」「機能」「道具」にして大きな円を実現しようとする。

ちょっと(いや、だいぶ)情報量が多くて読みづらいと思いますが、私の脳内ではこの辺のconnecting the dots を試みています。。



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「形而上」の井上哲次郎

2024年09月23日 | 言葉
内村不敬事件(教育勅語に敬礼しなかった内村鑑三の事件)で内村を攻撃した、井上哲次郎。

明治を牽引した保守系哲学教授。

私がよく使う「形而上」って言葉は、井上哲次郎が発明した。


めちゃマイナーなトリビアですが備忘のため。。
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菅野覚明の武士道論

2024年09月23日 | 歴史
武士道といえば菅野覚明さん。昔彼の本を読んで、しっかりした論調に印象が残っている。

20年ぶりくらいに再び彼の本を手に取っている。

 ※ 18年前に『武士道の逆襲』を読んでました。私の記憶もあながち悪くない! 


 

やっぱりいい。気合いと根性の精神論的な薄っぺらいことは言わない。該博な知識をもとに、きっちり分析されている。

武士道を語らせたら、菅野さんの右に出る人はいないだろう。以下は葉隠の抜粋と解釈。

■ 分別があると、出遅れる。


■ 毎朝、懈怠なく、死んでおくべし。


■ 毎朝、毎夕、死に、死に、常住死身になる。

■ 自分の股を刀で貫く。これも必須の修行の一つだった。


■ 股抜きをしていない、傷のない股なんて、恥ずかしくて、人前で見せられなかった。


■ 理想の自分に近づける生き方が、「道」。

 理想に近づくのはインテグリティだから、「道」ってインテグリティなんですね。


■ 道に目覚めること、それが「覚悟」。


■ 『中庸』の有名な一節。

 誠は天の道。
 これを誠にするのが、人の道。


■ 木村重成って武士は、首を取られた時に備えて、香を、頭髪に染み込ませていた。

 死に首に香を炊け。


■ 会津藩って、儒教ではなく、神道なんですね。




 ※ 武士道の本って、新渡戸稲造『武士道』の解説本を除けば、10冊くらいしかないんですね。
 私もそのうち武士道について一冊くらい書くかな、、、
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戦中派は戦争を嬉々として見物していた

2024年09月23日 | メディア/SNS
『戦艦武蔵』『破獄』などで有名な吉村昭は、戦中派。昭和2年生まれ。戦争には行っていない。開成中学から高校に入学する間の、浪人生活と肺の闘病生活の中で、終戦を迎えた。

そんな吉村昭は、戦後に「戦時中は、戦争を嬉々として見物していた」と赤裸々な告白をしている。

80年経った今は、国民みんなが虐げられて、軍部に苦しめられて、、 みたいな被害者的国民を想像してしまうが、実情は違う。

国民の多くがイケイケドンドンだった。

歴史というのは、正確に記録して記憶することが案外難しい。マスメディアの安易な報道ばかりを信じていると、本当の姿を見失うこともある。




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常住死身

2024年09月23日 | 
常住坐臥とか、常在戦場とか言うけど、それよりすごいのが、常住死身。

毎朝、毎夕、死ぬ。武士は常に「死ぬシュミレーション」をしていた。

さすがに松岡正剛はわかっている。

常朝の多くの語りのなかで、「常住死身」(じょうじゅう・しにみ)という言葉ほど輝くものはない。

これはいざというときに死んでみせるという覚悟ではなくて、その前提にあるのは、いつだって死んでいる覚悟が必要だという意味である。

と『千夜千冊』で書いている。こちら

 
この松岡の葉隠の項で、やっぱり隆慶一郎が激賞されている。

葉隠を、武士道をほんとうに理解している人はとても少なく、隆慶一郎くらいだった、と。


 
この『死ぬことと見つけたり』で、常住死身が、見事に活写されています。

私が読んだのが19歳の大学一年の頃。大学野球部の友人に勧めたのを覚えている。

そこから30年。私ももっと成長しないと。
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葉隠の名文句 ウソを言え

2024年09月23日 | 古典・漢籍
論語と算盤セミナーをしている。論語って要するに武士道的修養と規律、みたいなところがある。

そこで武士道の本も、学生時代以来、久しぶりに見ている。

『葉隠』の原文って、ネットでテキストになって出ていないんですね。『論語』の全部を検索できるサイトもない。聖書よりも検索は不便ですね、、、

『葉隠』聞書八の14から、びっくりするような言葉を抜粋。

「博奕を打ち、虚言(うそ)を言え。
 一町の内に七度、虚言を言わなければ男は立たぬぞ。」
「左様の者ならでは用に立つ者出来ず。」





まともな人間では大きなことはできないから。




こちらの21−22頁。




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Don't harvest in haste.

2024年09月23日 | English/language
Don't harvest in haste. 
結果を急ぐな。
急いで結果を得ようとするな。
努力の成果を急ぐな。

harvest と haste が韻を踏んでいるような感じで似た音。だから、似たような言葉を絶対英語圏で使っているだろうと思ってググったけど、見当たらず。

harvest は、名詞の収穫ではなく、動詞の「刈り取る」。

ビジネス英語でも「(行為の)結果を得る」という文脈で結構使われる。

人間なので結果を得たい。
早く結果がほしい。
四半期開示で株主に示さないと。
定量的に上司に示して、認められないと、出世できない。

でも。

巻いてすぐ芽が出るような施策は、えてしてすぐ駄目になる。
近視眼的に結果を急いだら、いろんなところに軋轢を生じる。

Don’t harvest in haste.
結果を急ぐな。

努力の結果なんて、5年、10年、30年後に出るようなもの。
もしくは、50年後、100年後、死後かもしれない。

そんな気の遠くなる未来をにらみながら、それでも、焦らず、腐らず、諦めず。

努力ってそんなものじゃないか。

Don't harvest in haste. 

結果を急ぐな。

人間はタバコと同じ。

煙にならないと価値はわからない。

自戒を込めて。
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楠公と松陰の「七生」

2024年09月23日 | 歴史
吉田松陰の辞世は「身はたとひ武蔵の野辺に…」と知られている。

でも、本当に、人生の最期に書いたのは、上記ではなく、

 七たびも生きかへりつつ夷(えびす)をぞ
  攘(はら)はんこころ吾れ忘れめや

っていう、「七回生まれ変わっても攘夷をやって外国人を打ち払うぞ、絶対忘れないぞ」という、怨念めいたというか、執拗というか、エキセントリックな辞世だった。

■ 『留魂録』 冒頭の句(10月25日) 

 「身はたとひ武蔵の野辺に朽ぬとも留置かまし大和魂 

  十月念五日 二十一回猛士」


■ 最後の句(翌26日)

 「かきつけ終わりて後

 心なることの種々かき置きぬ思い残せることなかりけり
 呼び出しの声まつ外に今の世に待つべき事のなかりけるかな
 討たれたる吾れをあはれと見ん人は君を崇めて夷払へよ
 愚かなる吾れをも友とめづ人はわがとも友とめでよ人々
 七たびも生きかへりつつ夷をぞ攘はんこころ吾れ忘れめや
 
  十月二十六日黄昏書す      二十一回猛士」



以上のようなことなど、この熊本の多久善郎さんは、よく調べていらっしゃる。

松陰は、かつて、「七生説」ってのを書いて、

必ずや後の人をして亦余をして興起せしめ、七生に至りて、而る後、可と為さんのみ。噫(ああ)、是れ我れに在り

とまで言っている。

死後に後世の人々を興起(発奮)させて、ようやくオレは成仏できるんだ、それがオレだ

っていう気概ですね。 

戦中の「七生報国」ってのは、この辺の吉田松陰の精神を拠り所としています。ま、淵源は松陰ではなく、楠木正成の「七生滅賊」なんですけど。
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吉田松陰の士規七則

2024年09月23日 | 古典・漢籍
吉田松陰は、26歳の頃、野山の獄に繋がれて、従弟の玉木彦介のために、「士規七則」を遺した。

その原文は、ネットではほとんど見当たらない。私がちょっと加工してアップしますと:

一、凡そ生まれて人たらば、宜しく人の禽獣に異なる所以を知るべし。
 蓋し人には五倫あり、而して君臣父子を最も大なりと為す。故に人の人たる所以は忠孝を本と為す。

一、凡そ皇国に生まれては、宜しく吾が宇内に尊き所以を知るべし。
 蓋し皇朝は万葉一統にして邦国の士夫世々禄位を襲ぐ、人君は民を養い以て祖業を続ぎたまひ、臣民は君に忠にして以て父志を継ぐ。
 君臣一体、忠孝一致、唯だ吾が国のみ然りと為す。

一、士道は義より大なるは莫し、義は勇に因りて行われ、勇は義に因りて長ず。

一、士行は質実にして欺かざるを以て要となし、巧詐を以て過を文(かざ)るを恥と為す。公明正大、皆これより出ず。

一、人は古今に通ぜず、聖賢を師とせざれば則ち鄙夫なるのみ。書を読み友を尚ぶは君子の事なり。

一、徳を成し材を達するに、師恩友益は多きに居る。故に君子は交游を慎しむ。

一、死而後已(ししてのちやむ)の四字は、言簡にして義広し。堅忍果決にして確乎として抜くべからざるものは、是を舎(お)きて術すべなきなり。

右士規七則は、約して三端を為す。

曰く、

  • 志を立つるは万事の源為り、
  • 交を択びては以て仁義の行を輔く、
  • 書を読み以て聖賢の訓(おし)えを稽(かんが)ふ
と。

士、苟(まこと)にここに得る有らば、亦た以て成人と為す可べし。

____________

上記の中でも、

■ 義は勇に因りて行われ、勇は義に因りて長ず

■ 聖賢を師とせざれば則ち鄙夫なるのみ

 死而後已(ししてのちやむ)の四字は、言簡にして義広し
 
なんかは私好み。暗唱しよう。

しかし26歳でこういう言葉を書き残している、昔の武士の精神性の高さには舌を巻く。


 
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「義」という文字は「我を犠牲にする」という意味なのか

2024年09月23日 | 言葉
我に「羊」が乗っかっている、「義」という漢字は、我を神の前で(羊のように)生贄・犠牲にする、というニュアンスを持つ、と言われる。

ただ、ほんとうに字義的には、我を犠牲にする、というよりは、「神前で犠牲の羊をのこぎりで切る 」というだけであって、「我を犠牲に」というニュアンスはないようである。



とはいえ、言葉の意味も変化するようだから、まあ、俗説的には、「自分を犠牲にするのが義」と思い込むのも、子供だましのようですが、まあ許せなくもない。

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