1000人疑惑

ときどき、世の中は1000人くらいだけで構成されてるんじゃないか、って思う。

街の中ですれちがう、いわば「俺の人生上のエキストラ」に入る人々は、いつも同じ1000人くらいだけで構成されてるのではないか？と思う。



2年前に地元の友達ＡとＢと会うべく横浜に行った。
横浜で働くＡ君、山形で働くＢ君、北海道に残るＣ君（俺）。

3人が、地元で待ち合わせするかのような、極めてシンプルな数回のメールで、

「○日の○○時に、横浜駅のどこそこへ」というＡ君の指定した集合場所で


何の混乱もなく、いとも簡単に集合した。



携帯電話の便利さ、わが国の交通機関の正確さにも驚きつつ、

やはり、「世の中、1000人くらいしか居ないんじゃね？」



という気持ちになるのだ。




札幌ドームで、3万人だか4万人だか入るようなドームで満員の人が居るのにも関わらず、昨日会った人とばったり出くわす。

そんなときも「1000人疑惑」は頭をよぎる。


たとえば、函館とかに行って、いつも札幌での通勤中に目撃する車を見つける。
ナンバーまで覚えてないけど、あの車種のあの色は珍しい上に、あのホイール、あのメガネかけた運転手。

ってことで、ほぼ間違いないんだけど、そんなもの誰にも証明できないので、一緒に居る誰にも言えず、終わる。


こんなときも「1000人疑惑」となる。




そしてもっとすごいのは、

前出のＡ君とＢ君。

Ａ君は前回、お正月休みで地元に帰ってきて、一緒に飲んだ。
Ｂ君は、遅れて先週帰ってきて、ＡとＢは会えないままに終わった。


なのに、昨日ＡとＢから電話がかかってきて、二人が

「秋葉原で遭遇した」と。


横浜のＡが、休みの日に秋葉原に居たことは、まぁ有り得るだろうとして、
つい先週まで北海道に居て、山形に帰るＢがどうして秋葉原にいるのか、という疑問。
しかも、同じ日に秋葉原に行ったからといって（その時点でもすごい偶然なのに）、
ものすごい人が居るなかで、遭遇することを考えると、

こんなものは、確率で言えば限りなくゼロに近いはずなのだ。


「偶然」で済む？




札幌で、ものすごい数のマンション、アパートがあって、更に一戸建てがある。
それよりも遥かに密集し、高層な建物が東京にはある。
千葉から埼玉から神奈川から、ずーっと延々と広がる。

飛行機で羽田空港に降りるとき、東京の湾の反対側にまでコンビナートと、高層マンションの並ぶニュータウンが広がる。

ああいうのを見ると、日本には1億人じゃ済まないくらい、人間で溢れかえっているんじゃないか、って思う。
突発的に、自分ってちっぽけな人間だ、くらいの気持ちになる。






のはずなのに、やっぱりおかしい。
やっぱり、本当は1000人くらいで構成されてるんじゃないか、と思ってしまう。


ようするに映画トゥルーマンショーの世界なのだ。


わけのわからないことを書いて、ごめんなさいｗ

ときどき、こんな気分になることありませんか？






ところで、こんどのレガシィがどうなってしまうのか、不安になってきました
http://img.worldcarfans.com/2009/1/large/subaru-legacy-concept---naias-2009.jpg