幸せの深呼吸

幸せは自分の中にある。
幸せは自分が決める。

本当は恐ろしい、ビタミンB12欠乏が引き起こす意外な不調と病気

2020-09-03 | 医療、健康

https://news.yahoo.co.jp/articles/74f1e6da47472ec08b17c9d7976d6277aadca3df

神戸学院大学栄養学部田中清教授によると、「ビタミンB12」の不足により、さまざまな体の不調や病気が引き起こされるという。しかし、日本では「ビタミンB12」不足に関する研究がほとんど行われておらず、体調不良に関する影響もあまり知られていない。そこで、「ビタミンB12」の役割とその重要性について解説する。


■「ビタミンB12」の欠乏により、動脈硬化や筋力低下の原因に

 ビタミンは人が生きるうえで重要な栄養素だが、体内で合成することができない。ビタミンは13種類あり、なかでも「ビタミンB12」は血液成分の一つである赤血球の形成や成熟、および細胞の遺伝情報であるDNAの合成に必要な成分だ。また、神経の機能を正常に保つことにも関係している。

 「ビタミンB12」が不足すると、疲労や便秘、食欲不振のほか貧血の症状が現れることも。さらに、手足のしびれや痛みといった神経系の不調を招くこともあるという。

 また、「ビタミンB12」は胃で産生される因子と結合しなければ体内に吸収できないが、この因子は食物中のたんぱく質が胃酸によって分解されてはじめて産生されることから、「ビタミンB12」の吸収に、胃酸が重要な働きをすることがわかっている。

 しかし、50代を過ぎると胃酸の分泌量が減少する人が多く、「ビタミンB12」の体内へ吸収率が低下して「ビタミンB12」不足になりやすい。すると、血中のアミノ酸の一種「ホモシステイン」が増加。血中のホモシステインが増えると、血管内皮障害や血小板の凝集を引き起こして動脈硬化を発症することが最近の研究で明らかになり、注目されている。※1※2

 日本人の男女3万9232人(40~79歳)を対象に1988~1999年までの約10年間、行った調査によると、血中のホモシステイン濃度が上昇する中高齢者の「高ホモシステイン血症」が、動脈硬化による
脳卒中や心血管疾患のリスクとなることが明らかになった。※3

 また、アメリカや中国で行われた調査では、血中のホモシステイン値が高い人は、筋力の低下や骨粗しょう症による骨折、アルツハイマー病のリスクが高まることが判明している。※4※5※6※7

■食事とサプリで、ビタミンB12をしっかり補給

 以上のように、「ビタミンB12」が不足すると、さまざまな不調や病気の原因となるとわかってきた。そのため「ビタミンB12」の不足にならないよう、食品やサプリメントを摂取し、補うことが必要だ。実際に「ビタミンB12」を摂取することで、血中のホモシステインが減少することがわかっている。※8※9

 体の不調や病気を防ぐためにも、30~40代の比較的早い年齢から、普段の食事で積極的に「ビタミンB12」をとるよう意識することが大切だ。「ビタミンB12」は、アサリやシジミといった貝類のほか、牛や鶏のレバーなどに多く含まれる(図表2)。

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ジャンクフードは老化早める可能性 染色体のテロメアに差

2020-09-03 | 食品の安全、料理

https://news.yahoo.co.jp/articles/d6321cd05731c4981b481c46da1db795f6414164

工業的に加工されたジャンクフードをたくさん食べる人は、老化に関連する染色体上の遺伝子マーカーが変化する可能性が高いとする研究結果が1日、オンラインで行われた欧州・国際肥満学会議(ECO-ICO)で発表された。

【写真】「マクドナルドは絶対腐らない」、10年前購入のハンバーガーをライブ配信

 いわゆる「超加工食品」を1日に3品以上食べる人は、そうした食品をめったに食べない人に比べて、染色体の末端部位にありDNAとタンパク質から成る「テロメア」が短くなる確率が2倍になるという。

 テロメアの短さは細胞レベルでの生物学的老化の指標であり、今回の研究では食事が細胞の老化を早める要因であることが示唆された。ただし、加工度が高い食品の摂取とテロメアの短縮の相関関係は強いが、因果関係についてはいまだ推測の域を出ないと論文の著者らは警告している。

 人間の体細胞には、遺伝情報を含む23対の染色体が存在する。テロメアには遺伝情報はないが、染色体の安定性と完全性を維持するために不可欠で、ひいては体内の全細胞の機能がテロメアにかかっている。私たちが年を取るにつれ、テロメアは自然に短くなる。このテロメアの短縮は長年、生物学的年齢の指標とみなされてきた。

 スペイン・ナバラ大学(University of Navarra)のマリア・ベスラストロヨ(Maria Bes-Rastrollo)、
アメリア・マルティ(Amelia Marti)両教授が率いるチームは、加工度の高いジャンクフードの定期的な摂取とテロメアの短縮の間に疑われる関連性について調査を進めた。

 研究チームは2008年に55歳以上でDNAサンプルを提供し、その後2年ごとに食生活に関する詳細なデータも提供した886人について調べた。この男性645人、女性241人を超加工食品の消費量に応じて、4グループに均等に分けた。

 このうち超加工食品の摂取が多いグループは、家族歴に心血管疾患、
糖尿病、血中脂肪異常がみられる可能性がより高かった。一方、超加工食品の摂取が少ないグループは、繊維、オリーブオイル、果物、野菜やナッツ類の摂取が多い地中海食と関連付けられた。

 さらに超加工食品の摂取が最も少ないグループに対し、他の3グループが短いテロメアを持っている確率は、超加工食品の摂取量が多くなるにつれて29%、40%、82%と増えていった。

 研究結果は今年、米臨床栄養学会誌「アメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリション(American Journal of Clinical nutrition)」に掲載された

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ツイートから9月3日の2 COVID19 長期症状継続の考えられる理由 他

2020-09-03 | 医療、健康

気温が下がる秋にかけ、ウイルスは、屋外表面に長く存在する可能性。
気温と湿度が低ければ、夏場では1~3日以上の生存期間であったものが、最長一週間滞留する可能性がある。
Virus may linger on outdoor surfaces for longer in autumn, US study finds


明日死ぬと思って生きなさい。
永遠に生きると思って学びなさい。ガンジー


#LongCovid
#微熱組
Long Haulersの置かれた状況は厳しい。
国による違いはあるが、多くの人が医学的な支援を得られずにいる。
仕事を続けることができず解雇されることもあり、また、医師にかかっても、誤診されたり、精神的な問題と一蹴されたりもしている


【#COVID19 長期症状継続の考えられる理由】①~③
①#SARSCoV2 の複製が継続している、または、再活性化している。
②#COVID19 により体内で進行する炎症反応の結果生じた異常な免疫反応の結果ーこれは体内から #SARSCoV2 がなくなっても継続する。
③#SARSCoV2 によって体内に引き起こされた損傷が激しく、多臓器に広範囲に渡っているため回復に時間がかかる。
#LongCovid 
#微熱組

COVID19 のLong Haulers(長期症状継続者)が
放置されたままでいると、
慢性的な病気につながり、
不可逆的な損傷を生じる可能性もある。


COVID19 Long Haulers(長期症状継続者)に対する
医学的、科学的知識なしには、
医療従事者は治療の方法がわからない。

身近な人々からの圧力もある。
友人たちは感染を怖れて距離を置いたり、
いつまでも回復しない状況に同情し続けることに疲れたり、
雇用者は長引く休職に忍耐できなくなったりもしている。


Long Haulersたちは独自に動きだし、
オンラインのサポートグループを組織し始めている。
米国で立ち上げられた、#COVID19 サポートグループは
メンバーから症状に関するデータを集め、
それらを医療関係者に提供するという活動を開始している。

LongHaulers の出現が、疑いのある人は全て検査をしなければならないというその重要性を再確認させてくれている。
全ての人を検査することで、長期的な合併症を発症する人と炎症性の症状を発症する人とを明確に区別し、より的確な治療を施すことができるようになる。


COVID19 はインフルエンザと比較できるようなものではない。
ワクチン開発を待つ間、ウイルスをできるだけ抑制し、
排除することに焦点を当てる必要がある。
Debby Bogaert
エジンバラ大学小児感染症教授


COVID19 長期症状継続者は、疲労、頭痛、咳、息切れ、胸痛、心拍数の増加、胃腸および神経症状などの症状を、
最初に症状が出てから数週間または数か月も経験し続ける。
大抵の場合、これらの症状は繰り返し現れたり消えたりする。
#LongCovid


【今日は満月 #ハーベストムーン 】
今日9月2日(水)は満月です。今夜は東日本などの各地で月が見られています。
アメリカ先住民は9月の満月のことをハーベストムーンと呼び、農作物の収穫の時期の名月として親しまれていたようです。https://weathernews.jp/s/topics/202009/020265/…


ついにペルーが人口あたり死亡数でベルギーを抜いて世界2位に。(一位は人口34000人のサンマリノ) https://worldometers.info/coronavirus/

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ツイートから9月3日の1 日本企業が新しいタイプの高性能医療用マスク開発&70歳以上の致死率、5月と8月で25.5%から8.1%へ大幅に減少 他

2020-09-03 | 医療、健康

本日の全国の感染数・推移
大阪96人、神奈川76人、福岡49人、埼玉31人
その他、愛知28人、千葉24人、京都19人、石川13人、沖縄14人、兵庫11人
9月2日 新たに確認された感染者数(NHKまとめ)https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data/…


専門家会合で「死亡率は減少している」という解析結果
年齢別に必要な調整を加えた「調整致命率」が報告されたと。
5月末までの1か月の死亡率と先月1か月の死亡率を比較。
70歳以上で検討すると、25.5%から8.1%と大幅に減少していたと。


コロナ専門家会合「感染者 緩やかな減少傾向続くも警戒必要」https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200902/k10012597311000.html


1) 再感染例についてのP. Saxの見解
2) レムデシビルは標準治療よりも予後を改善するが、大きな効果ではない
3) 日本企業が新しいタイプの高性能医療用マスク開発へ
4) 専門家会合:70歳以上の致死率は、5月と8月で25.5%から8.1%へ大幅に減少
5) 横浜市立大学などの研究グループが中和抗体の持続期間に関する大規模調査を開始
6) 日本以外:アップル社がiphoneの最新OSに感染者との接触歴が確認できる機能を追加
7) 京都産業大学が学内にPCR検査センターを設置
8) 日本:ワクチン接種希望者は無料の方向で検討
9) ワクチンの優先順位に関する米国専門家委員会の提言
10) オーストラリアが30年ぶりに景気後退


レムデシビル5日間は有意な効果を認めたが、その差の臨床的意義には疑問があるー
(Spinner CD et. al, JAMA. 2020 Aug 21)


「28年間続いた記録的な経済成長は、100年に1度のパンデミックによって正式に終わった。
この先の道は長く、厳しいものになるだろう」
(オーストラリア フライデンバーグ財務相)


再感染例についてのP. Saxの見解
→すでに論文化されている初症例、プレプリントが出ている米国の2例目を取り上げて考察しています。
米国からの2例目の再感染は初感染よりも重篤化しているようです。
P. Saxが可能性として述べているように、再感染時の大量のウイルス曝露が関連しているのか?
変異ウイルスの再感染により結合親和性が低下した抗体によるADE現象の可能性も否定できないように思います。
Cases of SARS-CoV-2 Reinfection Highlight the Limitations — and the Mysteries — of Our Immune System

Cases of SARS-CoV-2 Reinfection Highlight the Limitations - and the Mysteries - of our Immune...
In case you didn’t notice, or perhaps were “off the grid” taking some well-earned time away from COVID-19 news, this past week we heard about several cases of SARS-CoV-2 reinfection. We’ll come back...


・COVID-19の再感染について述べる前に確認しておくべき事がある。
感染症や免疫については分かっていない事が沢山あるのだ。例えば・・
1) 子供が風邪をひいたとき、なぜ片方の親は毎回その風邪をひき、もう片方は風邪をひかないのか?
2) メキシコシティのおいしいstreet foodを楽しめる人がいる一方で、どうして一部では激しい下痢をするのか?
3) 連鎖球菌性咽頭炎に何度もかかる人もいれば、生涯罹患しない人もいるのは何故か?
4) EBV感染は成人までにほぼ100%感染し、しかも無症状なのに、なぜ一部の少数例では伝染性単核球症を発症して何週間も寝込む事になるのか?
5) 少ない回数の曝露でHIVに感染した米国都市部のゲイ男性がいる一方で、明らかなHIV感染者との多数の性交渉にも関わらず感染しない人がいるのは何故か?
1980年代初頭の一部のアフリカの売春婦は、どうやってHIV感染から逃れることができたのか?
6) 何故1シーズンに2回インフルエンザに罹患する人がいるのか?水痘や、稀だが麻疹に2回罹患する人がいるのは何故か?

(* EBV感染 https://allabout.co.jp/gm/gc/389357/ )

1) 再感染はどれくらいの頻度で起こり、何故起こるのか?
 頻度は低いかもしれないが、再感染が起こりうると結論せざるを得ない。
2) 再感染で重症度はどうなるのか?
 ネバダ州の症例では自分は免疫を持っていると信じ、感染対策を取らなかったために大量のウイルスに曝露したのかもしれない

再感染事例はワクチン接種を定期的に繰り返す必要があるかもしれない事を示唆している。


日本企業が新しいタイプの高性能医療用マスク開発へ
→本体は樹脂製で再利用し、フィルター部分だけを交換する仕組み。
来年には大量生産に乗り出すと。
高性能の医療用マスク 国の研究機関などが開発 大量生産へhttps://www3.nhk.or.jp/news/html/20200902/k10012595671000.html…


レムデシビルは標準治療よりも予後を改善するが、大きな効果ではない
→肺炎あり、入院例を対象とした検討です。
酸素不要の中等症がほとんどで、期待される効果としては重症化阻止だったのかと。
ただし、治療開始時期が発症から中央値8日目であり、抗ウイルス薬投与の時期としては遅すぎる気がします。
いずれにしても、COVID-19は病期により必要な治療戦略が異なっており、抗ウイルス薬単剤では大きな効果は望めないという事かと。


横浜市立大学などの研究グループが中和抗体の持続期間に関する大規模調査を開始。
4月から5月にかけて感染した20歳以上を対象に検討するようです。
免疫応答は人種差も予想されるので、日本人での結果を出す意義は高いと思います。https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200902/k10012597061000.html


アップル社がiphoneの最新OSに感染者との接触歴が確認できる機能を追加したと。
どういう仕組みで機能するのかさっぱりです。
日本では使えないらしいです。
iPhone 最新OS コロナ接触機能追加 日本では利用できずhttps://www3.nhk.or.jp/news/html/20200902/k10012597021000.html


京都産業大学が学内にPCR検査センターを設置
学生、教職員の無症状者を対象に唾液検体のPCRを実施するようです。
まずは1日40件を想定。
同じ流れが他大学、施設、企業にも波及する可能性はあるかもしれません。
京都産業大学が学内にPCR検査センター 島津製作所と連携


知事が和歌山は軽症でも入院を原則にと。
急変する症例があるのは事実であり、余裕がある自治体は入院対応というのは理にかなっていると個人的には思います。
「和歌山は無症状、軽症でも入院継続」 知事、政府方針批判し独自対応強調


ワクチン接種希望者は無料の方向で検討しているようです。
2009年の新型インフルエンザの時には、1回で3600円、2回接種で6150円の自己負担だったと。
コロナワクチン、希望者全員無料に 政府検討


ワクチンの優先順位に関する米国専門家委員会の提言
医療従事者、救急隊員、ハイリスク患者を第一段階に。
小児よりも高齢者を優先する流れで、日本とほぼ同じかと。
米専門家委、4段階のコロナワクチン配分提言 医療従事者最優先にhttps://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/reuters-20200902034.html

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北里大学の専門家が検証!新型コロナ「本当に有効な市販商品」とは

2020-09-03 | 医療、健康

https://news.yahoo.co.jp/articles/a55718ab334b37be527554c52acb6112b36b263d?page=3 略

次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの検証結果は?

ちょっと前に話題になった次亜塩素酸水だが、検証結果はどうなったのだろうか?

「次亜塩素酸水に関しては、6月末にNITEが、評価を発表しています。そこには、35ppm以上の濃度であれば、新型コロナウイルスをある程度不活化すると発表しています。ただ、そこには、表面に付着している汚れ(有機物、手垢、油脂など)を除去してから使うこと、対象物に対して十分な量を使うこと、が条件としてあげています。

私たちの研究室では、このような消毒剤は、使用しません。感染者から飛んでくる飛沫に含まれるウイルス濃度よりもさらに高い濃度のウイルスを扱いますから、安全性を考慮すると恐ろしくて使えないのです。高濃度のウイルスでも安全、かつ完全に消毒可能な雑貨品やエタノールがあるので、こちらを使っています」(片山氏)


そして、もうひとつ、ドアノブやテーブルなどの拭き取りで使用される「次亜塩素酸ナトリウム」にも、新たな情報があると片山氏は言う。今まで
厚労省などの情報では、次亜塩素酸ナトリウムは、嘔吐物やふん便の処理の場合/使用濃度0.1%(ペットボトル500mlの水に、ペットボトルのキャップ2杯分)、ドアノブ、テーブルなどの消毒の場合/使用濃度0.05%(ペットボトル500mlの水に対してペットボトルのキャップ1杯分)が推奨されてきた。が、それだとちょっと効果が弱いことがわかってきたのだという。

「もともと前に出していた目安は、ノロウイルスで使われた数値でした。新型コロナウイルスは、ノロウイルスよりも塩素系の消毒に強いという特性が徐々にわかってきて、WHO(国際保健機構)やCDC(アメリカ疾病予防管理センター)では、もう少し高い濃度にしようという動きが出てきています。

私たちの検証では、500mlのペットボトルに水を入れ、ペットボトルのキャップ3杯分を加えた濃度、約1500ppm(0.15%)の濃度がないと実際に皆さんが遭遇する可能性のある最高濃度の汚染が起きた場合、新型コロナウイルスを完全に不活性化できないと考えています。

ただ、この濃度だと、手で触るとヌルつきがあり、匂いや刺激臭もします。手指など人体には刺激が強いので使用できない濃度になります。また濃度で使う場合は、拭き取った後に、ちゃんと清拭しないと、機材損傷(テーブルの変色など)の可能性もあります。このあたりは今後、NITEなど含めさまざまな機関が検証を行っていくと思うので注目してほしいと思います」(片山氏)

資料提供:北里大学大村智記念研究所 ウイルス感染制御学研究室1『新型コロナウイルスに対する消毒薬の効果を検証 日常生活におけるSARS-CoV-2 感染予防に有用な製品を評価』https://news.yahoo.co.jp/articles/a55718ab334b37be527554c52acb6112b36b263d/images/003

意外と効く成分、「塩化ベンザルコニウム」今回の検証で、不活性化効果が高かった成分に、「塩化ベンザルコニウム」がある。消毒剤としては、以前からある成分で、消毒剤の成分表示などを見ると、配合されているものが多い。アルコール消毒液の成分表示にも、エタノールの次に、この塩化ベンザルコニウムが書かれているものをよくみかける。

「ほかにも効く成分はありますが、塩化ベンザルコニウムは0.1%、0.05%が1分間で不活性化しました。かなり高い効果があると思います。これは覚えておいてもいい成分だと思います。ほかに、アルキルアミンオキシドという成分も不活性化効果が高い成分でした」(片山氏)


ただ、どれも化学薬品なので自身での調合等は扱うのが難しいのでお勧めしない。あくまでも製品購入の際の目安にしてもらえればと思うのだ。

今回の詳しい資料はこちらにも掲載されている。
新型コロナウイルスに対する消毒薬の効果を検証 日常生活におけるSARS-CoV-2 感染予防に有用な製品を評価https://www.kitasato.ac.jp/jp/news/20200901-01.html

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新型コロナの重症患者は抗体が作られにくい

2020-09-03 | 医療、健康

https://news.yahoo.co.jp/articles/5029cfce3645151521eb59e0d6e9e5c7e33f6698

 東京大学などの研究グループは、新型コロナウイルスに感染し重症化した患者は、中等症の患者に比べ抗体が作られにくいとする研究結果を発表しました。

 東京大学や
慶応大学、大阪大学など児玉龍彦名誉教授らの研究グループは、新型コロナウイルス患者の抗体1万5000件以上を精密測定し、一部は150日間、観察しました。

 その結果、軽症から中等症にかけて抗体が作られる量が増えたものの、人工呼吸器や人工心肺装置=ECMO(エクモ)を使うレベルまで重症化すると、抗体の量が少なくなったということです。研究グループは、重症の場合、免疫システムの暴走である「サイトカインストーム」などにより、免疫反応が抑制された結果ではないかとしています。また、一部の抗原に対する抗体が、およそ150日にわたり出ていることもわかり、有効なワクチン開発の道筋が見えたことになります。

 一方で、抗体がどの程度の量や持続性があれば感染しないかについては、まだわかっておらず、児玉名誉教授は今後も研究を続けていくとしています

コメントから

苦しい思いしたほど報われる感染症ではないということがわかった。
死ぬ手前程度で自力で治ると抗体が長く持つが150日だそうだし、リハビリで終わる期間だと思う。

一度コロナになったから安心ということはなく、数ヶ月後には違う型感染している。

コロナ後の脱毛症のニュースもあったが、毛が半年くらい運が悪いと半分なくなるみたい

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わかり始めた「命を救える」新型コロナの治療法

2020-09-03 | 医療、健康

https://news.yahoo.co.jp/articles/8ec02366ab5c5bc9f3605aaf81de0e579c04927f

「ファウチ氏の言葉を借りれば、これらの治療法はどれも状況を一変させる『ゲームチェンジャー』ではありません」。米国立アレルギー感染症研究所所長のアンソニー・ファウチ氏の言葉を引用して、ビムラージ氏はそう述べる。「それでも、有望な兆候はたしかにあるのです」

ステロイド剤デキサメタゾン

 COVID-19の治療法の有効性を検証する数多くの試みの中でも、早いうちから成果を上げているのが、英オックスフォード大学を拠点に進められている「COVID-19治療無作為化評価(通称RECOVERY)」試験だ。

 現在、試験の対象となっている薬の一つに、ステロイド剤のデキサメタゾンがある。COVID-19は過剰な免疫反応を引き起こすことがあるが、他のステロイド剤同様、デキサメタゾンにはそうした反応を鈍らせたり、緩和したりする効果がある。

 6月16日に、研究チームはデキサメタゾンに関する初期の結果を発表した。それによると、酸素吸入や人工呼吸器を必要とするCOVID-19患者において、デキサメタゾンは標準治療のみの場合と比較して、死亡する割合を3分の1ほど減少させた。酸素吸入を必要としない軽症の患者に対しては、デキサメタゾンの有効性は認められず、逆に症状を悪化させることもあるというが、最も重篤な症例においては、デキサメタゾンは生命線となる可能性がある。

 この研究は、7月17日付けで学術誌「New England Journal of Medicine」に正式に掲載されている。

 ビムラージ氏は、RECOVERY試験に関わる人々の熱意と、彼らがメディア発表を行い、その結果についても後日くわしく報告している点を評価している。たとえ有望な治療法についてのメディア発表が行われても、その後、続報がないまま何カ月もたってしまうケースもあるからだ。

 ほかの試験が行き詰まる中、RECOVERYはどうして明確な成果を得られたのだろうか。オックスフォード大の心臓病専門医で、RECOVERY試験の共同研究主任であるマーティン・ランドレー氏は、開始の手続きを簡単にした点を挙げる。

 臨床試験を始めるにあたっては通常、長くて複雑な同意書に署名してもらう必要があり、患者一人から回収するデータも非常に多い。RECOVERY試験の場合、これとは対照的に、できるだけ多くの患者を集めるために、実用的かつ簡素に設計されている。

 この点は臨床試験にとって非常に重要だ。なぜなら、サンプル数が多いほど、検証可能な兆候を確認できる可能性が高くなるからだ。英国の国民保健サービス(NHS)と提携することにより、RECOVERY試験はこれまでに約1万5000人の患者の採用に成功しており、これは試験開始以来、英国で入院したCOVID-19患者の6人に1人に相当する。

 6月25日、米感染症学会は、デキサメタゾンを条件付きで推奨するよう治療ガイドラインを更新し、米国立衛生研究所も独自のガイドラインについて同様の変更を行った。厳密には米国食品医薬品局(FDA)が承認する治療薬ではないものの、デキサメタゾンは、COVID-19の生存率を高めることが示された最初の治療薬となった。

 RECOVERY試験の目的は、有望な治療法の効果を立証するだけでなく、ある方法の有効性が疑われた場合、それを確認することにもある。RECOVERYの研究者らは、ドナルド・トランプ米大統領やブラジルのジャイル・ボルソナロ大統領らが支持していた抗マラリア薬ヒドロキシクロロキンについて、4716人を対象とした試験の結果を発表している。

 7月15日に査読なしで発表されたその報告書によると、ヒドロキシクロロキンはCOVID-19の治療において明確な臨床的有益性を示さなかった。これについては、ほかの一連の研究においても同様の結果が得られている。

 ランドレー氏は今後、回復したCOVID-19患者の血液から作られた、抗体を豊富に含む回復期血漿の試験を行いたいとしている

吸入型治療薬インターフェロンベータ

 COVID-19の治療法の探究において、早い時期に発見された成果としては、回復期間をわずかに短縮できる抗ウイルス薬のレムデシビルがある。一方で研究者らは、体の自然な抗ウイルス反応を増強する方法も模索している。中でも有望な候補が、免疫系のサイトカインの一種であるタンパク質のインターフェロンベータだ。

 通常、細胞がウイルスに感染すると、細胞は多くの種類のインターフェロンを放出して、近隣の細胞が防御のスイッチを入れて、さまざまな抗ウイルス化合物を産生するよう促す。ところが新型コロナウイルスは、こうしたインターフェロンによる罠をすり抜けるのが得意なようで、その結果、肺での初期反応が完全には活性化されず、ウイルスが大暴れしてしまう。

 この点に注目したのが、英のバイオテクノロジー企業シネアジェン社だ。シネアジェンは長年にわたり、重度の喘息(ぜんそく)や慢性閉塞性肺疾患の患者がウイルス感染症を撃退するのを助ける、インターフェロンベータの吸入型ミストを開発してきた。

 7月20日、投資家向けのプレゼンテーションで、同社は101人の入院患者を対象とした無作為化試験の結果を発表した。それによると、インターフェロンベータを投与された患者は、標準治療を受けている患者に比べて、死亡したり、侵襲的な人工呼吸(気管を挿管するなど体に負担のかかる人工呼吸)を必要としたりして重症化する割合が79%減少した。また、インターフェロンベータを投与された患者は、回復した数も多く、息切れも減少しているという。

「率直に言って、この治療法の効果の高さには驚かされました」と、英サウサンプトン大学の免疫薬理学者で、シネアジェン社の共同創設者でもあるスティーブン・ホルゲート氏は述べている。「ウイルスが肺に蔓延しつつある初期段階でこの薬を投与した場合、高い効果が得られるだろうということはわかっていました。しかし、今にも人工呼吸器をつけようかという患者にも効果を発揮し、回復を加速させることができたのです」

 全体的な数字は有望に見えるものの、この初期の試験は小規模なものであり、薬の効果がどの程度のものかについてはまだよくわかっていない。ホルゲート氏によると、シネアジェン社は今秋、英国でより大規模な臨床試験の協力者を募っているという。一方で、インターフェロンの使用はタイミングに依存するという別の研究もある。これによると、投与が遅すぎる場合、効果が低いか、あるいは末期の患者では炎症を増幅させることもあるという。

改善される標準的な治療法

 COVID-19への対処に希望を与えてくれるのは、優秀な薬だけではない。それと同じくらい重要なのは、マスク、ソーシャルディスタンス、手洗いなどの基本的な予防法であり、また標準的な治療の改善だ。

 この夏、COVID-19が再び増えた際、この病気に対する医師たちの理解が深まっていたことが、米国での死者数の減少に寄与したことはほぼ確実だろう。6月30日付けで学術誌「Anaesthesia」に発表された論文でも、おそらくCOVID-19にうまく対処できるようになるおかげで、集中治療室の患者の死亡率が次第に下がっているとすでに指摘されていた。

 たとえば、侵襲的な人工呼吸が挙げられる。人工呼吸は多くのCOVID-19患者を救ってきたが、リスクがないわけではない。呼吸による圧迫は肺に損傷を与える可能性があり、また気管内に挿管する不快感や不安から、心的外傷後ストレス障害の症状が引き起こされる場合もある。そのため研究者らは、挿管による損傷や苦痛を最小限に抑え、患者の呼吸や血中酸素濃度を改善する、より侵襲性の低い方法を模索してきた。

「よくある間違いは、難しく見える方法ばかりを喜んで採用し、効果があるとよくわかっているものをおろそかにしてしまうことです」と語るのは、米アリゾナ大学の研究者で、ICU医療部長のクリスチャン・バイム氏だ。

 急性呼吸窮迫症候群(ARDS)と呼ばれる、よく知られた症状がある。重症のCOVID-19患者もこの症状を示すことがある。バイム氏らは、ARDSに用いられる肺保護換気という技術を、COVID-19患者に用いて良好な結果を得ている。これは人工呼吸器の設定を調整して、肺に送り込まれる空気の圧力と量を制限し、さらなる圧迫による負荷を防ぐというものだ。

 バイム氏はまた、もう一つ、驚くほど効果のある簡単なテクニックが存在すると指摘する。それはCOVID-19の患者をうつぶせに寝かせることだ。「これはCOVID-19患者全般に対して、非常に有効であることがわかっています」

 おなかを下にして寝ることは、血液中に酸素を取り込む肺の能力を高める。心臓は胸の前寄りにあるため、仰向けになっている人をうつぶせにすれば、肺にかかっている心臓の重量を取り除ける。また、肺の後部には、前部よりも血流とガス交換室の数が多く、うつぶせで寝れば、ガス交換室が圧迫されにくく、効率もよい。

 人手の面から言えば、患者をうつぶせにすることはそう簡単でない場合もある。点滴や人工呼吸器につながれている患者の体を安全にひっくり返すには、5人の手が必要になるだろう。しかし、世界各地での複数の症例研究や調査からは、酸素補給との組み合わせにより、うつぶせ寝は意識のある軽症患者の血中酸素濃度も改善させることがわかっている。さらには、この方法は侵襲的な人工呼吸器が必要になるリスクも下げる可能性があるという。

「これは魔法の治療法というわけではありません。それでも、うつぶせ寝に対しては驚くほど多くの患者が反応を示します。しかも多くの場合、かなり急速な反応が見られるのです」と、イリノイ州シカゴのクック郡保健局で救急医療主任を務めるケビン・マクガーク氏は言う。「意識のある人に、おなかを下にして寝てくださいと頼むのは、そう難しいことではありませんしね」

 
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