問題
現在の日本の紙幣、5千円札に載っている人物は誰でしょう?
新渡戸稲造は一代前ですね。
答えは....
そう、樋口一葉です。
2004年から流通している紙幣です。
彼女は「たけくらべ」などの作品を残した女流作家ですね。
彼女は肺結核により、24歳で亡くなるという不幸な女性でもありました。
樋口一葉に決まったのは、女性から選ぼうという機運に押されたからだとも言われていますが、「お札に選ばれる人物」って果たしてどのように選ばれるのでしょうね?
気になりません?
もちろんどのように選ぶかを知ることは出来ませんが、
どのような人物が選ばれるのかを推測することは出来ます。
てなことで、今回はお札にふさわしい人の条件について考えてみましょう。
考えた条件はこちらです。
【1】故人であること
【2】肖像があること
【3】国民的な知名度があり、同時に支持を得ることが出来ること。
いっこずつ見ていきますね。
【1】故人であること
例えば今回の覚せい剤が発覚する前まで、のりぴーは誰もが知る国民的アイドルでした。
純粋無垢なイメージでしたね。
ところが人間分からないもので、覚せい剤に手を染めたが為に、今や完全にダークなイメージです。
このような現在生きている人間の場合は、不祥事が起こる可能性を秘めているために、お札の人物に適当な人選とはなりません。
よって、現状では羽生善治や黒柳徹子がお札の顔としては選べないことがわかります。
【2】肖像があること
肖像画が無ければ顔が分からないので、お札には出来ません。
よってこの時点で足利尊氏などは選べないことが分かります。
従来足利尊氏であるとされていた上記肖像画は、実は尊氏ではないらしいと近年言われてきているからです。
また、その肖像画や写真があまりのっぺりしたものでも偽造されやすいので、陰影のはっきりした、出来るだけ細やか描写のものがふさわしいと言えます。
【3】国民的な知名度があり、同時に支持を得ることが出来ること。
これが難関ですね。
例えば王貞治を考えてみましょう。
氏が死んだ後に、お札として選ばれる可能性はあるのでしょうか?
確かに氏は当時のホームラン記録を更新し、戦後の野球文化を支えたヒーローです。
ですが、適当とは言い難いのですね。
なぜかと言うと、野球選手の場合は所属球団の色が強いからなんです。
巨人の色が強い。
野球の場合は、所属球団のイメージが色濃いのです。
巨人ファンには良いですが、それ以外の人にとっては厳しいですね。
よって王氏はふさわしい選択とはなりません。
同じ国民栄誉賞受賞者でも、高橋尚子の場合は所属チームが関係無いので
王氏よりはふさわしいと言えるでしょう。
さて、以上のように条件を考えた上で、これから具体的に名前を挙げていきましょう。
候補として挙げられるのはどのような経歴の人物でしょうか?
・総理大臣経験者
・国民栄誉賞受賞者
・ノーベル賞受賞者
これくらいではないでしょうか。
ひとつずつ見てみましょう☆
まず総理大臣経験者で考えると誰がいるのでしょう。
「黒田清隆」「大隈重信」「桂太郎」「吉田茂」などかな。
では次に国民栄誉賞受賞者です。
「美空ひばり」「黒澤明」などが候補に挙がると思います。
登山家の「植村直己」は一般的な知名度がまだまだだと思うので厳しいでしょう。
ノーベル賞受賞者です。
日本人初の受賞者の「湯川秀樹」、文学賞受賞者「川端康成」あたりでしょうね。
さて、上記以外ではどうでしょう。
「坂本竜馬」「吉田松陰」「木戸孝允」「北里 柴三郎」「芥川 龍之介」「手塚治虫」「松下幸之助」「盛田昭夫」「司馬遼太郎」「阿久 悠」などが挙げられるでしょう。
はてさて、今回の記事でぼくが挙げた人物が、次の紙幣改定の時に選ばれるかどうか....
皆さん、注目ですよ☆
でも一体、何年先のことやら。