https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190104-00000014-nkgendai-life
まずは、「粉もん」だ。焼きそばやうどんの原料である小麦粉は、米国やオーストラリアでの不作を背景に、価格が上昇している。製粉大手の昭和産業は、4日出荷分から、家庭用小麦粉の価格を1~3%値上げした。「マルちゃん」ブランドで焼きそばなどを販売する東洋水産や、日清食品チルドもこの4月からチルド麺やギョーザなどの冷凍冷蔵食品の価格を最大9%上げる方針だ。
■清涼飲料水にも値上げの波が
アイスクリームでは、ロッテや森永乳業、明治、江崎グリコが、生乳の値上げなどを理由に、3月出荷分から主力製品を数十円、一斉値上げすることを決めている。かまぼこなどの練りモノ製品は、日本水産がすり身製品を3月出荷分から最大10%、紀文食品も同月分から15%値上げする。
清涼飲料水にも値上げの波が押し寄せている。飲料最大手のコカ・コーラボトラーズジャパンは、4月からコーラを含む大型ペットボトル飲料を6~10%値上げする見込み。値上げは27年ぶりのことで、「業界トップが値上げに踏み切ることで、同業他社に波及する恐れがある」(業界関係者)という。