幸せの深呼吸

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「紫外線」のコロナ対策が続々実用化されているワケ

2020-09-06 | 医療、健康

ウシオ電機のCare222は、何度も取り上げていますが、25m高さで3畳分照射でき、人体目にも害はないということです。

空気清浄機や、上層部だけ殺菌して循環などもよさそうです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1068c49ef161ce961f15220fea471e14ca58e9af 略

新型コロナウイルスが世界で猛威を振るい続ける中、治療薬とワクチンの開発が懸命に進められている陰で「紫外線」が注目を集めている。細菌やウイルスに対する消毒・除菌効果が紫外線にあることは以前から知られていたが、新型コロナウイルスにも有効であることが分かってきた。ワクチンが普及するまでの間、コロナ禍における公衆衛生を支える社会的基幹技術として、改めて紫外線に対する期待が高まっている。

 日本で、新型コロナウイルスの殺菌に紫外線が有効であることが初めて確認されたのは今年5月27日。宮崎大学医学部が医療機器などを開発する日機装と共同実験を行った結果、同社の空間除菌消臭装置「エアロピュア」に採用されている深紫外線LED(発光ダイオード)を30秒と60秒照射したところ、新型コロナウイルスが99・9%不活化したと発表したのだ。

 日機装は、2014年にノーベル物理学賞を受賞した名城大学の赤崎勇教授、名古屋大学の天野浩教授らの青色LED研究を踏まえて、高出力・小型・長寿命の深紫外線LEDの製品化に成功。深紫外線は人体に健康被害を生じさせ得るが、エアロピュアは取り込んだ空気に深紫外線LEDを照射して排出する循環型の機構を持ち、直接人体には深紫外線LEDを照射しない。

 海外でも紫外線が新型コロナウイルスに有効であることを前提とした上で、社会の中で実際に利用する「社会実装」の動きが先行している。例えば、新型コロナが蔓延(まんえん)した米ニューヨークでは、紫外線を使って地下鉄車両などを消毒する試みが始まっている。ニューヨーク大都市圏交通公社(MTA)は5月19日、コロンビア大学との合同プロジェクトとして、ニューヨークの地下鉄車両とバスの一部に深紫外線ランプによる殺菌装置を導入した。

 また、コロラド州の医療・健康ベンチャー企業「PUROライトニング」と共同して、夜間の無人状態での消毒実証実験も開始している。ロックダウン(都市封鎖)下のニューヨークでは、利用客の減った地下鉄車内で過ごすホームレスが急増したことから、クオモ州知事が衛生確保のために深夜の運行停止とその間の車両清掃を指示したことが背景にある。

 ◇「有害性」と「直進性」

 紫外線による殺菌は、化学薬品を使ったり加熱したりといった方法とは異なり、単に紫外線を照射するだけなので簡単に利用できる。脂肪やたんぱく質に紫外線を浴びせると変質を起こしたりすることはあるが、基本的に消毒したい物にほとんど変化を与えないのが特徴だ。ただ、紫外線を社会実装する上では、紫外線の有する「有害性」と「直進性」という限界に直面する。

 深紫外線には殺菌やウイルスのDNAを破壊する力があるが、それは同時に人間の皮膚や眼球などの組織を傷付ける可能性があることを意味している。また、紫外線の透過率は素材によって異なるが、固体に対する殺菌効果が認められるのは原則として照射した物の表面に限られる。立体物を殺菌するには、対象となる立体物を移動させるか、紫外線照射の光源を移動させる必要がある。

 しかし、こうした二つの限界を克服しようとする動きが今、広がっている。紫外線の「有害性」については、ウシオ電機が今年4月、米コロンビア大学と協力し、波長222ナノメートルの紫外線照射装置を使って、新型コロナウイルスへの効果を確かめる実験を開始。6月2日には、米照明器具大手アキュイティ・ブランズ社に紫外線照射モジュール「Care222」を供給し、今秋をめどに殺菌消毒器具を製品化する予定と発表した。

 ウシオ電機と共同研究を行っていたコロンビア大学放射線研究センター所長のデービッド・ブレナー教授らは6月24日、こうした実証実験の結果についての論文を発表。ウシオ電機製の深紫外線ランプ(波長222ナノメートル、出力12ワット)を、エアロゾル(空気中に浮遊する微細な粒子)中の「人コロナウイルス」に低量照射したところ、99・9%が不活化したという。

 また、人体への規制暴露限界値以下で照射した場合を検討したところ、人コロナウイルスに深紫外線を8分照射すると、90%までを不活化したという。これは、11分照射すれば95%、16分で99%、25分で99・9%を不活性化できることになる。そして、この実験結果は、ゲノムサイズが類似している新型コロナウイルスでも期待できるということである。

 ◇「皮膚がん発症せず」

 ブレナー教授らは既に17年の段階で、マウスを使った実験で222ナノメートルの深紫外線が哺乳類の皮膚に影響を及ぼさないという論文を発表している。ブレナー教授らの研究によれば、222ナノメートルの深紫外線は皮膚を透過できる深度が浅く、皮膚の角質層など人体の細胞質を通過できない。しかし、ウイルスや細菌に照射すれば殺菌することができるというのだ。

 ウシオ電機と神戸大学大学院医学研究科は今年3月、222ナノメートルの深紫外線を反復照射しても皮膚がんが発症しないことを世界で初めて実証し、ヒトの皮膚や目にも安全であるとも報告している。新型コロナウイルスは空中に漂うエアロゾル中で少なくとも3時間は生存するとされており、人体に影響のない深紫外線で空中浮遊ウイルスを不活化できれば、世界中の新型コロナウイルス感染防止の需要に応えることになろう。

 ライバルも登場している。フロリダ州のLED照明企業ライトニング・サイエンスの子会社ヘルスも既に深紫外線を使った商品を展開。同社の「クレンズポータル」は出入り口に設置する金属探知ゲート類似の形状で20秒間、深紫外線を浴びせるというものだ。実際にニューヨークのカップケーキチェーン店、マグノリア・ベーカリーが導入を始めている。

 深紫外線の「直進性」の課題を克服するイノベーションは、ロボットやドローンを使う形で盛んになっている。デンマークのブルー・オーシャン・ロボティクス社は18年、殺菌効果が高いとされる波長254ナノメートルの紫外線ランプを利用しつつ、各種センサーを内蔵し完全無人状態で利用できる自律走行型ロボット「UVD」を開発。子会社UVDロボットを通じ、病院での殺菌需要を狙っている。

 UVDは10分間の紫外線照射で99・99%の殺菌効果をうたい、充電から殺菌スケジュールの管理までスマートフォンのアプリで遠隔管理できるという。すでに中国・武漢市の病院が2000台発注したと伝えられている。米半導体大手マイクロンテクノロジーも紫外線ロボットのコンテストを開催するなど開発を本格化、日本のテルモも米ゼネックス製の紫外線照射ロボット「ライトストライク」の独占販売権を取得し日本市場への展開を狙う。

 ◇ロボットで無人殺菌

 また、茨城県つくば市のロボットベンチャー、Doogも今年6月、深紫外線照射自動巡回ロボットを使った実証実験をつくば市庁舎内で開始した。さらに、ドローンを使った製品では、米カンザス州のデジタル・エアロラス社が紫外線ランプを積んで無人殺菌を行うドローン「Aertos 120─UVC」を開発するなど、取り組みが広がっている。

 逆に「直進性」を逆手にとった商品も開発されている。大分市のエネフォレストが開発した「エアロシールド」は、壁の高いところに設置するエアコンのような形状の紫外線照射装置だ。ルーバー(仕切り板)を使って253・7ナノメートルの深紫外線を部屋の上部のみに水平照射し、自然対流する空気を減菌。すでにJR東日本やJR西日本、大分市役所に導入されたほか、東京ドームも60台以上の設置を予定している。

 いずれにせよ、「紫外線の照射光源をロボティクスやドローン技術によって自律的に移動させる」というイノベーションは既に多くの企業によって実用化が始まっている。今後は、人体への悪影響を排除したうえで、紫外線をいかに活用するかという点で、深紫外線が開発競争の焦点となるに違いない。その社会実装が実現すれば、紫外線はコロナ禍の文明を救う救世主となるだけでなく、ポスト・コロナにおける公衆衛生の守護神にもなりうる。

(北島純・社会情報大学院大学特任教授)

 ◇KEYWORD 紫外線

 紫外線(ultra-violet radiation : UV)は、可視光線より波長が短く、エックス線より長い光。紫外線は更に、波長によってUV─A(315~400ナノメートル、ナノは10億分の1)、UV─B(280~315ナノメートル)、UV─C(100~280ナノメートル)の三つに分類されている(国際照明委員会に準拠)。また、UV─BやUV─Cを含む波長の短い紫外線は「深紫外線」と呼ばれることが多い。

 地表に到達する太陽光に含まれているのはUV─A(約5~6%)とUV─B(約0.2%)である。UV─Cは地球を取り巻くオゾン層に吸収されて地表には届かない。紫外線に、細菌に対する強い殺菌効果があることが知られるようになったのは、英シュルーズベリー出身の公衆衛生専門家ダウンズとブラントが1877年、「太陽光がバクテリア(細菌)の成長を妨げる」という検証結果を発表したことが一つのきっかけだ。

 紫外線のうちUV─Aにはほとんど消毒効果はないが、大量に浴びると、肌のメラニン色素に作用してシミ・しわ・たるみや日焼けの原因となることが知られている。UV─Bは、皮膚に吸収されると体内でビタミンD3を形成し、骨や歯の成長を助ける効果があるものの、過度に浴びれば日焼けや皮膚がんの原因となる。

 また、UV─Cは強い殺菌力を持つ半面、皮膚がんや白内障を生じさせるなど、人体に照射すると有害性が強い。そのため、UV─Cを照射している間は、人体への暴露がないように注意する必要がある。

(北島純・社会情報大学院大学特任教授)

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ツイートから9月6日の1

2020-09-06 | 徒然なるままに

https://jp.reuters.com/article/coronavirus-long-haulers-idJPKBN25V0HD

#COVID19 後遺症「なし」はわずか13%
#SARSCoV2 に感染して回復した後も、油断はできない。
後遺症が何カ月も残る人のいることがわかってきた。


発症して半年以上経ちますが、小学生の息子は100m歩いただけで座り込む程の体調です
こういう状況でも病院に相手にされず、手探りの民間療法で何とか回復できないかもがいています
こういう感染性のある病気が世界中に蔓延している事を調べて知って下さい
 #長期微熱組や長期不調組を救って下さい


(続き)政府は、5月、新規感染者の減少期に、PCR検査も減らしてしまった。そのため無症状の感染者が感染のリンクをつなぎ、7月の感染拡大再燃を招いた。これを繰り返してはならない。
再び新規感染者が減少している今こそ、検査を抜本的に増強し、感染拡大を抑え込むために全力をあげるべきだ。 twitter.com/shiikazuo/stat…


死亡した金沢市の男性は3日、39度台の熱があり、
帰国者・接触者外来で抗原検査を実施。
検体採取後、検査結果を待つ間に死亡。
一般的に抗原検査の結果が出るまでにかかる時間は30分~1時間程度という。https://www.yomiuri.co.jp/national/20200905-OYT1T50148/


Reduced development of COVID-19 in children reveals molecular checkpoints gating pathogenesis illuminating potential therapeutics 
小児COVID-19の発症の低下は、分子チェックポイントゲート病態を明らかにし、潜在的な治療法を明らかにする!
小児のCOVID-19の発症が成人に比べて減少していることは、このパンデミックウイルスの病原性と感染性に関するいくつかの示唆に富む手がかりを与えている。 第一に、SARS-CoV-2)の受容体である ACE2 は、小児では気道で減少している。第二に、小児の一般的な風邪に関連するコロナウイルスは、一般的なコロナウイルスとSARS-CoV-2との間の交差反応性液性免疫およびT細胞免疫により、ある程度の保護を提供する可能性がある。 第三に、Tヘルパー2免疫応答は小児において保護的である。 第四に、驚くべきことに、Tヘルパー2に関連する好酸球菌は保護的である可能性がある。 第五に、小児は一般に炎症性サイトカインの産生レベルが低い。 最後に、世界経済の低迷の影響、最もリスクの高い家族の間での住居の影響、および一部の学校の開校を含む要因が考慮されている。 社会経済的に最も不利な立場にある人たちは、COVID-19で不釣り合いに苦しむかもしれない。


2020.7.15. The Local (スイス)
[フェイスシールドをつけた人だけが感染した]
スイス政府の警告
「感染した人は全員フェイスシールドを着用し、感染を回避した人はマスクを着用していた」


倉持仁
9月4日
9月よりコロナフォローアップ外来を始めます。東京医科歯科大学呼吸器内科と共同研究も開始しました。コロナにかかり、退院後2週間経っても息切れや体調不良が続く場合、予約にて受診可能です。よろしくお願い申し上げます。


「(#COVID19 に関連する神経疾患と)比較として最も近いのは、1918年のスペイン風邪の世界的流行です。
その後の10〜20年に、多くの脳疾患と関連する問題が発生したことがわかっています。」
国立神経学脳神経外科学病院コンサルタント神経学者Michael Michael Zandi博士

「SARSとMERSはどちらもコロナウイルスが原因であり、
いくつかの神経疾患に関連していたが、
これまでにこの(#COVID19 に関連する神経疾患)ようなものを見たことがない」
国立神経学脳神経外科学病院コンサルタント神経学者Michael Michael Zandi博士


何とかしてくださいって言っても
多分どうにもならないんだろうし、
何とかなってたら半年以上も体調不良が続く人なんかいないでしょ
20代前半から今後生きるだろう何十年も心臓の痛みと一緒に生きるのは無理です


コロナウイルスは若い患者に新たなリスクをもたらすかもしれない : 脳卒中
https://nytimes.com/2020/05/14/health/coronavirus-strokes.html?smid=tw-share…
コロナですぐには死なないです。怖いのは後遺症。。海外では報道されたり論文出てるのに、日本は後遺症認めてもらえない。 #長期微熱組や長期不調組を救って下さい


アングル:治癒後も続くコロナ後遺症、完治のめどなく心にも傷

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コロナ後遺症「なし」はわずか13% 徒労感や呼吸困難、ICUでのストレスも関係か

2020-09-06 | 医療、健康

ツイートから

【SARS後遺症】元感染者110人調査
発症から
半年後ーエックス線検査で肺に異常:3割
2年半後ー肺の機能が正常に戻っていない人:2割
2年後ーうつや心的外傷後ストレス障害(PTSD)などの精神的な後遺症:2割

ローマのバチカン・カトリック大学付属病院の医師ら 143人の体調を米医師会雑誌に発表。 発症の約2カ月後に全く何も症状が無くなった人は18人(13%)だけ 32%は1~2種類の後遺症があり 55%には3種類以上の後遺症があった。 44%は、生活の質が下がったと感じていた。

https://www.msn.com/ja-jp/health/healthy-lifestyle/コロナ後遺症「なし」はわずか13percent-徒労感や呼吸困難、icuでのストレスも関係か/ar-BB18yVqB?ocid=st2

「感染から4カ月たっても微熱や倦怠感が続いている」

「嗅覚や味覚が戻らない」

 SNSやYouTubeなどに投稿された動画で、新型コロナウイルスによる肺炎などからいったん回復して退院した後にも、さまざまな症状が残り、なかなか復調しないで困っている体験を紹介する人が、世界中で後を絶たない。

 ローマにあるバチカン・カトリック大学付属病院の医師らは7月、新型コロナウイルスで入院していた元感染者のフォローアップ外来を受診した143人の体調を米医師会雑誌に発表した。発症の約2カ月後にまったく何も症状が無くなった人は18人(13%)だけだった。32%は1~2種類の後遺症があり、55%には3種類以上の後遺症があった。44%は、生活の質が下がったと感じていた。

 後遺症としてもっとも多くの人が挙げたのは疲労感(53%)で、次いで呼吸困難(43%)、関節痛(27%)、胸痛(22%)が多かった。嗅覚障害や味覚障害が残る人もいた。

 中国やフランスなどの医師からも、新型コロナウイルスで中等症以上の重い肺炎になった患者の多くは、肺炎から回復しても肺の機能が低下し、退院後も息苦しさなど呼吸器関係の症状が残ることが報告されている。

 新型コロナウイルスの長期的な影響についてはまだわからないが、同じコロナウイルスの仲間によって2002~03年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)では、発症から半年以上経っても、後遺症に悩まされている人が一定程度いた。

 香港大学の医師らがSARS発症から半年後の元感染者110人を調べたところ、3割の人はエックス線検査で肺に異常がみられた。さらに2年後に調べたところ、肺の機能が正常に戻っていない人がまだ2割いた。身体的な後遺症にとどまらず、2割近い人は2年後になっても、うつや心的外傷後ストレス障害(PTSD)といった精神的な後遺症に悩まされていた。

 こういった後遺症が残るのはなぜだろうか。

 日本呼吸器学会理事長の横山彰仁・高知大学教授によると、肺の機能が落ちるのは、ウイルスに感染して肺炎が起きた際、免疫細胞がウイルスを攻撃しようとして出すサイトカイン(生理活性物質)が過剰に出て、肺自体も傷つくからだという。

 特に、肺で酸素と二酸化炭素のガス交換を担っている「肺胞」が損傷してしまう。肺胞は、空気を含む袋状で、柔軟に伸び縮みすることでガスを交換しているが、損傷すると線維化して硬くなり、ガス交換が十分にできなくなる。それが、呼吸困難をもたらすという。

 肺機能の低下は、新型コロナウイルス以外が原因の重い肺炎やARDS(急性呼吸窮迫症候群)になった後にもみられる。

 一方、ほかの原因では起こりにくい、新型コロナウイルスに特徴的な後遺症には、血の塊が血管内でできる「血栓(けっせん)症」や、心筋炎、腎障害などがある。

「血管の内側の内皮細胞が、ウイルスに直接、攻撃されたり、ウイルスを攻撃しようとして免疫細胞が出したサイトカインによって傷ついたりして生じる血管障害によって、肺や心臓、腎臓などに後遺症が生じている可能性がある」(横山さん)

 重い肺炎で人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO(エクモ))をつけて集中治療室(ICU)で治療を受けた患者が、退院後にうつやPTSDになるのは新型コロナウイルスに限らない。チューブが気管に入れられて身体が拘束された状態になっているために大きなストレスを感じるだけでなく、会話もできないといった状態が原因となっている。

 新型コロナウイルスの場合はより精神的な影響が大きくなる可能性があると懸念されている。感染防止のために家族とも面会ができないのが一因だ。また、通常の肺炎では、鼻マスクなど拘束のより少ない方法から始めるが、新型コロナウイルスでは患者がウイルスを周囲に飛散させる可能性を考慮し、いきなり人工呼吸器をつけることが少なくないからだ。

 英国医師会雑誌は8月3日付の論説で、「新型コロナウイルスの感染者は、SARSで長期経過を調べた患者よりも高齢で、持病のある人が多い」として、新型コロナウイルスの長期的な影響については、SARSと同程度だとは限らないと指摘した。

 高齢者は、身体的な後遺症だけでなく、精神的な後遺症も重くなる傾向がある。新型コロナウイルスに限らず、ICUなどで入院治療を受けた患者には、せん妄が起きることがある。英国民に医療を提供する国民保健サービス(NHS)によると、若い患者の多くは回復すればせん妄も消失するが、高齢患者の場合、25%の人は退院後3カ月経ってもせん妄が残り、20%は半年後も残るという

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