今にして思えば今年は寅年でした。しかし、相変わらず続くコロナ渦に加え、世界情勢の緊迫などで、そんなことはすっかり忘れ去られています。
なぜ私が寅年ということをはっきり覚えているかと言えば、1985年の阪神優勝の翌年が寅年だったこと、あとは松田聖子が寅年で娘の沙也加さんも寅年に生まれたのを覚えているからだと思います。そこで現在、活動休止中の聖子さんの曲を1980年代中心に思いつくままに。
まず、18才のアイドルを松田聖子にしたのは、やはり青い珊瑚礁だと思います。この曲で一気にスーパーアイドルにかけ上がった印象です。聖子さんの曲には松本隆さんの好みなのか、色や季節がタイトルに使われます。このあたりは、同時代のもう一人の歌姫である中森明菜とは対照的でした。対照的であるからこそ、二人の歌姫が同時に並べ立てたのでしょう。
今の季節にピッタリなのが制服。赤いスイートピーという彼女の代表曲のB面だったため、目立ちませんが、名曲です。
インパクトがあったのは渚のバルコニー。「右手に缶コーラ 左手には白いサンダル」の入りで掴んでます。3才ぐらいの女の子が「渚のバルコニーでまってて」と歌っていたのを懐かしく思い出します。
もう少ししたらチェリーブラッサムも満開になりますね。夏の曲で個人的に好きなのは小麦色のマーメイド。夏の気だるさも含まれていて心地いいです。秋は風立ちぬ。当時の自分がタイトルの意味を正確に出来ていたかは大いに疑問ですが、そんなことはどうてもよかった。
数ある松田聖子の名曲の中で個人的に常に上位に入るのはガラスの林檎。カップリングのSweet memoriesが評判で、やや影の薄い印象かも知れませんが、上質なバラードです。
シングル以外でもOnly my love 、真冬の恋人たちなど沢山あるのですがきりがないので止めておきます。
あと聖子さんの曲ではないのですが、君だけのバラードという曲をカバーしているのですが、圧巻の歌唱力です。これは私の推測ですが、ザ・ベストテンのスタッフでもあった秋元康は数多く聖子さんと仕事をするなかで、もう松田聖子は現れないことを悟ったのではないでしょうか。秋元さんはその後、おニャン子クラブ、AKB48など数々の大人数のアイドルグループを世に送り出しました。ソロのアイドルを育てることはあきらめ、人数で勝負する事を決断させたのが聖子さんだったのかなと思います。
最後にいま必要とされている曲として瑠璃色の地球を挙げておきます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます