天気晴朗なれど波高し、青の洞窟(南イタリアの休日6) 2017.07.17
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ナポリからカプリ島へ1時間の船旅 島の上側にマリーナ・グランデ、上左端に青の洞窟
今日は、我々にとってこのツアーのメインイベント、オプショナルツアーのカプリ島観光。目的は青の洞窟。
基本的に朝の早い方が海は凪いで、入洞確率も上がるはず。なんでこんなに遅いのだろうと思っていると、HISのローマの観光客とのジョイントだと言う。ローマを早朝出てとなるとナポリには10時以降の到着となる。
我々は、9時過ぎにホテルからタクシーに分乗してヌオーヴォ城前のベヴェレッロ埠頭に向かう。わずか10数分の距離だが、傷んだ路面を相当なスピードで荒っぽいハンドル操作とブレーキ操作で朝のラッシュの街を走り抜けて、何とか無事埠頭に到着。9ユーロと少しのメーターに、11ユーロ位払ってやろうかと思ったが、命の縮む思いを差し引いて10ユーロにする。他の分乗組で15ユーロ払ったという組もあったようだ。
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ベヴェレッロ埠頭の豪華客船 カプリ島行きは30分おき位に出ている 期待を胸に いざ、出航
30分ほど待ってローマ組とも合流し、10時35分の船でカプリ島に向かう。1時間ほどの船旅であるが、波が少々あるのが気にかかる。多分、出航時点で入洞可否はわかっているのだろうと思いながら、カプリ島のマリーナ・グランデに入港。モーターボートが沢山桟橋に係留されているのを見て、こりゃダメかと思ったが、案の定「高潮のため青の洞窟への入場は中止になりました」とご丁寧に各国語で標記されている。
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カプリ島マリーナ・グランデに到着 モーターボートが整理着岸しているのが気になるが・・・
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無情にも「高潮のため青の洞窟への入場は中止になりました」 昼からに期待して、昼食へ
「午後に入れるかもしれないので、とりあえず昼食に行きましょう」とガイドが言い、小型のバスで山の上のカプリ地区に登っていく。ここにはケーブルカーで上がることも出来る。島の西部には自然味あふれるアナカプリ地区があるとのこと。ローマ通りに合流した辺りでバスを降り、坂道を少し下るLa Pigna(ラ・ピーニャ)というレストランがランチの場所。Capri Gourmet傘下のこのレストランは、創業141年とカプリ島で最も古いレストランの一つだそうだ。メニューはリゾット、海鮮フリッター、サラダ、カプリ風ケーキのツアー客向け定番メニュー。
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レストラン La Pigna(ラ・ピーニャ) 団体客ご愛用のようだが雰囲気は良好
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リゾット カプリ風ケーキ オリーブの木とティレニア海
再び小型バスでマリーナ・グランデへ。状況は変わらないらしい。しからば、せめて洞窟くらい見て帰りたいのが人情。ということで、大型ボートで青の洞窟見物に出航。港を出ると結構波が高く揺れを実感する。20分ほど進んだ左手の岩壁を、「Grotta azzurra」だと言う。確かに小さな穴が開いている。これがそうなの?と疑うほど小さい。
船はこの間大きく揺れている。入口高さ1m、内部長さ54m、高さ15m、水深14~22mと言われている洞窟の入口は、高潮のためか更に低くなっている。こりゃだめだ!全員納得して、マリーナ・グランデに戻る。
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水着女性を沢山乗せてこの船はいずこへ? 青の洞窟を一目見ようと大型ボートで出航
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左岸に「Grotta azzurra(青の洞窟)」と言うがどれ? これが入口?というほどの小ささと波高に皆納得
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本来なら、こういった体験をするはずであったが、残念!(写真は借用してます)
ナポリへの船まで1時間ほど自由散策。埠頭周辺には沢山の店がひしめき、観光客でごった返している。カプリ島の土産となると、特産レモンのリキュール「レモンチェッロ」やレモンクッキー等の加工食品、カプリ・サンダル、カプリ・ウォッチ等々。
それにしても暑い。日陰のない埠頭周辺、店のテント貼りのテラスはほぼ満席。女房殿も先ほどの船の揺れと日射で少し気分がすぐれないようだ。
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ソレント半島や遠くナポリを遠望しながら港へ 特産レモンのリキュール「レモンチェッロ」を売るお店
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カプリ・ウォッチの店先 ベネチア・ムラーノ島からきた装飾品 試食用レモンの加工食品
3時25分の船でナポリに戻ったのは、4時半頃。サンタ・ルチア地区周辺の散策をしてどこかのレストランで最後の夕食をと思っていたが、女房殿が気分がすぐれないようなのでホテルに戻ることに。
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マリーナ・グランデの雑踏 日陰が少ない 乗船券 残念な想いでナポリへ(後ろの船)
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