国公立大の2次試験(前期日程)は25日、初日の日程を終えた。
文部科学省によると、試験を行った155大学516学部で、1時限目の総受験者数は23万8439人で欠席率は5・2%だった。東日本大震災から間もなく2年を迎えることから、関連の出題も相次いだ。
弘前大教育学部の小論文では、震災による漁業の被災状況や、被災地の人口流出に関する文章を読ませ、「東北の未来をどのように展望したらよいでしょうか」と問い、自分の考えを800字以内で書かせた。
福岡県立大人間社会学部は、被災者への調査結果などから、災害時に電話、インターネット、ラジオ、防災無線などのメディアが果たすべき役割と課題について800字程度で論述させた。