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郡上八幡から下呂への道は、国道256号線。道中いくつもの鍾乳洞や急カーブが連続する山越えを経て長寿の町和良を通り、部分開通した濃飛横断自動車道のささゆりトンネル(無料)を経て下呂の町に至る1時間程のドライブ。
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下呂の地名の由来は、続日本記776年10月の条に当地を下留(しものとまり)と名つくとあり、これが音読されゲルとなり現在の下呂となったらしい。
日本三名泉の一つ下呂温泉は、1974年に温泉の集中管理システムを導入し、12本の源泉を一括管理し、pH9.4、送湯55℃(源泉最高井戸80.2℃)のアルカリ性単純温泉を組合加盟宿に供給しているとのこと。よく耳にする「アルカリ性単純温泉」とは、溶存物質量が1000㎎/kg未満で、湧出時の泉温が25℃以上、かつpHが8.5以上のものをいう。
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今回の宿は、温泉街を見下ろす高台にある「ホテルくさかべアルメリア」。この宿の売りは総檜造りの24時間利用可能な8階展望露天風呂。下呂の街を取り囲む山々と以前泊まった小川屋はじめ飛騨川沿いに広がる温泉街が一望できる。山の斜面に沿った建築のため上層階へは2台のケーブルカーや吹き抜けの斜面階段を利用する。
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温泉街から見るホテルの遠景 展望露天風呂(ホテルHPより)
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本館 階層移動のケーブルカー 本館客室(ホテルHPより)
夕食は、最近は体重を意識してバイキング料理を避け、極力会席料理を選択している。今宵の会席メインは、飛騨ステーキの朴葉味噌焼き。昼食と被ってしまったが、翌朝食時にはご当地グルメのけいちゃんを食することが出来た。食後、夏季に行う花火の試射があるというので楽しみにしたが、文字通り試射であった。
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バイキングを避けて会席料理を選択 夏本番に向け花火の試射
到着後すぐ、そして夜、翌早朝、そして朝食後と都合4回温泉を味わい、10時にチェックアウト。下呂大橋を渡り観光交流センター湯めぐり館近くの市営駐車場に車を預け、1時間程温泉街を散策する。
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観光交流センター前に銅像が設置されている。芭蕉か?と思ったが帰宅後調べると室町時代の禅僧で詩人万里集九(ばんりしゅうく)の像で、彼と江戸期の儒学者林羅山(はやしらざん)が、有馬、草津、下呂が日本三名泉と名付けたようだ。大正15年から続く外湯白鷺乃湯に日本三名泉発祥碑がある。
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観光交流センター前の万里集九像 外湯白鷺乃湯入口の三名泉発祥の地碑
また、人気のスポットとして平成22年に誕生した加恵瑠(かえる)神社は、「げろ」にちなんだカエルの鳴き声と「無事帰る」などの語呂合わせをしたもので、お賽銭を入れるとカエルがお告げをしゃべる、ユーモアたっぷりの神社。その隣の下呂発温泉博物館では全国の温泉の様々な特性等を知ることが出来る。
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加恵瑠(かえる)神社 下呂発温泉博物館
駐車場に戻り、1時間1分300円の駐車料金を払い、中央道(中津川IC)は、数か所工事渋滞が懸念されたため、往路と同じ道で帰阪した。
湯めぐり手形(1枚1300円)で手形加盟館3ケ所のお湯や8ケ所ある足湯の利用、温泉寺や下呂温泉合掌村など、時間があれば、まだまだ楽しめる下呂温泉です。
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