東京大学は7月22日、平成28(2016)年度の推薦入試の学生募集要項と一般入試の入学者選抜要項を公表した。初の実施となる推薦入試は、全10学部において100人程度を募集。学校からの推薦は男女各1人までとする。
推薦入試の募集人員は、工学部が30人程度、法・経済・文・理・農学部が各10人程度、教育・教養・薬・医学部が各5人程度の計100人程度。医学部は5人のうち3人程度を医学科、2人程度を健康総合科学科とする。出願受付は11月2日~6日。
高校や中等教育学校の学校長が推薦できる人数は、男女各1人まで。男子校や女子校は、1人となる。同一の志願者を複数の学部に推薦することはできない。推薦要件は学部ごと異なるが、平成28年度大学入試センター試験では、志望学部が指定する教科・科目すべてを受験する必要がある。
一般入試の第2次学力試験は、前期日程のみで行われ、平成28年2月25日、26日に実施する。推薦入試の導入に伴い、後期日程は実施しない。
募集人員は、文科一類401人、文科二類353人、文科三類469人、理科一類1,108人、理科二類532人、理科三類97人の計2,960人。出願期間は、平成28年1月25日~2月3日。
募集要項や提出書類などについては、同大ホームページで公表している。
夏休みを短縮し、最終日を8月31日より前倒しする公立小中学校が増えている。
背景には「脱ゆとり教育」を目指した学習指導要領改定による授業時間の増加がある。
◆冷房完備
「いよいよ夏休みに入りますが、今年からちょっと短くなります」
今年から夏休みが8月24日までとなる大阪府豊中市の市立桜塚小学校。1学期最後の授業日だった今月16日、児童が担任の説明に「えー」と声を上げた。
同市は小中学59校すべてで冷房の整備を終え、暑くても学べる環境を整えた。5年の女子児童(10)は「夏休みは短くなるのに、4年生の時より宿題が増えた。もう少し遊びたいけど」と浮かない表情。しかし、福森洋一校長(60)は「防犯教育やネットいじめ対策など、先生は授業以外もやることが多い。1日あたりの授業数が減らせるので余裕が生まれる」と期待する。
大阪府では今年、豊中、泉佐野両市と太子町(中学校のみ)が夏休み短縮を新たに導入。小学校または中学校で実施する市町は22となり、全43市町村の半数を超えた。
◆指導要領を改定
夏休み短縮は全国的な傾向だ。
文部科学省によると、学校の休業期間は、各市町村教委が規則で定めている。北海道など涼しい地方で8月下旬に授業を再開するのは珍しくないが、9月1日だった多くの地域でも、夏休みを短くし始めている。
東京都では、8月中に授業を始める小中学校は今年、17校増の771校で、全体の4割を上回った。宮崎県でも、26市町村のうち8割を占める。
最大の理由は「授業時間数の確保」だ。
2011~12年度から小中学校で全面実施された新たな学習指導要領では、約40年ぶりに授業時間数や内容が増えた。最低限必要とされる「標準授業時数」は、小学6年間で計278時限、中学3年間で計105時限増加している。
◆試行錯誤
夏休み短縮以外にも、各教委は授業時間確保に試行錯誤している。
方法の一つは、文科省が昨年度、授業時間に算入することを認めた「土曜授業」だ。全国で土曜授業を導入した小中学校は昨年度、12年度に比べほぼ倍増した。
5月末に、文科省から国立大学に通知する素案が公表されたのですが、この内容がなかなか衝撃的なのです。簡単にまとめると、「文系の学部・大学院の廃止や定員削減を早急に進めよ」ということです。削減するべきとして取り上げられているのは、文学部や社会学部等等、人文社会系の学部や教員養成学部・大学院等です。国立大学に通知が出るということは、当然私立大学も影響を受けるのです。私立大学も、国から補助金をもらわないと経営が成り立たない立場だからです。
このことの背景には、18歳人口の減少がさらに進んでいることがあります。私たちが大学に入学した頃(バブルの頃)と較べると実に半分以下にまで減ってきています。そのために大学の定員が埋まらない、いわゆるFランク大学・学部も増えてきています。大学の志望率は上がってきていますが、結果として中堅以下の大学の質の低下も顕在化してきています。大学は出たものの……という状況が大きな社会問題にもなってきています。今後のことを考えても、経営が成り立たない大学がさらに増えてくるのは、既定路線となっています。
実際この数年を見ても、文系学部の定員を減らして、理系や国際系の新しい学部を創設したり定員を増やしたりしている大学が多いことに気付きます。大学院も同様です。法科大学院ですら、つぶれるところが出てきています。卒業しても、法曹として(あるいはそれに準ずるような立場で)活躍できない者が増えているという現状もあるからです。
今回の通知には、もう1つ大きな意図があることを見逃してはいけません。一昔前に話題になった、「G型・L型大学」の発想の延長戦上にある考え方に基づいているのです。
この通達と時を同じくして、政府が「職業教育学校」の設置についての答申を発表しました。安倍総理が直々に会見をして話をしていましたので、肝入りで進めようとしているのは明らかです。
高校の卒業生が対象で、社会人としての専門知識習得を目的としますが、新たに学校を新設することはせず、現存の大学や短大に「職業教育学校」に転換してもらう計画です。大学が学部の1つとして設置することも見込んでいるため、結果として、前述した大学の文系学部廃止へとつながっていくものと考えられます。
安倍総理が(実際はそのブレーンかもしれませんが……)具体的な事例として挙げたのは、IT技術や金融に関する実践的な能力を持つ人材育成機関です。現在の大学が、産業界のニーズに即した教育を行っていないということが前提にあることは明言していました。アベノミクスにおける景気回復・経済の好循環をさらに進めるために、高等教育の見直しが必要なのだということです。
学校教育法の改正等手続きが必要になりますが、政府としては来年度中に準備を整え、2019年度からの設置を目指しているようです。この制度が確立した場合、(優秀な生徒たちも含めた)高校卒業後の進路として選択肢の中に入ってくる可能性があるため、我々としても動向に目が離せません。
東京大学は、平成28年度入学者選抜より新たに推薦入試を導入することに合わせ、7月下旬から9月上旬にかけて全国9会場にて「東京大学推薦入試説明会」を開催する。同大教員が推薦入試制度について説明を行う。参加費は無料。
同大では、学部教育の総合的改革の一環として、多様な学生構成の実現と学部教育のさらなる活性化を目指し、平成28年度入学者選抜から日本の高等学校等の生徒を対象に推薦入試を実施する。自ら課題を発見し、創造的に解決できる人材を見出し育てることを目的としているという。
説明会会場は、仙台、東京、名古屋、福岡、金沢、大阪、松山、広島、札幌の計9会場。同大教員が推薦入試の導入経緯や概要、出願方法などについて説明を行う。対象は、教員、高校生、保護者。事前の申込みは不要。
なお、名古屋、大阪、広島、福岡、札幌会場では、同日に東京大学主催の「主要大学説明会2015」が行われる。こちらも入場無料、入退場自由となっており、基調講演や大学説明、個別相談などが催される予定。
◆東京大学推薦入試説明会
対象:教員、高校生、保護者
参加費:無料
事前申込:不要
・仙台会場
日時:7月31日(金)15:00~
会場:仙台市民会館 第1会議室
・東京会場
日時:8月7日(金)13:30~
会場:東京大学 弥生キャンパス弥生講堂
・名古屋会場*
日時:8月9日(日)9:30~
会場:名古屋国際会議場 2号館231会議室
・福岡会場
日時:8月16日(日)9:30~
会場:福岡国際会議場 中会議室401
・金沢会場
日時:8月19日(水)15:00~
会場:金沢市文化ホール 第5会議室
・大阪会場*
日時:8月23日(日)9:30~
会場:グランキューブ大阪 10階会議室1008
・松山会場
日時:8月29日(土)13:30~
会場:ひめぎんホール 第4会議室
・広島会場*
日時:8月30日(日)9:30~
会場:広島国際会議場 地下2階小会議室
・札幌会場*
日時:9月6日(日)9:30~
会場:ACU(アキュ) 16階1600
*印の会場は、同日に「主要大学説明会2015」も開催
英語タイトルのMOVIE MONSTER RETURNSは「映画の怪獣、戻る」です。
新宿・歌舞伎町のコマ劇場跡地に完成したビルに、人気映画の怪獣が戻ってきました。新宿の新たなシンボルとなって、街のイメージ一新に貢献することが期待されているそうです。今回のニュースでは、観光による町おこしの話題に使える語彙・表現を探してみましょう。
The legendary monster that first terrorized the residents of Tokyo on the silver screen over 60 years ago is back, and he is taking on a new role.
Godzilla adorns a 30-story cinema complex building. The behemoth has been unveiled ahead of the building's opening next Friday. Godzilla's giant headtowers about 50 meters above street level. That matches the height of the monster in the early films of the series that started in 1954.
The district where the building is located has appointed the globally-known monster as its tourism ambassador, and it seems he is already doing his job to draw attention.
(Spectator)
"I think it's very interesting. I like it."
"I noticed that a building was under construction. I was really surprised that it turned out to be Godzilla."
Starting next week, people passing by will be able to see Godzilla spew smoke and hear his distinctive roar.
60年以上も前に銀幕で東京都民を震えあがらせた怪獣が、新しい役回りを担って帰ってきました。ゴジラが、シネマコンプレックスが入る30階建てのビルを魅力的なものにしているのです。
来週金曜日(4月17日)のビルの開館に先立って、この巨大な怪獣がお披露目されています。ゴジラの巨大な頭部が地上およそ50メートルにそびえたっており、これは1954年に始まった一連のゴジラ作品のうち、初期の映画で(設定されていた)ゴジラの背の高さと同じです。このビルがある地区は世界的に知られる怪獣を観光特使に任命しており、ゴジラは注目を集めるという責任をちゃんと果たしているようです。
見物に訪れた人は、「とっても面白くて、いいですね」とか「ビルの工事をしていることは気付いていましたが、ゴジラが出てくるとは本当に驚きです」などと話していました。
来週から、ここを通りかかる人たちはゴジラが煙を吐く様子を目の当たりにしたり、独特の雄たけびを聞いたりすることができます。
... is backは「~が戻ってきた、~が帰ってきた」という表現です。
the silver screenは「映画のスクリーン、銀幕」で、転じて「映画、映画産業」を指して使うこともあります。
terror「恐怖」の動詞形terrorizeは「(人に)恐怖を与える、(人を)恐怖に陥れる」です。そういうことをする人を、terrorist「テロリスト」と言います。
ここでのtake onは「(仕事・役割などを)引き受ける」という句動詞です。take on a lot of workなら「多くの仕事を引き受ける」です。
代名詞にitではなくheを使って、ゴジラへの愛着を表現しています。
adornは「~を飾る」という意味です。例えば、adorn a wall with paintingsなら「壁を絵画で飾る」、adorn oneself with jewelsとすれば「宝石で身を飾る」です。
storyは、ここでは建物の「階」です。「~階建ての~」と言うときはハイフンでつなげて、a three-story museum「3階建ての博物館」のように使います。このとき、storyは複数形にはしません。
日本語では「シネコン」と略して使っていますが、cinema complexは主にイギリスで使われている言葉で、複数のスクリーンを持つ映画館を指します。ここでのa 30-story cinema complex building「30階建てのシネコン」は、実際には大型の映画館(シネコン)やホテルの入るビルです。
the behemothはセンテンス1のmonsterの言い換えで、Godzillaを指しています。behemothは、旧約聖書「ヨブ記」(Job)に登場する強い力を持った獣です。日常語彙としてのbehemothは「巨大企業、巨大組織」の意味で使われることが多いでしょう。
next Fridayは、その日が何曜日かによって同じ週の金曜日を指すこともあります。
この複合ビルに開業するホテルは土地柄、宿泊客の多くを外国人が占めると見込んでおり、外国でもよく知られていて人気のあるゴジラのオブジェを置いたとのことです。4月9日に開かれたお披露目式典では、新宿区から特別に発行された住民票が手渡されました。新宿区としては、治安の悪い街というイメージを払しょくして、「誰もが楽しめる街」をアピールする狙いがあります。
名詞としてのtowerは「塔、タワー」ですが、動詞としては「(塔のように)そびえたつ、高くそびえる」です。また、「(人やその能力が)ぬきんでる」という意味でも使います。
ここでのmatchは「匹敵する、一致する」です。
「ゴジラ」の頭の部分は、初期の映画で設定されていた実物大と同じ、地上からおよそ50メートルの高さになるよう、8階のテラスに設置されています。
センテンス1にあったゴジラのnew roleがここで明かされました。
the district where the building is locatedのひとまとまりで「このビルが位置する地区」です。
be located in ...は「~に位置する」という表現です。Our office is located in Shinjuku.「当社のオフィスは新宿にあります」のように使えます。
appoint [A] as ...は「Aを~に任命(指名)する」です。
his jobは、観光特使としての仕事です。まずは人々の関心を集めることが観光特使の務めですから、doing his job「仕事をする」と述べています。
draw attentionは「注意を引く、関心を集める」という表現です。フレーズで覚えておきましょう。
新宿のゴジラを見た人のコメントです。
"I like it." は簡単ですが、とても便利なフレーズです。「気に入った」「いいですね!」「いいね~!」と言いたいときに使ってみましょう。反対に "Not sure I like it."(I'm not sure if I like it. の省略形)、"I can't say I like it."、"I don't know if I like it." は、直接的に "I don't like it." というより控え目な表現として使えます。
こちらも、新宿のゴジラを見た人のコメントを英訳したものです。
turn out to be ...は「~であることが判明する」です。
pass by ...は「~の前を通り過ぎる」です。「通り過ぎていく人、通行人」はpasser-by、複数形はpassers-byと言います。
distinctiveは「特徴的な、独特な」で、同種のほかのものと見分ける(聞き分ける、嗅ぎ分ける)ときの標識になるような、という意味です。his distinctive roarは、聞けばゴジラのものと分かる、特徴ある吠え声ということです。
大学のサバイバルレースが加速している。少子化を背景に定員割れどころか、経営破綻する大学が出てくる一方で、設立間もない大学が入試難関校に躍り出た例もある。大学間の格差は広がるばかりだ。
消滅危機の大学続々
文科省の調査によれば、日本の大学は2000年に合計649校(国立99校、公立72校、私立478校〈私立の割合73・7%〉)だった。だが10年には大学合計778校(国立86校、公立95校、私立597校〈同76・7%〉)と約2割も増加。
中でも私立大学は119校も増えている。その多くは系列経営の短期大学や専門学校を4年制大学に改変したものだ。現在はさらに増えて大学の総数は800校を超えている。
日本人の大学進学者は2人に1人。大学の数が増える一方、少子化で若者の絶対数は減っている。選り好みしなければ希望者全員が入学できる「全入時代」になって久しい。
それなのに定員枠に対する学生数を満たせない大学がある。大学経営の7割は入学金や授業料で、残りは国からの補助金に頼っている。だから定員枠を満たせないと学校法人の経営は困難に直面する。こういう大学は学科試験ではなく面接や論文で選抜したり、推薦入試を実施したりと学生確保に必死だが、私立大学の約4割は定員割れだ。
静岡大学と東邦大学は法科大学院の16年度以降の学生募集を停止した。兵庫県尼崎市の聖トマス大学は昨春の学生数がゼロになり、今年3月末で廃校になった。今年に入ってから神奈川の大学院法務研究科(法科大学院)や名城大学の大学・学校づくり研究科も16年度以降の学生募集停止を決めている。
まず短期大学が系列経営の4年制大学に改組されて消え、次いで看護などの専門大学や法科大学院が消滅の危機に瀕しているという図式だ。
次に淘汰の波に洗われそうなのは女子大だ。戦前は男性にしか大学が開放されていなかったため女性が高等教育を受ける機会は女子専門学校が中心だった。戦後は男女平等の方針のもとで多くの女子専門学校が女子大学として認可され、1960年代以降、女性の高等教育への進学熱の高まりもあって女子大は隆盛を極めた。しかし80年代半ばあたりから女性の共学志向が強まって女子大への入学志願者は全体として毎年減少傾向にある。
いくつかの女子大は共学化に踏み切ったが、戦前から続く伝統の「女子教育」の看板にこだわる学校も少なくない。「女子」を大学の個性のひとつとして打ち出して生き残りを図るが、岐路に立っているのは間違いない。
一見、経営難とは無縁のようにみえる国立大学も大学サバイバルと無縁ではない。「マーチ(MARCH)」というくくりで呼ばれる明治大学(M)、青山学院大学(A)、立教大学(R)、中央大学(C)、法政大学(H)の東京都内の私立大学5校に近年、茨城、埼玉など関東近郊の国公立大学の受験生が流れる傾向があるという。
地方都市で大学に通うより、刺激の多い都内で学生時代を過ごしたいというニーズは根強い。国立大学も手をこまねいていては定員割れの危機に瀕し、国からの補助金が打ち切られる恐れがある。
就職率で人気急騰
一方で、人気急上昇の大学もある。秋田市の国際教養大学(AIU)だ。04年に設置された地方独立行政法人が運営する公立大学で、学生数3千人余りのリベラルアーツ(教養)系の単科大学だが、設立10年余りと歴史が浅いのに年を重ねるごとに入学難易度が上がっている。14年度卒業生の就職率は100%で、就職先も大手製造業や商社などが少なくない。
人気の秘密は同大の徹底した英語教育だ。留学生が5人に1人、教官も半数以上が外国籍でほとんどの授業は英語で行われる。新入生は必ず学術英語のプログラムを受けて一定基準以上のレベルに達しなければ次の基盤教育科目へ進めない。その上で必修科目の単位を修めて英語をレベルアップし、海外の提携大学へ留学に出る。1年間の留学で30単位を取得してこなければ卒業できない決まりだ。文科省は昨年10月、同大を「国際的に活躍できる人材の養成」を目指す「スーパーグローバル大学」として認定した。
大学が生き残るにはAIUのように他大学と差別化できるプラスアルファが不可欠のようだ。
18年には大学入学年齢の18歳人口が一気に減る「2018年問題」がやってくる。このままでは大学間格差は広がるばかりだと、国も重い腰を上げた。
そのひとつが90年度から始めた大学入試センター試験の廃止だ。この試験は1点刻みの一発勝負なので受験技術に特化した勉強が主流になり、自ら課題を見つけて解決するための本当の〝学力〟が養えないという指摘が少なくなかった。
そこで政府は新制度「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」を20年度から導入する準備を進めている。知識の量ではなく思考や判断など知識の活用力を測るのがねらいで、年1回だった試験回数も複数にして受験生をそれぞれの適性に合った大学に振り分ける。有名大学ばかりに受験生が集中して格差を招いている現状を打破できるのではないかというもくろみもある。
ただ、この大学入試改革が定着するにはなお数年を要する。その間も大学サバイバルレースは間断なく続くのだ。