★リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
(演奏:ヴァレリー・アファナシエフ)
1.ピアノ・ソナタ ロ短調
2.ピアノ小品 嬰ヘ長調 S192-3
3.ピアノ小品 嬰ヘ長調 S192-4
4.悲しみのゴンドラⅡ
5.不運
(2000年録音)
IDカードのIDとは“アイデンティティー”(またはアイデンティフィケーション)の略だそうです。
さっき初めて聞きました。(^^)/
そんなわけで、傍目に見てもアイデンティティー溢れる個性豊かな面々のロ短調ソナタを特集したいと思います。
その際に○○コンクール入賞という実績などもアイデンティティーのひとつなのでしょうが、今その観点は抜き!
演奏の在りようがどうかという点だけで独特なかたを選んでみました。
そんな特集であればトップバッターはやはりこの人かと。。。
よく演奏が遅いと言われるけど、これなんか一般のそれより3割近く時間がかかっているので止まっちゃいそう。。。
最初の“ソ”から次の“ソ”の音からして、なかなか出てこなくてつんのめっちゃいそう。。。
ときにテンポなんてないのではないか、なりゆきで漂っているのではないかと思われるような瞬間もあるのですが緊張感は決して途切れません。
しかしそこから醸し出される心象は、その音色同様に深みがあり、すべからく思索的で引き込まれ傾聴させられます。
いつもながら本当に不思議です。
アファナシエフは「下手糞と言われてもいいが、楽譜に忠実でないと言われることだけは許せない」と言っています。ところで、この方の楽譜にだけテンポ記号が入っていないのでしょうか?(^^)/
モスクワレコーディングという30年以上も前のバッハを演奏した録音を聞いたときには、端正な美しい音色で生気も溢れ極めて真っ当で、しかもこのうえなく魅力的なバッハだったんですけどねぇ。。。
クレーメルと絶交したとか平均律の録音中にも誰かに裏切られたとか言ってるようですが、対人関係の不調からいろいろとナーバスになって、ただでさえセンシティブで哲学的な神経のどこかがマヒしちゃったんでしょうか?
そして、よくアファナシエフの演奏には当たり外れがあるといわれますが、これなどは誰からも当たりだと礼賛された演奏です。私も首肯することをためらいはしませんが、それは曲の構成を把握できた後に聴いたためだと思います。今だからこそ興味深く聴けたディスク。
リスト初心者の方には、ある程度修行を積んでからチャレンジしたほうがいいかもです。
後日ブレンデルのディスク紹介で書きますが、私もこの曲自体が素晴らしいと思えるまでに何年もかかりましたので。。。
★リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 / スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第2番
(演奏:イーヴォ・ポゴレリチ)
1.リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
2.スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第2番 嬰ト短調 作品19《幻想ソナタ》
(1990年録音)
この人も2つの意味でアヤシイですねぇ。
ひとつは師匠であり奥様だった故ケゼラーゼ女史とケッタクしてウケ狙いの解釈をしているのではないかという“怪しさ”。この演奏でも、全体の流れというよりその刹那の演奏効果の細部を最大限詰めていったうえで全体の構成のバランスを合わせたという手順が見て取れるように思います。
そうはいっても、グローブのような恵まれたでっかい手で一時も聴き手の耳を離すことなく、大轟音もピアニシモも極美の音で設計されたとおりの演奏を現実のものにする手腕と感性にはただただ脱帽するほかありませんが。。。
そうですよ! こんなに楽しませてもらってて、文句言っちゃいけない!!
もうひとつは弾き出される音自体の質感、ことに複数の旋律が綾なしたときなどの響きが“妖しい”。。。
冒頭のスタッカートのソの音の響き具合からして他にはない。さらに進んでペダルを節約して右手は媚びるような旋律を纏綿と奏でながら左手の伴奏は関係なくモノローグっぽかったりする箇所もあります。さらにさらに、連なる和音の混ざり具合の味わい、フーガのところなど集中力を切らさず耽美的な音が泉のように湧き出てくるようです。とめども尽きぬアイデアと技術の宝庫であります。
リストはどこにも光が当たらない場所がないような明晰な演奏なので、妖しさはいつもの半分ぐらいですが、併録されているスクリャービンなどは曲が曲なだけに別に出ているDVDでの演奏なども含めて、ポゴレリチの演奏は妖しさ全開です。
(こっちのほうがポゴレリチらしいかもしれません)
いずれにしても、この人ほど“外面的”な巨大さを感じさせる瞬間をこの演奏に持ち込めている人はいないでしょう。反対にピアニシモも息を飲む美しさで聴き入らせてしまうことができることも、よりダイナミックレンジの広さを誇ることができる要素のような気もします。
聴いていて飽きない。楽しい。それでいいじゃないですか!! は私の意見。
ということは、あざといのがキライという人にはお勧めできないディスクかもしれませんですね。
★リスト:ピアノ・ソナタロ短調 ほか
(演奏:ロヴロ・ポゴレリチ)
1.ピアノ・ソナタ ロ短調
2.オーベルマンの谷
3.バラード第2番
4.水の上を歩くパオラの聖フランチェスコ
(2006年録音)
上記イーヴォの弟で母国クロアチアでは知らぬものはいないぐらい知られた存在だそうです。
(要は関心あるヒトはみんな知ってるってことですな!)
兄者のように音そのものをコケ脅しや媚薬のように使ったりしないで、音楽でもってものごとを語る(“騙る”ではない)という姿勢が貫かれている極めてマトモなかたです。
表現方法に関してもはっきりした音だけでなく、グラデーションの中に溶かし込むことで別の効果を生み出したりもできる。(兄者はできるのに敢えてしないだけだろうが)
体格も当然のことながら兄者と遜色ないものがあるのでしょうから、生み出される音も非常にダイナミックで、スケールがでっかく広大無辺な印象を抱きます。兄と比べれば“内面的な”巨大さといえるかもしれません。
ただ生真面目な分だけ広大なサバンナをやや内省的に走破して終了という感がなくもない。。。
これはお兄さんのを聴いたすぐ後だからかなぁ~。
どこかの小泉さんと安倍さんの関係を見るようだ。。。
最初に聴いたときは音量を少し控えめに聴いたため、ネクラな変化に乏しい演奏でブラックホールに放り込まれたような印象を持っていたのですが、大きめの音量で聴くとロヴロの真骨頂が堪能できます。実は、気は優しくて力持ちだったんだ、と。
音量によって印象に非常な差が出ることが分かったディスクです。小音量で聴かざるを得ない人はヘッドホンでもいいからそれなりに大きめの音量で聴きましょう!(^^)/
★リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 / ペトラルカのソネット ほか
(演奏:ヴラディーミル・フェルツマン)
フェルツマンはチャイコフスキー・コンクールの覇者で、これはデビュー当初ソニーに録れたディスクでした。
一聴してテクニックの切れにビックリしました。とても鮮やかで視界がぱぁーっと開けたような素晴らしい演奏です。目覚しい鮮烈な演奏をと思われる方はこれがいいかもですね。
その後、ソ連のお国事情でいろいろあって不遇を囲ってきたみたいですが、最近カメラータからディスクが紹介されているようでなによりであります。
以後いろんな国で録音を残しているようですが、会社が潰れちゃったとか何かでカメラータが救った以外には再発できていないのが残念です。
一度、名古屋のHMVでベートーヴェンの最後の3つのソナタやバッハのゴルドベルク変奏曲のディスクを見つけたことがあるのですが、そのとき手に入れなかったのが本当に悔やまれます。
最近はいささかクセを感じさせる好々爺的な演奏になっているようですが、とはいえテクニックに衰えはないだろうと思うので、合ったレパートリーをぜひディスクにせっせと残して欲しいですねぇ。限定をつけたのはショパンのノクターンのディスクが私的にはちょっとコケちゃったので。。。
そもそもディスクになっている奏楽であるからには、ひとつの楽譜を見てその演奏家が自らの存在意義を賭けて解釈・演奏をしたものばかりであるはずなので、それぞれのかたの思いの深さに等しくアイデンティティーは存在するんでしょうけどねぇ。
この方々の演奏は結果的にではあれ、特にそれぞれ一聴して分かる特徴的なものをお持ちでいらっしゃる。いつもながら優劣・良否は申し上げません。ただ、私にとってはパラダイムが異次元にあるぐらい転換しちゃったようなものもなくはありません。そんなかた、楽譜に忠実に素直に解釈したといいながら、実は確信犯的な面はちゃっかり持ってるんじゃないかなぁと思ったりもします。それもまたよし!
すべての演奏のいいところを聴こうと思って聴くのが私のアイデンティティーです。
俗に言う“優柔不断”ではないかとも思うこともありますが、これまでの経験に照らしてちゃんと(かなりキョーレツな)好き嫌いはありますよ。
これまでの記載の仕方で、私の好みはある程度分かっていただけますよね?
以前はよく、「この曲(演奏家)は“かくあるべし”」という思い込みを抱いて聴いていたのですが、それより「こいつはこの演奏を通して何を言いたいんだろうか?」と一旦それを受け入れる体制で聴いたほうがより楽しいことが分かったので、先のアイデンティティーを標榜するようになったのです。
そうとでも思っていなくては会社から帰った後に、ロ短調ソナタを一晩で何回も聴いたりできましぇ~ん!!
(演奏:ヴァレリー・アファナシエフ)
1.ピアノ・ソナタ ロ短調
2.ピアノ小品 嬰ヘ長調 S192-3
3.ピアノ小品 嬰ヘ長調 S192-4
4.悲しみのゴンドラⅡ
5.不運
(2000年録音)
IDカードのIDとは“アイデンティティー”(またはアイデンティフィケーション)の略だそうです。
さっき初めて聞きました。(^^)/
そんなわけで、傍目に見てもアイデンティティー溢れる個性豊かな面々のロ短調ソナタを特集したいと思います。
その際に○○コンクール入賞という実績などもアイデンティティーのひとつなのでしょうが、今その観点は抜き!
演奏の在りようがどうかという点だけで独特なかたを選んでみました。
そんな特集であればトップバッターはやはりこの人かと。。。
よく演奏が遅いと言われるけど、これなんか一般のそれより3割近く時間がかかっているので止まっちゃいそう。。。
最初の“ソ”から次の“ソ”の音からして、なかなか出てこなくてつんのめっちゃいそう。。。
ときにテンポなんてないのではないか、なりゆきで漂っているのではないかと思われるような瞬間もあるのですが緊張感は決して途切れません。
しかしそこから醸し出される心象は、その音色同様に深みがあり、すべからく思索的で引き込まれ傾聴させられます。
いつもながら本当に不思議です。
アファナシエフは「下手糞と言われてもいいが、楽譜に忠実でないと言われることだけは許せない」と言っています。ところで、この方の楽譜にだけテンポ記号が入っていないのでしょうか?(^^)/
モスクワレコーディングという30年以上も前のバッハを演奏した録音を聞いたときには、端正な美しい音色で生気も溢れ極めて真っ当で、しかもこのうえなく魅力的なバッハだったんですけどねぇ。。。
クレーメルと絶交したとか平均律の録音中にも誰かに裏切られたとか言ってるようですが、対人関係の不調からいろいろとナーバスになって、ただでさえセンシティブで哲学的な神経のどこかがマヒしちゃったんでしょうか?
そして、よくアファナシエフの演奏には当たり外れがあるといわれますが、これなどは誰からも当たりだと礼賛された演奏です。私も首肯することをためらいはしませんが、それは曲の構成を把握できた後に聴いたためだと思います。今だからこそ興味深く聴けたディスク。
リスト初心者の方には、ある程度修行を積んでからチャレンジしたほうがいいかもです。
後日ブレンデルのディスク紹介で書きますが、私もこの曲自体が素晴らしいと思えるまでに何年もかかりましたので。。。
★リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 / スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第2番
(演奏:イーヴォ・ポゴレリチ)
1.リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
2.スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第2番 嬰ト短調 作品19《幻想ソナタ》
(1990年録音)
この人も2つの意味でアヤシイですねぇ。
ひとつは師匠であり奥様だった故ケゼラーゼ女史とケッタクしてウケ狙いの解釈をしているのではないかという“怪しさ”。この演奏でも、全体の流れというよりその刹那の演奏効果の細部を最大限詰めていったうえで全体の構成のバランスを合わせたという手順が見て取れるように思います。
そうはいっても、グローブのような恵まれたでっかい手で一時も聴き手の耳を離すことなく、大轟音もピアニシモも極美の音で設計されたとおりの演奏を現実のものにする手腕と感性にはただただ脱帽するほかありませんが。。。
そうですよ! こんなに楽しませてもらってて、文句言っちゃいけない!!
もうひとつは弾き出される音自体の質感、ことに複数の旋律が綾なしたときなどの響きが“妖しい”。。。
冒頭のスタッカートのソの音の響き具合からして他にはない。さらに進んでペダルを節約して右手は媚びるような旋律を纏綿と奏でながら左手の伴奏は関係なくモノローグっぽかったりする箇所もあります。さらにさらに、連なる和音の混ざり具合の味わい、フーガのところなど集中力を切らさず耽美的な音が泉のように湧き出てくるようです。とめども尽きぬアイデアと技術の宝庫であります。
リストはどこにも光が当たらない場所がないような明晰な演奏なので、妖しさはいつもの半分ぐらいですが、併録されているスクリャービンなどは曲が曲なだけに別に出ているDVDでの演奏なども含めて、ポゴレリチの演奏は妖しさ全開です。
(こっちのほうがポゴレリチらしいかもしれません)
いずれにしても、この人ほど“外面的”な巨大さを感じさせる瞬間をこの演奏に持ち込めている人はいないでしょう。反対にピアニシモも息を飲む美しさで聴き入らせてしまうことができることも、よりダイナミックレンジの広さを誇ることができる要素のような気もします。
聴いていて飽きない。楽しい。それでいいじゃないですか!! は私の意見。
ということは、あざといのがキライという人にはお勧めできないディスクかもしれませんですね。
★リスト:ピアノ・ソナタロ短調 ほか
(演奏:ロヴロ・ポゴレリチ)
1.ピアノ・ソナタ ロ短調
2.オーベルマンの谷
3.バラード第2番
4.水の上を歩くパオラの聖フランチェスコ
(2006年録音)
上記イーヴォの弟で母国クロアチアでは知らぬものはいないぐらい知られた存在だそうです。
(要は関心あるヒトはみんな知ってるってことですな!)
兄者のように音そのものをコケ脅しや媚薬のように使ったりしないで、音楽でもってものごとを語る(“騙る”ではない)という姿勢が貫かれている極めてマトモなかたです。
表現方法に関してもはっきりした音だけでなく、グラデーションの中に溶かし込むことで別の効果を生み出したりもできる。(兄者はできるのに敢えてしないだけだろうが)
体格も当然のことながら兄者と遜色ないものがあるのでしょうから、生み出される音も非常にダイナミックで、スケールがでっかく広大無辺な印象を抱きます。兄と比べれば“内面的な”巨大さといえるかもしれません。
ただ生真面目な分だけ広大なサバンナをやや内省的に走破して終了という感がなくもない。。。
これはお兄さんのを聴いたすぐ後だからかなぁ~。
どこかの小泉さんと安倍さんの関係を見るようだ。。。
最初に聴いたときは音量を少し控えめに聴いたため、ネクラな変化に乏しい演奏でブラックホールに放り込まれたような印象を持っていたのですが、大きめの音量で聴くとロヴロの真骨頂が堪能できます。実は、気は優しくて力持ちだったんだ、と。
音量によって印象に非常な差が出ることが分かったディスクです。小音量で聴かざるを得ない人はヘッドホンでもいいからそれなりに大きめの音量で聴きましょう!(^^)/
★リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 / ペトラルカのソネット ほか
(演奏:ヴラディーミル・フェルツマン)
フェルツマンはチャイコフスキー・コンクールの覇者で、これはデビュー当初ソニーに録れたディスクでした。
一聴してテクニックの切れにビックリしました。とても鮮やかで視界がぱぁーっと開けたような素晴らしい演奏です。目覚しい鮮烈な演奏をと思われる方はこれがいいかもですね。
その後、ソ連のお国事情でいろいろあって不遇を囲ってきたみたいですが、最近カメラータからディスクが紹介されているようでなによりであります。
以後いろんな国で録音を残しているようですが、会社が潰れちゃったとか何かでカメラータが救った以外には再発できていないのが残念です。
一度、名古屋のHMVでベートーヴェンの最後の3つのソナタやバッハのゴルドベルク変奏曲のディスクを見つけたことがあるのですが、そのとき手に入れなかったのが本当に悔やまれます。
最近はいささかクセを感じさせる好々爺的な演奏になっているようですが、とはいえテクニックに衰えはないだろうと思うので、合ったレパートリーをぜひディスクにせっせと残して欲しいですねぇ。限定をつけたのはショパンのノクターンのディスクが私的にはちょっとコケちゃったので。。。
そもそもディスクになっている奏楽であるからには、ひとつの楽譜を見てその演奏家が自らの存在意義を賭けて解釈・演奏をしたものばかりであるはずなので、それぞれのかたの思いの深さに等しくアイデンティティーは存在するんでしょうけどねぇ。
この方々の演奏は結果的にではあれ、特にそれぞれ一聴して分かる特徴的なものをお持ちでいらっしゃる。いつもながら優劣・良否は申し上げません。ただ、私にとってはパラダイムが異次元にあるぐらい転換しちゃったようなものもなくはありません。そんなかた、楽譜に忠実に素直に解釈したといいながら、実は確信犯的な面はちゃっかり持ってるんじゃないかなぁと思ったりもします。それもまたよし!
すべての演奏のいいところを聴こうと思って聴くのが私のアイデンティティーです。
俗に言う“優柔不断”ではないかとも思うこともありますが、これまでの経験に照らしてちゃんと(かなりキョーレツな)好き嫌いはありますよ。
これまでの記載の仕方で、私の好みはある程度分かっていただけますよね?
以前はよく、「この曲(演奏家)は“かくあるべし”」という思い込みを抱いて聴いていたのですが、それより「こいつはこの演奏を通して何を言いたいんだろうか?」と一旦それを受け入れる体制で聴いたほうがより楽しいことが分かったので、先のアイデンティティーを標榜するようになったのです。
そうとでも思っていなくては会社から帰った後に、ロ短調ソナタを一晩で何回も聴いたりできましぇ~ん!!