桜乃記-さくらのき-

九州に住む、しがない若手サラリーマンが書きつらねた現代の随筆。
日本名刺研究会(会員数2名)の代表でもあります。

いじめの解決法

2007-02-28 | 社会事象
昨年は、いじめによって多数の自殺者が出た年でした。

いじめの解決法ってあるのでしょうか。
女の子の場合は僕自身よく分からないので、男のいじめ解決法について共に考えてみましょう。

巷でよく言われるのが、少人数学級の実現、命の尊さ教育、相談所の充実などでしょう。
しかしどれも、いじめを周囲の第三者がどうにかしようという議論ばかりです。
これってよく考えるとおかしくないですか?

いじめられている本人がどうにかするのが一番効果的なのでは?

ではどうすれば良いのでしょう?



それは本人が強くなることです。
それが唯一、根本的な解決手段です。

空手や柔道の教室に週二回、三ヶ月くらい通えば、相手がどんなに強い子でも互角には闘えるでしょう。
半年も通えば、クラス一の剛の者になっているはずです。この段階では、むしろケンカを楽しめるくらいに強くなっています。

あのボクシングの辰吉でさえ、小さい頃はいじめられていたという。
たとえいじめられっこでも、努力次第で強くなれるのです。

ぼくの好きな言葉に、

「強くなければ生きられない。優しくなければ生きていく資格がない。」

というものがあります。

いじめられる側は、強さが欠けています。
そしていじめる側は優しさが欠けているんですね。

いじめる側は、確かに悪いです。
いじめられる側は悪くはない。しかし原因はいじめられる側にもあるのです。

いじめられっ子はその事実をしっかりと受け止めて、自力でなんとかするしかないのです。
弱い自分と決別するために、強くなるしかないのです。
強い生命力を得るしかないのです。


親に出来ることは、それを後押しすることです。

親が
「うちの子がいじめられている!」
と学校に怒鳴り込んだところで、何の根本的解決にもなりません。
単なる一時しのぎです。

また、「こうなったらいじめっ子のいない学校へ転校させよう!」
というのもうまくはいかないでしょう。
結局、いじめられる人間という者は、どこに行ってもいじめられる人間です。
よっていじめを逃れるため転校したとしても、結局そこでまたいじめられる羽目になります。

子供と一緒に格闘技を習いに行って、まず親ががんばる姿勢を見せるとか、それこそがあるべき姿だと思います。



いじめられっ子よ、強くなれ!


二部練

2007-02-16 | スポーツ
今日(正確には昨日)は、仕事が午前11時~の日だったので、朝から柔術ごっこしました!

朝起きて、7時半に家を出てバスに乗り込みます。眠い….(-_-)

道場はさすがに寒いです。
うーん、今日も三角締めがうまくかからないです… 見た目は合っているっぽいのだけど。
なぜかな~。
また今度柔術家を招いて教えてもらおう。

スパーリングの方は、負けが多かった。
すぐサイドポジションとられます。

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夜は空手へ

今日はローキックの練習でした。

黒帯の人のローキックを、ミット越しに受ける。
「イタ~!!(>_<)」
手加減して軽~~く蹴られてるのに、なんでこんなに足痛いんだろ!?
ミットも分厚いのに。
威力が半端じゃない。
黒帯恐るべしです。

片足を引きずりつつ帰宅。


結局、なんと今日は柔術と空手の二部練でした。
なんだか高校の部活みたいですね~(笑)

また少し、強くなりました☆


情報共有化の利点

2007-02-13 | ビジネス、経営
「仕事ではオーバーコミュニケーションはあり得ない」
これは今を時めく企業グーグルのCEO,エリック・シュミットの言葉です。


グーグルでは全世界にいる社員7000人が、社内のネット環境を通じて一人残らず情報をすべて共有しているそうです。
なので、進行中のプロジェクトなどが、プロジェクトに関わっていない社員でも一目一目瞭然で分かってしまうのです。
誰がプロジェクトに携わっているかも分かります。

完全なる情報の共有化です。
            
このように文庫「グーグルのすごい考え方」はグーグルに関してのいろいろな真実がのっています。


ところでその情報の完全なる共有化は、会社に何をもたらすのでしょうか。
私なりに考えてみました。

a.社内の様々な人の意見をもらうことが出来る
b.経営への参加意識が芽生える(皆が経営者目線になれる可能性を持つ)

もちろん上記のような利点もあればマイナス面もあるわけで、それは情報の流出です。

しかしグーグルは、情報流出のマイナス面をプラス面が凌駕すると判断したからこそ、全社員の情報完全共有化に踏み切ったわけです。

すばらしい判断です。


もちろん全社的な情報の共有化というのは、ふつうの企業ではすぐには難しいでしょう。
なぜならグーグルは社員のレベルが半端じゃなく高いからこそ、情報流出の危険性が普通の企業より低いと思われるからです。

しかしだからと言って、情報の共有化に尻込みするのはいただけません。
会社でもたとえば部門間の壁に阻まれて、情報の共有化をすべきところでも出来ていないところは多いのではないでしょうか。

顧客情報や、最重要機密以外は、なるべく共有化していくという方向は正しいような気がします。


あなたの会社ではどうでしょうか。

後工程はお客様

2007-02-09 | マナー、気遣い
僕はよく、日曜の夜にあるテレビ番組「行列のできる法律相談所」を見ます。
島田紳助のトークはとてもおもしろくて勉強になるからです。


その日は、ゲストに哀川翔が出ていました。

そしてたまたま家族の話になったとき
「トイレットペーパーが無くなったまま、補充せずに出てきたら半殺し」
というようなことを言っていました。

それを聞いた島田紳助も
「うちもそうや!」
と意気投合。


家庭版「後工程はお客様」やな~。
単純なことですが、ぼくは素直に感心しました。

「後工程はお客様」とはどういう意味でしょうか。
仕事で、自分の後の工程に携わる人の事をお客様だと思うくらいに考えて、引き渡しなさいというトヨタの言葉です。


哀川家のように、日常生活にもそれが自然と出来ればよいですね。

社長の重要性

2007-02-06 | ビジネス、経営
会社は社長次第で変わります。

①「一頭のライオンに率いられた百頭の羊の群れは、
   一頭の羊に率いられた百頭 の ライオンの群れに勝る」

②「戦略の失敗は、戦術では取り返せない」

①②の各言葉からも社長の重要性が認識出来ようというものです。



しかし②の「戦略の失敗は、戦術では取り返せない」という言葉については少しわかりにくいと思うので説明を試みてみましょう。

例えば、大学祭で食べ物屋さんを出店するとします。

季節は秋。気温も中途半端で、暖かい豚汁を出すか、冷たいアイスを出そうか迷います。
この部分が「戦略」です。

次に、仮にアイスを出すことに決定したとします。
チョコ味にしようか、イチゴ味にしようか迷います。
この部分が「戦術」なのです。

つまり大局的な視野に立って計画したものが「戦略」。細かい部分での計画が「戦術」ということです。

そして出品するものは結局アイス。そして味はその年大ブームのいちご味にしました。
しかしなんということでしょう!
学園祭期間中は寒空に覆われて、気温は下がってしまいました。

この場合、いくらアイスのイチゴ味がおいしいものであっても、売れるわけはありません。


すなわちこれが、「戦略の失敗は、戦術では取り返せない」ということなのです。

もしこれが豚汁だったら(=正しい戦略を選んでいたら)、味は今いちだったとしても(=戦術を誤っていたとしても)かなりの売り上げは見込めたでしょう。

この例をみても、戦略のミスは致命傷になるということが分かると思います。

会社において、この重要な戦略を司るのは言うまでもなく社長を始めとする役員です。
そして戦術を決めるのは従業員ということになります。


社長がいかに重要な役割を担っているか、分かろうというものですね。


スポーツの効用

2007-02-04 | スポーツ
サッカー、テニス、フィギュアスケート、セパタクロー、スキーなどなど、世の中には様々なスポーツがあります。

今回は「どんなスポーツを趣味にするのが得なのだろうか」という、やや打算的な考えで各スポーツを観ていこうと思います。
「対費用効果」ならね、「対プレイ効果」とでも言いましょうか。

僕はスポーツの効用として大きく三つ、
① 身体能力の維持、向上 
② コミュニケーションの広がり 
③ 精神性の向上
が挙げられるのではないかと思います。

ちなみに③の精神性の向上とは、「集中力や礼節が身に付くか」という項目です。
うまく言えないのですが、人間性に関する項目とでも言いましょうか。
弓道や剣道などを始めとする武道で、主に期待できる要素でしょう。

まあとにかく、この3つの観点から、いくつかのスポーツを見ていこうと思います。


「ゴルフ」
これは②コミュニケーションの広がりに抜群に良いです。
用具等金銭的には高くつきますが、年配の方でゴルフをやる方は多いですし、会社内、会社外双方の、人脈作りにも役立ちます。健康にもよく、紳士のスポーツなので、礼節も身に付きそうです。


「野球」
これも競技人口が非常に多く、コミュニケーションの広がりが非常に良いです。
①②③の各項目がバランスよく整っており、趣味としてもっとも効率のいいスポーツではないでしょうか。

「空手」
これは①と③の二項目が高い次元で満たされています。
ただ②のコミュニケーションの広がりという点では、競技人口もそこまで多くないために弱いかも知れません。


上記のスポーツに比べ、反対にやや効率が悪いのが、「卓球」のような気がします。
運動量が少ないために①の身体能力の維持向上が望めません。
コミュニケーションの広がりに関しても、僕は卓球が趣味という人に出会った事がありません。
よって、この②の項目も弱いと言えるでしょう。

ただ、接触プレーもなく安全なために、けがをほとんどしないという点や、比較的年配の方でも楽しめるというのは、非常に良い点でしょう。



いろいろ見てきましたが、あなたの好きなスポーツはどうでしょうか?

信長って

2007-02-01 | 生き方
血で血を洗う戦国の世を駆け抜けた織田信長。

1582年本能寺で倒れるまでに、信長は日本の半分を手中に収めていました。
数多くの大名が勢力拡大を目指す中、なぜ彼だけが天下統一あと一歩というところまで迫ることが出来たのでしょうか。


そもそも信長の奇想天外な発想と行動力には、今更ながら驚くばかりです。

桶狭間の奇襲、長篠の戦いにおける鉄砲三段構え、鉄甲船の建造、豪華絢爛な安土城築城、楽市楽座の実施、関所の廃止、比叡山延暦寺焼き討ち等々、数え上げればきりがありません。

もちろん上記のような才覚があったからこそ、天下取りに近いところまでこぎ着けたのは事実。
だけど僕は、それだけではないような気がするのです。


桶狭間の戦いから7年後の1567年、信長は美濃の斉藤氏を滅ぼし、尾張、美濃二カ国の大名となります。
ちなみに尾張とは今の愛知県西部、美濃とは岐阜県の中部及び南部です。

このころから信長は、「武家の政権を以て天下を支配する」という意味の「天下布武」の朱印を用いています。
つまり天下取りの野望を、おおっぴらに宣言したとも言えるのです。

僕はここだと思うんですよね。
つまり信長は、天下を目指したからこそ、統一まであと一歩と迫ったのではないかと。

戦国武将は数え切れないほどいました。
しかし天下を望んだ大名がどれほどいたでしょうか。

上杉謙信は義に生きるのみでした。
北条氏は関東の制圧に時を費やし、京を向いてはいません。
朝倉義景は後の15代将軍足利義昭を擁しながらも、上洛を拒否。
毛利元就は「天下を望むな」との守成の遺言を残したと言われています。

と考えると、真剣に天下を望んだのは武田信玄を始めとして、ほんのわずかな大名しかいなかったと思うんですよね。


「自分の描いた夢以上に人が成長することはほとんどない。」
信長は、そんな事実を私たちに再確認させてくれたような気がします。