ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

過去の日記 カンノという名の僥倖

2006-05-03 22:27:40 | Weblog
「女優とは作られるものでなく、生まれるものである」。こんな格言があるのかは知りませんが、僕がそういった考え方に傾いたのはドラマ「イグアナの娘」の菅野美穂の演技を見てからです。

「イグアナの娘」以前の菅野さんを僕はほとんど知りませんでした。せいぜい顔と名前が一致するといったところ。それがかえってよかったのかもしれません。

当時は中山美穂さんの全盛期で、同じ名前でつぶれてしまわないかなと思っていました。それは百恵や聖子という名でデビューするということと同じ意味で。しかし数ヵ月後には、自分の中では美穂といえば菅野になっていました。

「イグアナの娘」での菅野さんの演技は素晴らしかった。上手いとか下手とか、そういったものを超越した輝きがありました。

あの頃の眩しさそのままにカンノは大人の女優になった。


      11月3日 「新風舎 クリエーターズワールド」から


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