SJesterのバックステージ

音楽関連の話題中心の妄言集です。(^^)/
もしよろしければ、ごゆっくりどうぞ。

アコギな私:きりぎりす宣言

2007年01月04日 00時00分01秒 | 楽器あれこれ
昨年は、それまで仕事一辺倒だった私がそれ以外のことに目を向け行動した結果、少しだけその楽しみが分かり始めた年でした。ブログを始めたのもそのひとつ。
プロアマ問わず、音楽であるないにかかわらず、一つことを楽しんで一生懸命やってらっしゃるかたに触れたときには、心が洗われました。
さすがにヴァーチャル世界で“アラウ”と名乗ってるだけあってよく洗ったなぁ。

で、いろんなブログでみなさん今年の目標なんぞをアップしてらっしゃる。真面目ですねぇ・・・。
というわけで私も今年のモットーを発表しておきましょう。

“テイク・イット・イージー”と“ぼちぼちやる”です。

もちろん仕事はそれなりにちゃんとやるという前提で、その時その瞬間を精一杯楽しんで年末を迎えられたらという趣旨です。
名づけて“きりぎりす宣言”!! (^^)v
その名前は高橋多佳子さんのブログにカキコしているときに思いつきました。
仕事一辺倒だったときは目標だのコミットメントだのに追われて“ギリギリす”だったので、対照的でいいネーミングだと悦に入っております。

“きりぎりす宣言”一環の具体例としては、音楽を聴くだけでなく演るのもいいかなということで、いろんな楽器をいじくってみたいと思います。
なんてったって“きりぎりす”ですから・・・。

まずここに紹介する私のアコースティック・ギター3台には、特に活躍してもらおうと思っています。
それぞれ留守宅、赴任先自宅、実家にあるのですが、「出張の時以外は毎日いじくる」を楽しんで励行したいと思います。
上手になるかどうかは度外視です。(おぉ、真面目な宣言!)

ピアノは赴任先以外にはあるので、帰った時に弾けるだけ弾くことにしようっと・・・。

それともうひとつ、雑誌モーストリー・クラシックの企画で、ブログでリンクを貼らせてもらっているステキなヴァイオリニスト礒絵里子さんが“タイスの瞑想曲”を弾けるまでDVDで指導してくれるというのがあったので、昨年末にサイレント・ヴァイオリンを手に入れたのです。
第一弾DVDは既に入手しておりますが、現在調弦すらままならず難儀しています。
しかし、これもいつかは何とかかくし芸みたいにモノにしたいものですねぇ。
まずもって演奏したい曲は、“タイスの瞑想曲”“愛の悲しみ”“愛のあいさつ”です。
“きりぎりす”には摩擦音の楽器がもっともふさわしいですから・・・。

<アコギ愛器のご紹介> 
10月31日の記事にも書きましたが、今回はちゃんと写真つきでご紹介します。
ブログを始めたハナは、ブログ名のつけ方からしてこれらのギターの話題が、もっと早くに多くの記事を賑わすはずだったのですが。。。
オーディオショウの開催時期と重なったために、ずいぶんと予定が狂ってしまっておりました。
ようやくブログ開設時の懸案がひとつ記事にアップできて嬉しいです。

☆留守宅にある Larrivee:D-72 (冒頭写真) 
 (スプルース単板トップ、ハカランダ単板サイド・バック)

これのヘッドは当ブログのプロフィール欄にあるものですが、そこにブログ名の由来となったjesterのインレイ(飾り)があります。
控えめな指板のトゥリー・オブ・ライフが道化師チックで気に入っています。
ドレッドノートタイプのギターで、ストラップを掛けられないため座って弾くことしかできません。
特徴はとにかくフィンガリングがスムーズに行えること。
音はマーチンのD-45にも似た鈴鳴りです。少なくとも私はそう思っています。
要は私が気に入ってればいいのだ!

☆赴任先自宅にある GIBSON:SJ-200VINE

 (スプルース単板トップ、メイプル単板サイド・バック)

もう1台のブログ名の由来となったアコギです。これもとにかく弾き易かったので手に入れました。
ギターのショウ用に製作された楽器らしいので、ルックスは超ゴージャスです。しかし、私が抱えるとそんなに目立たなくなるように思います。そういう意味でデザインがとても洗練されているのだと思います。
フィンガーボードにもごちゃごちゃと図柄が描かれて(彫られて)おり、それも見栄えがする一要因だと思いますが、右下隅にあるとても小さな“Humming Bird”がユニークでどうしようもなくかわいいのです。
肝心の音はといえば全くギブソンしていません。ブライトでサスティーンがすごく伸びてて、どちらかというとマーチン鈴鳴りサウンドに近いような感じがします。音量はさすがにラリビーよりありますが、2台ともとても似た感じのサウンドだと思います。
一番身近にある楽器であり、サウンド・ルックスともに大好きです。

上記の2台の名前の一部“SJ”と“jester”をしりとりでくっつけて、このブログ名のタイトルにしたことは前にもご紹介したとおりです。今までこの“SJester”という名前を私オリジナルのハンドルネームにもしようと思っておりましたし、事実これまでそうしていたつもりではあります。
しかし、どうにもこのブログ以外の出先にお邪魔した際に前から使っている“クラウディオ アラウ”が定着してしまっていて、“クラウディオ アラウ”のブログに来てくださったかたには当ブログでもアラウ名でコメントに返事したりしているため、“SJester”がいまいち定着しないという事態と相成っております。

したがって新年を機に“SJester”は私の思い入れあるブログ名ということにして、この世界での私自身はすべて“クラウディオ アラウ”を名乗ってしまおうと思います。
万やむを得ずとはいえ、偉大なピアニストの名前を常時借用してしまうとはなんと“アコギな私”。。。
当然に、故アラウには最大限のリスペクトを捧げた物言いをしていくつもりなので、みなさんにもご容赦いただければありがたいのですが・・・。

☆実家にある Ovation:CUSTOM LEGEND

(樹脂ラウンドバック、ディープボウル)

お正月の帰省のおかげでようやくアップ用の写真を撮ることができました。
S&Gのセントラルバークコンサートでポール・サイモンが使用していたギターのトップが赤いものだと思ってください。

上記2台と比べるとエレアコである分、当然に音がか細い(特に低音弦である4・5・6弦)のですがアンプを通すとさすがにオベーション、ちゃんとしたキレのいい音という感じになります。私の弾きかたのクセにもよるのですが、省略コード時の高音でのカッティングをしたときの音が、エキセントリックでとてもよいのです。
中高音はもともとブライトで粒立ちよくきれいなので、バンドとかでライブをやるのならこれがメインになるのでしょうね。そういう機会がこれまでほとんどなかったので上記の2台ほど弾く機会がなく、基本的に盆暮れにしか帰れない実家でいつも待っていてくれるという健気な1台なのです。ですから、帰った時は目一杯弾いてやります。
ネックの握りはちょっとごわごわした感じですが、太さがジャストフィットなのでそんなに気にはなりません。

ところでご承知のかたもおいででしょうが、オベーションのギターは裏側がリラコードと呼ばれる独特の樹脂でできており、ラウンドバックといわれるように丸く成型されています。
つまり中年太りだとおなかのカーブとギターの裏側のカーブが面で接することなく、“線”さもなくば“点”で接することになってしまって弾きにくい形状なのです。

いや別に私がそうだといっているわけではないのですが、ギターのサウンドホールが天井を向かずちゃんと前を向くような体型に矯正するというのは、一般的な中高年ギタリストにとってはかねてからの課題のひとつであります。

しかし私が万一そのような体型で難儀していたとしても、この課題の解消は食事を楽しむという“モットー”に反するため、目標ではなく“願望”に限りなく近いウラ目標ということにならざるをえないかな、と。。。

いずれもそれぞれに個性があり大切に思っている愛器たちであり、“アコギな私”としてこまめに接して、より仲良しになりたいと思っています。


ところでいろいろ書いてきたものの、そのときどきを楽しむという“きりぎりす宣言”実現の本命は“オヤジギャグ”の洗練を極めることであります。
そして、それを磨く舞台はズバリ“ここ”です。
みなさんのご感想・お褒めの言葉・場合によってはご叱責などいただけると嬉しく思います。

この展開のしかたもなかなかに“アコギな私”でしょ!?