SJesterのバックステージ

音楽関連の話題中心の妄言集です。(^^)/
もしよろしければ、ごゆっくりどうぞ。

さらば 多羅尾伴内・・・

2013年12月31日 23時28分18秒 | その他
大滝詠一さんの訃報に驚いた。

つい2・3日前に、会社から帰宅する電車の中で「さらばシベリア鉄道」が頭に浮かんで口ずさんだ・・・。
週末にギターでも「カナリア諸島にて」などと一緒に弾いてもみた・・・

さらばシベリア鉄道・・・
最後の転調が1度上だと思い込んでいて、こんなの弾けないとずっと思っていたが、2度上がほんとうで、なるほどこれなら弾けると30年越しに思ったところだった。

虫の知らせというのはよく言ったもので、今朝はすこぶる夢見が悪かったのだが、遠い近いを抜きにして、馴染みだった方が亡くなる際というのはえてしてこんなものだ。

太田裕美さんの「恋のハーフムーン」は、所謂歌謡曲と呼ばれる時代の音楽の中にあって、もっとも私のこころを「キュン」とさせる観点に置いて完成度の高いものだった。
歌手のコケティッシュな声もさることながら、編曲の妙によるところ大で、大滝さんというより、多羅尾伴内の仕事がより印象に残っている一例である。



平穏無事に過ごすことができ言うことのないゆく年ではあるが、身内にも不幸があり、あまり個人的には良い年だったと言えなかったと思う。

大滝さんの音楽に思いを馳せながらゆく年を見送り、新年は心機一転、よい年にしたいと願わずにはおられない。

心からご冥福をお祈りしたい。

オーナーのオーダーのオーダー

2010年11月06日 18時03分46秒 | その他
★ショパン:バラード&スケルツォ集
                  (演奏:高橋 多佳子)
1.バラード集 
  第1番 ト短調  背番号23
  第2番 ヘ長調  背番号38
  第3番 変イ長調 背番号47
  第4番 ヘ短調  背番号52

2. スケルツォ集
  第1番 ロ短調  背番号20
  第2番 変ロ短調 背番号31
  第3番 嬰ハ短調 背番号39
  第4番 ホ長調  背番号54
                  (2000~2002年録音)

社命で千葉県に住んでいるとはいえ、愛知県出身の私は、物心ついたころから中日ドラゴンズの熱心なファンであります。
ファン歴からいったら、高橋多佳子さんをいかに熱心に応援しているといっても、比べるまでもないほど何倍もの期間にわたって私はドラゴンズに私淑、いや帰依しているといってもいいほどです。
したがって・・・
セ・リーグを制して、現在日本シリーズを戦っているドラゴンズに、熱い声援を送る毎日。

あろうことか、今年の相手はお膝元千葉ロッテ・・・であります。
1勝1敗で迎えた第三戦以降、マリンスタジアムと10kmと離れていないところに住んでいながら密かに(でもないが)ドラゴンズを応援しておりましたが、ミラクルな1勝をものするのが精一杯で、やはり私の身の周りの人が千葉でのデパートのセールを期待する情念を振り払うだけの力はありませんでした。。。
帰依しているとはいいながら、私の祈りの力が足らなかったものと残念な思いをしています。

折りも折り・・・
私がドラゴンズ・ファンになったころのエースだった『燃える男』が、楽天の監督になりチーム編成をどうするか考えているようなニュースも聞こえてきました。
言葉どおり、またぞろ熱い監督ぶりを見せてくれることでありましょう。
楽天というと、パ・リーグの2球団が再編した球団だという事実はありますが、クリーンアップを見てみると・・・

3番:鉄平
4番:山崎武
5番:中村紀

何年か前だったら、いったいどこの球団だろうという感じですよね。
監督を含めると、旧の2球団にいたレギュラーとドラゴンズに所属していたことのある選手との割合はどうなるんだろう?
ともあれ・・・
前々監督のいわゆる再生工場で復調した人もいる(来年いない人もいるけど)かもしれませんが、この3人が今のドラゴンズにいたら、なかなか魅力的だなと思ってしまいます。

落合監督は(鉄平はわからないけど)きっと使わないでしょうけどね。
コメントは痛快なぐらいおもしろくなく素っ気ないけど、接戦に負けないところが監督としての手腕を証明していると思うので信頼しています。



さて・・・
小春日和の昼下がり、私の野球感を信頼しているというフリデリク・オーナーから今年創立200周年を迎えるという球団のチーム編成をまかせたいと・・・。
球団名がよく見えませんでしたが“CH・・・”で始まっていたような気がするところを見るとドラゴンズに縁がある球団かもしれないと思い、支配下選手の表を見せてもらうことにしました。

この球団には・・・
なぜか整数の背番号だけでなく、ときたま小数の背番号の選手もいるようですが、瑣末なことにはこの際こだわらずいきましょう。(^^;)


まずはトップバッター・・・
ここには4人の候補がいるようです。
背番号18、背番号20、背番号23、背番号29のいずれも人気・実力を兼ね備えた選手達がそうなのですが、とりわけ背番号18番は自他ともに華麗だと認められ一際この球団の看板選手として著名である模様。
多彩なワザを次から次へと繰り出すことができるなど、確かに実力を髣髴させるのですが、監督としての私に言わせればいささか楽観的に過ぎると思うんですよね。。。
同じように、ちょっとメンタルにナーヴァスっぽい背番号29もやはり控えに回さざるをえないんでしょうか?

そして・・・
背番号20と23のいずれを採るかですが、双方存在感十分でいずれもいい1番打者であることに相違ありません。
しかし、結論から言って23番を使うことにしましょうか。(^^;)
20番がいささか悲観的に過ぎる気がするのと、背番号23の方が塁に出たならホームに戻ってくる中途で機敏にかけずりまわってくれそうな気がするし、ホームインの時には滑り落ちるように劇的に生還してくれることでしょう。
かくして、1番バッターが決まりました。

次に2番・・・
ここも名選手が目白押し・
背番号31、35、36、38といったところが主なところでしょうか?
ここにも背番号34.1なんていう伏兵がいて小回りが効きそうでいいのですが、やはり先の4選手と比べると主力に据えたくともそうはいかないですね。
実は・・・
私が好きなプレーヤーは背番号36なんですが、ちょっと2番打者としてはのんびりしすぎなのかもしれません。
彼の美点なのですが・・・。

背番号35もこの球団の大看板。
第一打席は情熱的に目まぐるしく、第二打席はリズミックに力強く、でも第三打席は死んでるし、第四打席はさらにやる気があるのかどうかわからないととにかく不安定なところが難なのです。先発はいいけれど、第三打席に期待が大きいだけに途中交替させる・・・わけにはいかないという使いづらい選手。
ここは一旦、保留です。

気持ちの振幅が激しいということでは、背番号31も38も同じなのですが31番が熟考して打席に入るものの穏健な心もちのことが多く、より安定している気がします。
38番はおっとりしているときと激高しているときがわかり易すぎるのが2番バッターとしては不向きかもしれません。ゲーム終盤での追い込みには本当にすさまじいものがあるので、そのときのために取っておきたい・・・ところです。
消去法から行くと、2番はやはり背番号31ですね。

クリーンアップ、3番バッターにも凄い選手がいっぱいいます。
背番号39、40.1、47、51、58・・・といったメンバーがそれで、いずれ劣らぬ人気があります。

ここに名を連ねていませんが、大人気の選手に背番号10.3がいます。
この選手は9回裏に比類ない力を発揮することが多いので、先発させずに代打要員で取っておくことにします。
個人的には背番号24.3の選手もいいと思うのですが、3番打者にはいかにも淡白で線が細いので断念でしょう。

背番号39は打ってよし走ってよしの闘志あふれる選手ですし、40.1番は軍隊と渾名される人気選手、47番は踊りださんばかりの色男・・・いずれ捨てがたい選手ぞろいなのですが、ここは背番号58に一歩譲らざるを得ません。

なにしろこの選手、4人分のはたらきをする変幻自在の選手であります。
めくるめく第一打席・・・粘るねばる・・・。
第二打席は機敏に、第三打席は瞑想するほどに達観して、そして第四打席はこのうえなく力強い、これほどの3番バッターが機能したらこのチームは間違いなく強いです。

そして肝心の4番・・・
これは監督である私の一存で背番号52にキマリです。
54番、66番など強大なライバルがいないわけじゃありません・・・
でも、生殺与奪権を持っているのは監督の私。
ここは52番にキマリなのです!
そのほかに理由はありません。(^^;)


5番バッターは概ね背番号44にきまりでしょうか?
これも人気の背番号15.2もありますが、5番バッターとしては重厚で勇壮な44番の敵ではないでしょう。
ライバルのL軍監督も手放しで称賛したという選手であれば、ここでも選抜するのは当然と言えましょう。

6番も背番号53でほぼキマリでしょう。
背番号64.1にやたら勝負の早い大人気の選手がいるにはいますが、クリーンアップの後を打たせるのに人気と実力を兼ね備えた英雄を外すことはできますまい。

7番バッターには実は意中の選手がいます。
背番号64.2は人気があるけれど勝負師としてはちょっとセンチに過ぎるところがある。
背番号61が大本命なんでしょうし、私ももっとも好きな選手であります。

しかし・・・
背番号27.1が捨てがたい。。。
背番号61がどうも長考というか悩み癖のある選手であり、意外性・爆発力があるとはいえそれまでに勝負が決まってしまうという恐れがあります。
その点・・・
27.1番は内に秘めた情熱は他に類を見ず、敵も味方もじれったくなっちゃうような性格はおもしろいと思うのです。

もうひとつ・・・
この次の8番バッターとの相性を考えると背番号27.1を使うとおさまりがいいのです。

8番は背番号28.8もシュールでいいとは思うのですが、人気からいって背番号27.2にせざるをえません。
本当は楽聖といわれる監督がいる名門チームの「悲愴」な迫力を持つ8番バッターとトレードでも出来ればいいのでしょうが、そんなことしたらこのチームのコアなファンから何をぶつけられるか分かったもんじゃありませんから、8番は7番とペアで繋げることにしましょう。
いずれにせよ7・8番の流れは大切です。

そして、9番は投手。
見回したら誰がいるんだろう?
仕方がないので、背番号9台をつけている3人に白羽の矢を立てることにします。

多少性格は違いますが、いずれも針の穴をも通すコントロールで相手を幻惑・翻弄してくれることでありましょう・・・。

このチームには背番号49とか60とか一匹狼の素晴らしい代打陣も控えていますし、保健室(?)には背番号57のリフレクソロジー&ヒーリングのプロもいる。

いいチームになるな・・・とひとりごちて、一通りの案をまとめた充足感に浸ったのも束の間、これらの選手がいったいどこを守るんだろうと気づいたところで目が覚めました。

                  

さて・・・
1番・2番・4番バッターのいる多佳子さんのディスクを聴いたら、いよいよ正念場を迎えるドラゴンズの応援をしなくちゃ。

最近のレコ芸に思う

2007年08月24日 23時28分38秒 | その他
昨日、推敲しないままにこの記事の骨子をアップしてしまい、読み直してみてあまりに感覚的にすぎるので、切り取ってアップしなおすことにしました。
ご覧いただいた方には、きっと何のことだか判らなかったでしょうね。酔っ払ってたんじゃないかって・・・。(^^;)

このところディスクの感想を記すようになってからは、最初、あんな感じで思ったことを思ったままに書き繫げておいて、あとで読んでおかしくないように(意味が通るように?)並べなおしています。

かっこよく言えば、作曲家の作曲のプロセスもこんな感じなんじゃないかなぁ~。霊感の赴くままにスケッチをして、それを後で完成した製品に練り上げるという・・・。
巧拙の別はあっても、物を作り出していることにはかわりないし・・・。
産みの苦しみって感じる時がありますね。(^^;)

一緒にするなという声が聞こえそうなのでここでやめますが・・・。


さてさて、前の記事では「レコ芸のメインの記事にかつて程の魅力を感じなくなっています」・・・というところから切り取ったんですが・・・。

レコード芸術はかれこれ10年以上購読してきており、この雑誌を「新譜情報」や「視聴記」がメインの雑誌だと考えれば今もって唯一無二の情報源だと思っているのです。
だとすれば、別にメイン記事に魅力があろうがそれは二の次であると言い切ってしまってもいいんですが・・・。
やはり私には、興味を持てる参考情報がたくさん欲しい・・・という気持ちが強くあるもので・・・。

レコ芸でいいのは、「今月のアーティスト」と銘打って有名どころにインタビューする連載と、新進や(まだ)無名のアーティストへのインタビューを通じてその主張が言葉で綴られている企画があることですね。
ここでは「アーティストはすべからく音のみによって情報を伝えるべきであり、ディスクを世に出した以上音を聴いて後は勝手に・・・」というパターンではなく、必ずアーティスト本人が相手に伝わるように言葉に翻訳して要諦を述べているわけです。

よしんば話の内容がぶっきらぼうでも、そのアーティストがどのような返答の仕方をしているかによってすら、その演奏を聴く際のイマジネーションが掻き立てられます。
初めて耳にするアーティストだと、それが「予断」になってしまって本来聴こえるはずの耳が曇ってしまうかもしれませんが・・・まぁそれもご縁。
事前の情報が多ければ多いほど、音を聴いたときの楽しみがいや増すのはあたりまえですよね。(^^)/

このバックステージに書くようになって、慣れてくるとやはり10年以上読んできたレコ芸・・・のどこだったかは覚えていないが・・・に書いてあったことが不意に思い出されたり、そのときモヤットしていた意味がわかったような気がしたり、かくして文章表現の技として利用させていただいていたり(簡単に言えばパクリ)もしていますね。
自分にとってはもう何年も自分の中に寝かしておいた表現なんですけどね。(^^;)

このブログを初めて10ケ月になりましたが、昨今あたらめて随分アウトプットしたもんだと感じています。これだけアウトプットするとまたいろんな情報をインプットしてみたくなりました。

最初の話題に戻ると、そのインプットのネタが本編記事に少ないんですよね。
むしろ・・・CD月評などにも評論家の個性があふれる表現や、感じ方のクセが表れていますが、そこに出ている国内盤はほとんど採り上げないもので(^^;)・・・アーティストとのインタビューのやりとりのなかにこそ、私が音楽を聴いて感じるのと似たハッとさせられるような表現とか、いままで見向きもしていなかった曲の一側面とかに目を向けさせてくれて参考になるものがある・・・そう思うようになりました。


たとえばレコ芸の今月号で言うと、小林五月さんがシューマンを「言葉足らずなところが素敵だし難しい」というように表現しておられたり、なぜ魅力があるのかについて本当に“魅力的に”ユーモアを交えて答えていらっしゃいましたが、仰ってる意味はよくわかるんですよね。
説得力のある演奏をしてらっしゃるかたは、例外なく「言葉でも」その音楽のことをどう思っているかよくわかるように提示してくださるんですよね。

シューマンのそこが好きという人と、嫌いという人がいるんですけどね。

私は典型的な後者で、じれったくってしょうがない。
子供の情景などならともかく、ピアノ曲の大曲で言えば「幻想曲ハ長調」を除いては余り聴きたいと思えない。

最高傑作「クライスレリアーナ」とは言われることですし、その第2曲に曲の重心がおかれているなどという論評もみますけど・・・私には最も何がいいたいのかわからない類の音楽ですねぇ・・・残念ながら。

小林さんは、“謝肉祭”の録音でホールもピアノにも拘ってらっしゃることがわかり、これは一度ちゃんと聴かないといけないかもしれないと思わされましたね。(^^;)


他には、メジューエワの“シューベルトの変ロ長調ソナタ”の楽曲把握などが気にかかりました。
述べられているのは聴いたことのあるような事実だけかもしれませんが、大曲のどの部分に着目し、それをどのように捉えているか・・・彼女も“ミステリアス”、“転調”、“彼岸”という言葉を口にしていますが・・・これがわかるだけでも、本当に私にはうれしいことのように思われます。
「自分でも触れたくないことを音化した」ようなところも感じ取っているようで、この表現など非常に興味深いものがありました。

さらに輸入盤の情報ではパウゼが“ドビュッシーの前奏曲集”をリリースしたとか・・・私に言わせれば、前出た練習曲集はいまいち納得いかない感じだったけど、評者は進歩を遂げて、深化したといってるし気になるなぁ~。
先般のガラコンで聴いた、久元祐子さんのモーツァルトのディスクも発売されたようだし。。。


気になるディスク情報がいっぱいあることはあるんですよねぇ~。
レコード芸術ですから、ある評論家がある楽曲のさまざな演奏についてどう思っているかという記事はたまに特集されるんですが・・・。
それよりもある楽曲に対して名演奏を残しているアーティストがどのように思っていたか・・・を特集するような記事がほしいですね。

ある楽曲のディスクを評論家の良心(これは外側からじゃ見えないですよね)に照らして聞き比べるのではなく、あるディスク(これは誰が聴いても同じものですよね)をそれぞれ評論家がどのように聴いているか聴き比べる(「名盤鑑定団」はこれに沿った企画ですけどね)なら、より公明正大な文章になるものと思ったりします。

なお、名盤鑑定団についてはあらためて書きたいと思いますが、もっと紙幅を費やして徹底的に有識者によってどこが魅力であるかの比較検討をしてもらえればいいと思っています。

ある意味、私のバックステージではそういう体系的な参照物がないからこそ自分なりに表現して、勝手気ままに書いていけたらいいと思っています。(^^;)

ここ数日のニュースを見ての雑感

2007年04月29日 00時00分01秒 | その他
出張中は巷の話題から隔絶されているのです。
私の仕事は、対象の当社社員を山奥の施設に缶詰状態にして、他の業務から隔絶された中で集中して業務知識を覚えていただく講師という役回りであります。
言い換えるとひと月に連続3~4日を2・3回、ニュースなどから開放される・・・否、知ろうとしても知れない状態があるのです。

これは私にとって、精神的に大いにリフレッシュできる機会であり、刑期を終えてシャバに帰ったらやっぱり浦島太郎になっていたと思わせられる瞬間を待ちわびる期間でもあります。(^^)v

それで昨日・今日思ったことを少々・・・。ちなみに、冒頭の写真は何にも関係ありません。


エリツィン元大統領の葬儀に参列した人の「格」の問題が取り沙汰されているようですが、やっぱりもう少し段取りよくすべきだったでしょうねぇ。
ヨハネ・パウロ二世の時もいろいろあったようだし・・・。

米国なんてクリントンさんとか送ってるわけだから・・・ハシリューが故人だからって人がいないわけじゃないでしょうに。

国会やってても、ダイエットの話をしていて野党の議案に賛成の起立しちゃうような元首相が2人もいるんだったら、まとめて参列に行ってもらっちゃってもよかったんじゃないですか?

確かにこのテの話は気持ちの問題で義務ではありません。ただ、表現の仕方によって相手に伝わるものは確かに変わる・・・。
極めて感情的に近しい友人と、経済的には恩義はあるがちょっと捉えどころのない人に対してリアクションが違うのは明白です。
拉致問題、靖国問題はじめ我が国では当然のこととして語られている諸問題が、外国でどのように受け止められているのでしょうか?

このような機会での行動の表現要領の積み重ねによって、その国と気安く付き合えるのか少し構えて付き合わなければいけないのかという評価が出来ていくのだと思います。
どこかの国のように“やんちゃ”を言っているつもりが全然ないのに、我が国の言動を見て実は精神構造は「大差ないんじゃない」なんて思われてはいないのでしょうか?
先の問題の他にも、教科書問題、歴史認識問題(ほとんど同じか?)、憲法問題、再軍備問題(これもほとんど同じか?)がどのように受け止められているか・・・我が国がどのように考えているかではなく、諸外国にどのように受け止められているか・・・については極めて心許ないように思います。
もちろん媚びる必要はさらさらないけどデリケートな部分には共感し、配慮しているという姿勢を見せるだけでも受けての感じ方が変わる可能性は高いのではないでしょうか。
それを配慮しないで「俺のやり方を通す」というのでは傲慢すぎるように思います。

他国と付き合うとき、現在の我が国のありかた・やりかたの中に先入観として気持ちをこわばらせる要素が多少なりともあるのだとしたら、いろんな面で甚大な悪影響を及ぼしかねない悲劇だと思えてしまうのです。

「いや、付き合うのに緊張する必要はないけど要領の悪い国だよね」ぐらいに思ってもらえてるならまだマシだといえるでしょうかねぇ?
ホント、カッコ悪いけど・・・。


でも、4日ニュースを見ないと、ホントにいろいろあったんだなといつもつくづく思います。世の中退屈しませんよね。


そしてこの缶詰状態が少し多くなりそうなのであります。
このバックステージでもメインステージのあおりを食って先日付が増えると思います。また、コンテンツ量・質ともに維持できないようになるかもしれません。
でも、楽しみなので努めてコツコツやっていくつもりなので、よかったらまた遊びに来てやってくださいまし。(^^)/


※てなわけで諸般の事情で先日付投稿しています。

クイズです(^^)v

2007年04月15日 00時00分00秒 | その他
                  菜花・・・。











                  ナズナ・・・。
                  

              では、問題です。
              王貞治さんが、宣伝していたお菓子の名前はなんでしょう?

              上の2つの花の名前を参考に考えてくださいね!(^^)v




















              ※大変失礼いたしました。(^^)/
               罪滅ぼしに今日見つけた花の写真を掲載します。
               ヤボになるからコメントは抜きです。決して手抜きではありません!
                  

            


      





      


            


                  


            


      





      


            


      


この写真は、電車の車窓から見つけた花をわざわざ目的地の反対側に出向いてカメラに納めたもの。


ホント、撮りに行ってよかった・・・。お気に入りの写真であります。


その乗っていた電車とはこれです。
      

どこに行ったのかは、まとめ次第アップしましょう! (^^)v

カツオのぼり

2007年04月14日 23時37分03秒 | その他
            青空に高く泳ぐこれは・・・鯉のぼり。
            本当に今日は素晴らしい天気に恵まれました。


            思わずこんな写真も撮ったりして・・・。
                  





                  
            実はこの鯉のぼりの下は羊の牧場だったのですが・・・。
                  








            この鯉のぼりにほど近い場所にこんなものがある・・・!?
                      

            確かに『カツオのぼり』でしょ!!
            この記事は、これでおしまいです。 (^^)v

普通の・・・☆

2007年04月14日 00時00分00秒 | その他
たった今、出張から帰ってきました。
おとりおきの記事もなく、ネタはあっても記事にするだけの準備が整っておらずどうしようということで、さっき“ちら”と思ったことを書いてお茶を濁します。(^^)/
                  

小市民の私の目には、電車に乗っている時によく近くの人の読んでおられる新聞の見出しが入ってきます。
お間違えのないように強調しておきますが、覗き込んでいるわけではありませんよ。目に入ってくるのです!!

先ほども“普通の主婦が4億円の所得隠し”という見出しの記事が『目に入って』きたのですが、4億円の所得を隠しているところで既にこの主婦は“普通でない”のではないでしょうか?

「遺産元手のFX(外国為替証拠金取引)の税処理で違法に利益を隠蔽した」ということのようですが、私も先だって確定申告したときに、裏付け資料がないときには“性善説”前提のような自己申告で可能な部分もあるなと感じていて、こういう“普通じゃないんじゃないか”主婦・・・否、主婦に限らないですが・・・は、案外いっぱいいるんじゃないかと思ったりしています。

小心者の私は、めっかって追徴課税がかかって、却って出費が増えるとイヤなのでキチンと申告しましたけどね・・・。
納税は国民の義務なのでしょうが、喜んで払わせていただくのを誇りとし喜びとする人は、できることなら払わずに済ませられないかという人より少ないんじゃないかと思ったりもします。。。
                  

さてさて、“普通”にまつわる話題に戻りますけど、私が営業にいた頃の話を思い出しました。

うまくいったらラッキーという成約確度の商談があって、お客様企業の担当者のかたとの間ではほぼ内諾いただいた状態で、双方の責任者を入れての接待を設けることにしたのです。

男性サラリーマンのかたならばお分かりいただけるかと思いますが、この宴席は成約のレポートを上げるのに際して「上司出馬の接待の席で成約が固まった・・・云々と、上司の名前を入れると自分の点数が上がるかな」と先方担当者と話し合ってのことだったのですが・・・完全に裏目に出ました。

上司はあろうことか酔っ払った挙句、自分ばかりくっちゃべって、その後寝ちゃった・・・。

すべからく、商談は振り出しに戻り・・・いえ、パーになりました。

その後、上司の言うことには「“普通は”あ~ゆ~宴席を設けたらうまくいくよなぁ~」なんですと・・・。
そのときは、私も「“普通は”そうでしょうね」と思いましたけどね・・・「普通じゃなかったですからね」とは言いませんでしたよ。。。


さらにその後、上司がそのまた上司から「何故ダメになったんだ!」と怒られたらしく、言うことには・・・
「“普通は”話がまとまるようにお膳立てしてから上司を担ぎ出すもんだ!!」ですって・・・。

その“普通”の状態を“普通じゃない”結果にした「あんたの仕事はなに!?」とは思っても言いませんでした・・・。


いまいましいことに、いつも上司のいう“普通”って「自分に都合のいいこと」ばっかりですもんね。
なによりも、この件に関しては上司の対応が明らかに“普通”じゃなかったんだから“普通”の結論にならなくてもなんら不思議はないんでしょう。

残念!!


そもそも、顔・かたち、信条・思想、歴史に至るまで一人ひとり違うんだから、そんな都合のいい人たちばっかりじゃないことは、私なんかよりも諸先輩方のほうがよくご存知のはずであると思うのですが、役職が上がると“普通”の範囲が極端に広がっていく傾向があるんですよね。

私にとっては、一人ひとりを“普通”という枠に十羽ひとからげにするような対応はやめようと心に誓った事件でした。
                  

件の上司は既に定年でリタイアされています。
ご家族思いの好々爺であると風の噂で聞いています。
この4億円の所得を隠蔽していた主婦を“普通の主婦”と思うかどうか聞いてみたいなぁ~・・・。(^^)/

ベアータ・ビリンスカさんの写真

2007年04月03日 23時56分29秒 | その他
この記事を書いている今現在は4月1日の深夜なのですが、3月26日に記事にしたベアータ・ビリンスカの3月17日のコンサートの記事を再投稿させていただきます。

再投稿理由は、リサイタル当日主催者側のかたに対し、サイン会で私が撮影した写真を当ブログに掲載してよいかという打診をしたところ、「ビリンスカさんと相談して後日回答する」というお答えをいただいており本日OKをいただいたため、であります。

情報自体は新鮮なうちに・・・といっても10日経ってから・・・投稿したのですが、せっかくご了解をいただいたものですから、私撮影の生写真掲載およびリサイタルの記事を要約・再掲載させていただきたいと思います。

寛大なご了解を戴いたビリンスカさんと関係各位に御礼申し上げます。


☆ベアータ・ビリンスカ ピアノ・リサイタル
《前半》
1.バラード第1番 ト短調 作品23
2.プレリュード第15番 変二長調 作品28-15『雨だれ』
3.エチュード第12番 イ短調 作品10-12『革命』
4.マズルカ ト短調 作品24-1
5.マズルカ ハ長調 作品24-2
6.タランテラ 変イ長調 作品43
7.アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 作品22
       ***休憩***
《後半》
8.スケルツォ第1番 ロ短調 作品20
9.ノクターン第20番 嬰ハ短調(遺作)<映画「戦場のピアニスト」>
10.ワルツ第1番 変ホ長調 “華麗なる大円舞曲” 作品18
11.ワルツ第6番 変二長調 作品64-1 『子犬のワルツ』
12.マズルカ 第30番 ト短調 作品50-1
13.マズルカ 第31番 変イ長調 作品50-2
14.マズルカ 第32番 嬰ハ短調 作品50-3
15.ポロネーズ 第6番 変イ長調 作品53 『英雄』
《アンコール》
16.シマノフスキ:プレリュード(アンダンテ・コン・モト)作品1-2
17.シマノフスキ:プレリュード(モデラート)作品1-7
                  (3月17日 佐倉市民音楽ホール)

ベアータ・ビリンスカはカーネギー・ホールでもコンサート経験を持つポーランドのピアニスト。
高橋多佳子さんもポーランド在住の際に、学生時代から注目していたと仰っている存在であります。
もちろん私ははじめて聴くピアニストで、多佳子さん云々もリサイタル後に伺った話ですが・・・。


佐倉におけるコンサートの間中、とてもシンパシー溢れるいい時間を過ごすことができました。
コンサート後手に入れたCDでは、非常に冷静でクレバーな演奏を粒立ちのよいタッチで鮮やかに弾いていたビリンスカですが、実演では対照的にとことん歌いつくすことに徹したホットな演奏を繰り広げていました。
曲によっては、メカニック面でミスタッチが気になったりする局面もありましたが、非常に正攻法でショパンの楽曲に最大限の愛情と敬意を持って、誠心誠意に向き合っていることが伝わってくるものであったため、リサイタルの間中は快い緊張感を伴った楽しい時間をすごすことができました。

彼女の演奏スタイルはかのツィメルマンにも演奏上のアドヴァイスをもらっているということが関係してか、どこかツィメルマンと共通する歌心を感じます。
ツィメルマンを垢抜けた潔癖なナイトとすれば、やはり実演でのビリンスカはちょっとオボコイというかカントリー娘風である気がしないでもないですが、CDでは充分に知的な淑女であることを証明しているように思われます。


印象に残る曲はといえば、まずは“バラード第1番”前奏は重々しく、テーマはじっくりと、どんなに早い走句であっても一音一音を揺るがせにしないで歌い抜く・・・。
ポピュラー音楽の言い方でいえば前ノリ気味の展開のフレージングは独特でした。

“アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ”のアンダンテ・スピアナートも一音ごとが極めて明瞭であったことも印象的。流れるようにということで弾き流されることが多い部分なだけに、しっかり弾きこまれていたのはよかったですね。
もちろん大ポロネーズでは沸き立つような躍動感が感じられ、ややもするとわざとらしい装飾部分が純粋に華麗というか華やかさに繋がっていたので、幸せな演奏だったといえると思います。
「ライヴだからなお映える」という楽曲であり演奏だったかもしれませんね。

後半のスケルツォはチョイとミスタッチが目立っちゃったかもしれませんが、今までに述べた美点は美点としてありました。
ビリンスカがどんな曲であると認識しており、どう伝えたいと思っているのかはよく分かりました。

その後のマズルカの旋律の歌わせ方、音色の選び方にはうっとりする瞬間が多数、英雄ポロネーズの中間部、左手がオクターブのユニゾンで伴奏するところの音色など、わざと無骨なフレイヴァーを織り込むなど、耳が『初めて聴いた!』と喜ぶような瞬間にも事欠かなかった、文字通り、尻上がりに好調になっていったリサイタルだったと言えましょう。

音楽の中に伝えたいものがあって、それを極めて音楽的に伝えようとされていることについては、第一級の折り紙でものし袋でもつけたい人であることに間違いはありません。

          

終演後のロビーでは、私を含めた多くの聴き手がCDを買い求めサインをもらっていました。
売り場に来るのが遅かったかたのうちには、売り切れちゃったために手に入れられず残念がっていたひとも何名かいらっしゃいましたねぇ・・・。

会場のかたか主催者の方かは知りませんが「売れるもんなんだねぇ~?」などと並んでいるわれわれにお構いなく、まるで他人事のように聞こえよがしにそんな会話をされていましたが、そりゃ好楽家が寄ってくるんですから、さして音楽に興味がない主催者側の思惑よりはCDは売れるでしょうよ。

まして実力も実績も申し分ないことが演奏を聴いて分かったわけですから・・・。
当然に、需要に見合った供給ができるだけの在庫を確保してほしいもんですね。(^^)v

ご当人は先の記事でも書いたとおり、一人ひとりの新しく生まれたファンに対して本当にホスピタリティーあふれる爽やかな応対をしてくれました。
気楽にサインをしてくれたのはもちろん、英語でいろいろ話しかけてきてもくれました。

私はアンコールのシマノフスキに感銘を受けた(もちろん本割もよかったと思いますよ)ので、シマノフスキが没後70年だから云々とこのブログで記事にしたことを話そうとしたのですが・・・あえなく語学の壁に阻まれました。

私が話しかけたことに対しての反応・・・

 “Excuse me・・・???”   

顔を洗って出直してきます!(--;)


最後に一言主催者の方へ・・・。

ビリンスカさんがサインをしていた倉庫の前みたいなところと、花が飾ってあったところと、CDを販売していたところと・・・。

同じホワイエの中で設営を決めるときに、どの場所をもっとも優先して決定するかということをよく考えてください。
わざわざポーランドからわが国で弾くことをことのほか楽しみにして、日ごろの研鑽を余すところなく発揮して楽しませてくれたこの日の主役に、同じホワイエでもあの位置に座らせてサイン会をさせるというのは失礼極まりなくわが国の恥です。

主役のピアニストに対しての“ホスピタリティー”を忘れてはならないと思います。
今後もし他のアーティストがサイン会をすることがあれば、ホワイエ内でしなければいけないのであればCD販売していた場所か、もっと奥のほうのスペースが取れるところにしてあげて下さい。

ビリンスカさんの位置はマジで倉庫か物置の前みたいに思えましたよ。


《お断り》
出張のため、先日付投稿いたします。

このひとは誰!?

2007年03月20日 00時53分22秒 | その他

   キムチがたくさん・・・・・


あるいは・・・
  
   キムチと、タクあん・・・・・


















彼が女装したと思えるぐらい似てると思うんですが・・・
   
        工藤静香さんも人妻になっちゃいましたもんねぇ~。


















フジテレビに遊びに行ったとき、館内見学コースで写したものです。
     
私本人がビストロ・スマップのセットに腰掛けた写真も有りますが、それはヒミツです。





SMAPファンのかみさんに随分前にこれをやったんですが、しばらく口をきいてくれませんでしたねぇ~。
ウケルと思ったんですけど・・・。

しかし今日はこの記事を書くために、初めて予算を割きました。
ご飯の時に併せて食べてしまえば、元は取れるのでいいですけどネ!


みなさん、もうお判りになりましたよね!
万一これでもわからなかったなら、『一分』考えてみてください・・・。

それでも判らなかったら、いたしかたありません・・・・・諦めてください。
でも誰かに聞けば、判るかもしれませんよ。(^^)v

似非“鳥の歌”

2007年03月19日 00時12分59秒 | その他
★エブリボディ・ディグズ・ビル・エヴァンス
                  (演奏:ビル・エヴァンス)
1.マイノリティ
2.ヤング・アンド・フーリッシュ
3.ラッキー・トゥ・ビー・ミー
4.ナイト・アンド・デイ
5.エピローグ
6.テンダリー
7.ピース・ピース
8.ホワット・イズ・ゼア・トゥ・セイ
9.オレオ
10.エピローグ
                  (1958年録音)

前回は“バード・サンクチュアリ”ということで、鳥の種類を観察する方向に話を進めてしまったので、あまりこのブログらしくなかったかもしれません。


しかし、前回記事では3種のディスクの紹介をしたとはいえ、ものすごく久しぶりだなと思い直した私・・・。

なぜかというと、ブログ編集画面の画像ホルダーの写真がひどく多様性を帯びているのに気づいたからです。
ちょっとご説明すると、プログを作成し写真を掲載する場合には、まず写真のイメージをいったんブログを編集する画面の画像ホルダーにアップロードします。gooブログの場合画像ホルダー1頁に直近の15枚が表示されるのですが、その写真の何と多様なこと・・・。

音楽ブログといいながらCDのジャケットの写真がぽつぽつとしかなかったら、やはり考えてしまいますよねぇ。
11月ぐらいは何ページにも渡ってリストの曲が収められたディスクの写真が続いていたわけですから・・・。う~ん、音楽ブログしてたなぁ~・・・。

このところの写真は、花の写真はともかくとして、東京の風景であったり、テレビに折り紙・・・果ては『パン※』まで!!



はい!!
     いま『パン※』に入る言葉はナニを連想されましたか?     正直に思い出してください。

えっ、もしかして・・・まさかネ!?  (^^)/



さてさて、“鳥の歌”といえばまずは若き日の杉田かおるさんの名唱があげられましょうが、それと並んで称されるのが大チェリストにして指揮者のカザルス編になるカタロニア民謡がありますね。
人によっては、この順が逆になる人もいるかもしれませんが、そんなことはこの際大した問題ではないということで・・・。

さて、残念ながらいずれの“鳥の歌”もCDではもちあわせていないので、ここでは代わりのディスクを紹介しようという趣向であります。


ここまで書いたところで既にネタバレを起しているかもしれませんが、選曲のタネあかしをします・・・。

カザルスはスペインのフランコ政権独裁に反対し、「これが解消されるまで(フランコ政権を承認する国での)自身の公の席でのチェロ演奏を封印する」としていたようですが、まず1961年にケネディ大統領の考えに感じホワイトハウスでの演奏会を行い、そのアンコールで自身の編曲した“鳥の歌”を演奏したということのようです。

その10年後1971年に国連の招待演奏において、演奏前に雄弁なジェスチャーを交えて以下の通りの有名なコメントを残しております。その後にやはり“鳥の歌”を演奏し、全ての聴衆をコメントとともに感動させたということらしい・・・。


 “私の国の鳥は“ピース・ピース”と鳴くのです。”


 ♪~  あ~ だから ビル・エヴァンスぅ~  (IQ都道府県ではありません・・・)

このように感動的な話の前では、いささかのスペリングの間違いなど大きな問題ではない!(小泉首相ではありません・・・)

というわけで、ビル・エヴァンス畢竟の名演であるこの“ピース・ピース(Peace Piece)”を収めたこのアルバムには、ジャケットにマイルス・デイヴィスやらアーマッド・ジャマルの賛辞が書いてあることも話題です。
当のエヴァンスは「ウチのお袋のコメントも載せておけば・・・」とコメントしているようですが、これは彼一流の照れ隠しなのでしょう。

そして、この直後にマイルスのコンボに9ヶ月間加わり“カインド・オヴ・ブルー”の制作を含めモード・ジャズを確立していくわけであります。
この演奏と“カインド・オブ・ブルー”でのそれを比べると、いかにエヴァンスが長足の進歩を遂げていた時だったのかが実感として分かります。
エヴァンスが特別変化したわけでないというのであれば、“カインド・オブ・ブルー”があれほどまでに異彩を放つ永遠の名盤となったのは実力者がコラボレートした時の幸福な相乗効果なのでしょうか?
もちろんその最大の功労者のひとりがエヴァンスであることに疑いはなく、マイルス名義の作品でありながら、私などはエヴァンスのほうに圧倒的な存在感を感じてしまいます。

この後、エヴァンスはスコット・ラファロとポール・モチアンというパートナーを見つけて、リヴァーサイド・レーベルの白眉である一連の録音を遺したのであります。

このディスクのジャケットのコメントに戻りますが、そのマイルス・デイヴィスは「エヴァンスはピアノをこう弾かなきゃいけないという風に弾く」と紹介しています。でも、このアルバムの演奏を聴く限り、私にはエヴァンスらしさはまだまだ形成途上だと思われます。
ソロ・ピアノによる演奏であれば、デビュー・アルバムの“マイ・ロマンス”からして唯一無二の個性を顕していたとおり、ここでも“ラッキー・トゥ・ビー・ミー”なんかはこれぞエヴァンスという感じですけどね。

やはりこのアルバムの白眉は“ピース・ピース”であるというのが、衆目の一致したところなのでしょうね。
私もそう思っていますから・・・。

“サム・アザー・タイム”の左手伴奏が延々繰り返されるのに乗って、右手が自由に飛翔していく・・・たぶん半分正気で、半分夢見心地ってな感じでエヴァンスが即興演奏の世界に遊んだ記録なんでしょうね。
後年エヴァンスが「ファンからレコードの通りに弾いてくれというリクエストが多いが、意識してあんな心境になって弾くことなどできないから無理だ」とこぼしているインタヴューを読んだことがあります。
「そりゃそーだ!」と私は納得してしまいました。

このトラックは、たまたまテープが回っていて録音できたというエピソードを聞いたこともありますが、本当にラッキーだったと思います。
逆の例としては、先に出てきたマイルス・デイヴィスは彼のコンボで“ネフェルティティ”を録音したときに、最初のテイクで最高の演奏が出来たと喜んでいたら、録音技師が聞きほれてしまっていてスタートボタンを押してなかったというエピソードがあるらしいし・・・。(^^)/

併せて、この録音はエヴァンスがクラシックの素養を充分に備えていることを如実に示した演奏でもあります。
つまり、左手が終始繰り返しの伴奏で右手が変奏曲のように同じモチーフを自在に展開していく・・・といえば、ショパンの“子守唄”のスタイルそのものでありませんか?
そして音の選び方についてはかねて指摘されるように、ドビュッシーの影響がモロに現われています。
これが“半睡半醒”の状態でこれだけ自在に弾き表せるというのは、やはりエヴァンスの立っている地平にはクラシックの肥沃な土壌があって、そこから新しい音響の世界を求めていったのだな・・・なんてね。

とにかくご存じない方には、ぜひとも一度お聴きになってみてはと申し上げたい曲であります。

★幻想飛行
                  (演奏:ボストン)

1.宇宙のかなたへ
2.ピース・オブ・マイ・マインド
3.フォープレイ/ロング・タイム
4.ロックンロール・バンド
5.スモーキン
6.ヒッチ・ア・ライド
7.サムシング・アバウト・ユー
8.レット・ミー・テイク・ユー・ホーム・トゥナイト
                  (1976年)

ボストンのデビュー・アルバムです。
ここに出てきた理由は、2曲目が“ピース・オブ・マイ・マインド”とピースがらみであるためです。“PEACE”のほうね。

でも、このアルバムを聴いた時(セカンドの“ドント・ルック・バック”も一緒に聴いたんですけど)にはとんでもない衝撃を受けましたですねぇ。
とにかくカッコいいもん!!
マサチューセッツ工科大学卒業で博士号をも持ったトム・ショルツの音を具現化するためのバンドということなんですが、まずギター・オーケストレーションがスゴイ。さらには、トム・ショルツのオルガンもメチャクチャうまい・・・。

完璧主義で恐ろしく長い時間レコーディングに、さらにはミックスダウンに費やすということで、いろいろトラブっていましたね。待てど暮らせど、この次のレコードが出てこないことをずっと残念に思っていましたっけ。
果たしてその後“サード・ステージ”というアルバムが出たら、ファースト・シングルの“アマンダ”があっという間にチャートのナンバーワンになっちゃったんでしたよね。
とにかく、伝説のバンドであることに間違いありません。恐ろしくワン・パターンを貫いたバンドでもありましたけど・・・。
裏を返せば、それだけ最初から完成されていたということでありましょう。

冒頭のナンバー“宇宙の彼方へ”の“モア・ザン・ア・フィーリーング”と歌われるどこまでも伸び行くヴォーカルから、幻想飛行を楽しみつつ最後まで爽快に聴きとおせる一枚であります。

★PIECES OF A DREAM
                  (演奏:ケミストリー)

1.PIECES OF A DREAM
2.TWO
                  (2001年 マキシ・シングル)

今度は“PIECE”のほうネ。これで、“Piece Piece”の完成!! (^^)/ 
この曲を初めて聴いた時には、我が国を代表する新しい男性デュオが誕生したと思ったものです。
もはやこれ以上私がご紹介することはないでしょう。むしろ、この記事をご覧になっているみなさんのほうがお詳しいでしょうから。


★カザルス:ホワイトハウス・コンサート
                  (演奏:パブロ・カザルス、ミエチスラフ・ホルショフスキー、アレクサンダー・シュナイダー)

1.メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 作品49
2.F.クープラン:チェロとピアノのための演奏会用小品より
3.シューマン:アダージョとアレグロ 変イ長調 作品70
4.鳥の歌 ~ カタロニア民謡 (カザルス編)
                   (1961年ライヴ録音)

この記事を書き始めたとき(実は2月)には聞いたことがなかったのですが、たまたま会社の同僚と音楽談義をしたところお持ちでいらっしゃって、お借りできちゃいました。なんとグッド・タイミング! (^^)v
ありがたいことです。エセではなく正真正銘の“鳥の歌”がご紹介できるという意味でもネ。

さて、その演奏ですが驚嘆したことが2つ。
まずはテクニカルな面についてなのですが、アンサンブルが縦・横ともにほつれたり(メンデルスゾーンの第4楽章など)してるような気がしたり、最近の正確さを売り物にした演奏に慣れてしまっているとアレっと思ったりして・・・。
もうひとつは、そんなこと全く関係ないといわんばかりの説得力です。

哀切の情の深さ、演奏に際して呻き声も聞こえるのですが、グールドのそれとは違ってまったく気にならないばかりか、チェロから溢れる憂愁の想いをいや増しているようにも思えてしまうのですからパラドキシカルです。ホントに、伝わってくるものの切実さ、重さは尋常ではありません。

世界情勢の混沌を認識しヒューマニズムを痛切に希求するカザルスのその気持ちが、時間と空間を越えて音盤を通して私にそう語りかけてきているのでしょうか?
いずれにしても想いが伝わるかどうかの境目は、決して技の巧拙だけによるのではなく、結局はその“想い”自体の強さと気高さ・・・なんでしょうね。

この盤の前では、ひたすら頭を垂れてようと思った私なのでした。


《追伸》
でも、メンデルスゾーンの三重奏曲で楽章が終わるごとに拍手が入っているのはなぜだろう?
このころは、楽章が終わるごとに拍手をするのが通例だったんでしょうか?
それとも、聴衆がわきまえてなかったんだろうか・・・。でも、聴衆の中には当時の楽壇の最高峰の方々も名を連ねていたはずなんだけど・・・。
・・・そっか、中には知らない人もいたということ・・・なのかもしれませんネ。

いずれにせよ、そんなこと気にするまでもない演奏内容であることは、先ほど述べたとおりです。
えっ、オマエは気にしてるじゃないかって?

いえ、そんな、決して、メッソーもありません・・・。

パン※ DE デート

2007年03月16日 00時00分01秒 | その他
ひと目会ったその日から、恋の花咲くこともある・・・。

タイトルの・・・ 『パン※』 ・・・を“ひと目”見て「これかな?」と思った言葉を、素直に忘れないで、この記事を最後までお読みくださいね。(^^)v







久々の高橋多佳子さんという感じ・・・(^○^)/
   

リサイタルの『パンフ』は演奏とともに大切な思い出としてとってあるのです・・・。
こんなパンフのコンサートでデートっていうのも、考えてみればステキかもしれませんね!

この番組風に言えば「グー!」っていう感じでしょうか・・・ヾ(o´∀`o)ノ+゜:。*゜+゜:。*゜++















さてと、いよいよあなたのお話を伺っていきたいと思います。

やっぱり、『パン※』といってすぐに思い浮かぶのは・・・
   

『パンダ!』・・・・・ある意味では、至極“王道の答”ですよね。そう思ったとしても、余りフシギはないかもしれません。

こちらでは『パン※』は『パンダ』という感じなんですけどぉ~。







そぉですかぁ~・・・そ~ですよねぇ~。
『パンダ』でデートっていうのも十分アリじゃないんでしょうかぁ~。
カンカン&ランラン、今でも元気かなぁ~。ピアニストのランランは今でも凄く元気そうだけど・・・。

2・3日前の高橋多佳子さんのブログに、ついこないだワルシャワ・フィルハーモニーホールでプロコフィエフの第3番のコンチェルトを大熱演だったって書いてあったっけ?
やっぱ彼は、いつでもアドレナリン出っ放しなんでしょ~ね。とっても素晴らしいピアニストなんですけどねぇ~。
前にも記事をアップしたけど、顔面だけでもオンガクできちゃってるモンねぇ~・・・。(^^)v





そうですかぁ~、わかりました・・・どれどれ、それでは、よいしょっと・・・。

王道の『パンダ』というよりは・・・・・・・・・・(と、いうよりは?)
   

水分を多く含んだソフトな『パン粉』っていう感じですな!! o(≧ω≦)o

  “オヨヨ・・・!?”

『パン粉』でデートということは、彼女の手料理ということですかな? (^^)v
フライ・とんかつもいいけど、光モノの魚を香草でくるんでパン粉焼きっていうのも、オッシャレーかもしれませんなぁ~。

しかし、メタボのオヤジになってこのレシピだと、ちと長生きできそうにありませんなぁ~。
“パン粉でデート”は、お互い若いうちだけにしたほうがいいかもしれませんなぁ~~~。








さぁぁぁぁあて、クラシックのコンサートに動物園や手料理と、雰囲気も盛り上がってまいりました!!









それでは、お二人さん・・・・・・・・・・


     “ごたいめぇぇ~~ん!!!”


あのさぁ、もぅオレさぁ・・・・・ガマンできないぐらいビンビンきちゃってるんだよネ!
   

キミとなら今すぐ『パン※』でデートしたいよぉ~!!




いやん・・・・・アナタって、ダイタンね!
   

ヘタれた花に見えるかもしれないけれど、アップした者の立場としては誰がなんといっても“隠微でアンニュイなパンジー”なのよ!!
ちなみに、スラングではオンナみたいな男のことを“パンジー”って言うらしいわ・・・。

それはさておき、あたしの『パン※』でデートは『パンジー』でデート。

 ♪~ この花は私です。やっときれいに咲いたのです・・・なんちゃって。*。:゜+(人*´∀`)+゜:。*゜+

わかってくれる人いるかしら・・・? 

 ♪~ 覚えています?            サクラダジュンコさんを・・・。




さあ、お二人さん! PCの向こうにいる人のほうを向いて・・・目をつぶってぇ~・・・上をむいてぇ~・・・。

  スイッチ・オン!!!


               



                       
さて、今日もステキなカップルが誕生しましたね!
ホント、よかったですねぇ~。
それでは、皆さんごきげんよう。。。



ひと目会ったその日から、恋の花咲くこともある。
  見知らぬ貴女(あなた)と見知らぬ貴男(あなた)に、デートを取り持つ・・・

     パンチ DE デート!!




その後連れ込みホテルに、もちろん車で、デートに行ったお二人さんですが、あいにく『パンク』でデートになってしまったとさ・・・。

                                          おしまい








冒頭私が投げた問いへの正解は、もちろん、あの関西テレビ制作による“パンチ DE デート”でありました。
みなさん、お分かりですよね・・・。 

満35歳以上のかたで、これ以外の文句を思いついてしまった人・・・あなたは、考えすぎです! (^^)/

そしてあろうことか、ビンビン・ボーイと同じ解答だったかた・・・。いらっしゃいますよね!?
あなたには、欲求不満の解消策を検討されることを強くお勧めいたします。・・・って・・・・・・ったくナニ考えてんだか!?

                               by セラピスト 「あ~」オヤジ

夢のコラボレーション

2007年03月15日 03時38分14秒 | その他
★むしまるQ ソングコレクション
                  (DVDオムニバス盤)
(今回の記事では、本文中に紹介するものを除いて収録曲名表記を省略します。
 種明かしになってしまうからです。手抜きだと思いたい人はそう思っていただいて結構です。(^^)v)

前回記事でご紹介した三石琴乃さんの代表的なパフォーマンスといえば、私にとっては“むしまるQ”のうららちゃんの声なのです。
そしてむしまるQといえば11月5日の記事にも特集したのですが、さまざまな虫・動物を題材にした挿入歌が魅力的な番組でした。

実はあの記事をアップした後、テレビで流れている歌の画像DVDが発売されていることが分かり何はともあれすぐ入手したのです。やはり映像付で見ると違いますねぇ。
CDの音と歌詞カードだけでは気づかなかった仕掛けなども見つけてしまって、一人感動に咽んでしまったり・・・。誰も一緒に住んでいないのをいいことに声に出して笑ってしまったり・・・。
もちろんテレビで放送している時間の制約が有りますから、フルコーラスではなく短縮版なのですが、それでも有無を言わせず引きつけられる物があるのです。

未確認情報ですが、昔、ウゴウゴルーガを制作していたスタッフがこれらの制作に携わっていると聞いたことがあります。さもありなんという出来栄えではあります。
ウゴウゴルーガ放映時には、こんなのを見て育った子供が大人になったら我が国はどうなってしまうのだろう・・・などと小さな胸を痛めておりましたが、かの番組でルーガちゃん役だった子役(小出由華さんというらしい)は、今やフジテレビ朝の番組、“めざましテレビ”で早耳娘のモデルさん(しかも巨乳!)になってしまっているとは恐ろしい現実であります。
そして、自他共に認めるモーレツ人間だった私自身が“おきらくごくらく”な感覚に染まっている・・・キャー!!!(^^)v

結局こっちが本性だったのネ!


★むしまるQゴールド 大集合 大脱皮のテーマ
                  (オムニバス盤2枚組)


さて、タイトルの夢のコラボレーションですが、我が国のレコード史上最も凄いコラボレーションのオムニバス盤はこのむしまるQシリーズではないでしょうか?
よくトリビュート盤などの企画がありますが、これほどの曲・パフォーマーを揃えたものにはそうそうお目にかかれるものじゃないと思います。

そして特筆大書すべきは楽曲のコンセプトのもの凄さであります。
番組初期には動物の特徴を織り込んで“パフォーマンス”を巧みに聴かせていただけであったのが、最近のものになればなるほど“モトネタ”になる曲があってそれに似せて作曲された曲に、動物の生態が巧みに織り込んである・・・というさらに手の込んだ手法に進化しているのです。

たとえばこのLATEST ALBUMの事実上の本編の嚆矢を飾る“マッコウクジラは潜水キング”という曲では・・・、
 ・ジャーニー    “セパレイト・ウェイズ”
 ・ヨーロッパ    “ファイナル・カウントダウン”
 ・イエス       “ロンリー・ハート”
 ・ヴァン・ヘイレン “Jump”
の4曲がものの見事に織り込まれています。

ここまでくると、パロディーといっていいのかコラージュといっていいのか・・・。はたまたパクリというのが適当なのか・・・。
こんなことまでして「著作権は大丈夫なのか?」と、思わずしなくてもいい心配までさせられてしまう徹底した作りこみぶり・・・と思ったらちゃんと日本音楽著作権協会許諾番号が打ち込んでありました。恐れ入りました。

楽曲解説をすると第1主題が“セパレイト・ウエイズ”で、そのカウンターメロディーが“ファイナル・カウントダウン”、第2主題が“ロンリー・ハート”で間奏では“セパレイト・ウエイズ”を機軸に“Jump”を含めた全曲がソナタでいう展開部のように鮮やかに織り込まれています。

そのうえ、歌詞にも“セパレイト・ウエイズ”“ロンリー・ハート”“ジャーニー”なる単語をシラジラしく織り込んで恐ろしく念の入った作品に仕上がっているのであります。
ベートーヴェンの対位法もかくやと思われるほどの、展開のし放題・・・大好きです。

そうであればこそ「作詞はともかく、これを作曲と呼んでよいのか?」という疑問も禁じえないのでありますが、クラシック界にも“○○の主題による幻想曲”みたいなのを“作曲”している人はゴチャマンといるわけですからあまり問題にするべきではないのかもしれません。
でもまあ、ここまであからさまだと、却って笑えちゃうのがフシギというか、感服しちゃいましたです。

ネットで調べてみるとこのCDの商品案内には“子供向け”なんて書いてありますがトンでもない。
私のような“ベスト・ヒットU.S.A.”世代のお父さんが買っているのが殆どではないかと思います。なんてったってこの作品の本当の意図が子供に分かるはずがない・・・。

だってマッコウクジラの4曲ガチャガチャポンのほかにも、イーグルスの“ホテル・カリフォルニア”もどきのホタルを歌った楽曲に日産セフィーロの宣伝の井上陽水さんが絡んでくるところがある(先のDVDの画像ではさらに笑える)のですが、その宣伝を放映してたころに生まれた子供は既にいくつになってるんでしょうか!?
宣伝時、“33歳のセダン”として発表されたばかりだったセフィーロも既に生産中止だし・・・。
私はその宣伝の後、セフィーロに乗っていた時期があるのですが、それって現在中1の娘がの生まれる前後ですもん。
となると、それを見て笑える子供といったら・・・ねぇ。どうしても、オトナしか笑えないでしょう。

その他、タイトルで説明できる曲で言えば、“ミ・ツ・バ・チャ・い・た・い”というミツバチが針で刺したら死んでしまうことを歌った歌があるのですが、これ何の曲のパロディーだと思います?
実は、ポリスのラスト・アルバム“シンクロニシティー”の大ヒットナンバー“Every Breath You Take”なんです。

邦題は“見つめていたい”。

曲調は“まんま”です。アンディ・サマーズがエレキ・ギターをミュートしながらアルペジオでカキコキやってるあの通り・・・。そしてそれを、元レイジーの影山ヒロノブさんが歌っている・・・のです。

これらを夢のコラボレーションといわずしてなんと言おうか!


この盤には実に40曲もの動物にまつわる曲が収められていて、例えば他には“ミドリガメのうた”なるデュエット曲もあります。
ミドリガメです。↓


ミドリガメは、本来はミシシッピアカミミガメといって外来種のカメなんだそうです。
小さな緑のカメの時はかわいがってもらったけれど、(すごく)大きくなって茶色のカメになってしまったら捨てられてしまった悲哀をあたかもイカシタ男女の関係ように歌っています。
でも外来種が我が国固有の種を脅かしている問題が叫ばれて久しい中、それを警告する意味も含まれていたりして結構深いものがあるように思います。

私も、愛知県で子供と一緒に魚をすくいに行ったときに、大きなミドリガメを2匹捕まえたことがあります。
息子が、珍しがってカメを両手で顔の前にかざしてにらめっこしていたら、おもむろにカメが首を伸ばして息子の唇に噛み付いたという事件が発生してしまいました。
お医者さんに診せたところ大事無かったのでよかったのですが、「ファーストキッスが亀とはねぇ・・・」と言われてしまいました。後から実はそれは「亀」と「噛め」のギャグだったのではないかと、チョッと反応の鈍かったことを悔やんでみたり・・・いや、そんな深読みすることはないと思い直してみたり・・・。
いずれにしても、息子が大事無くてよかったと心配するよいお父さんなのでありました。

しばらくこれらのカメを飼っていたのですが、やはり死んでしまいました。
自然においておけばもっと長生きさせてやれたのかもしれませんが、一応外来種だということが分かっていたので、もう一度放すということは不味いかなと思って・・・。
カメにとっては迷惑だったかもしれませんが、子供は喜んだし、手洗いの習慣もついたし、脱皮というか甲羅はうろこ状に剥がれながら大きくなっていくことが分かったり観察していて楽しかったですね。ミシシッピアカミミガメくんには感謝しています。

この曲のパフォーマー名は“イサム&ヨーコ フロリダ’66”ということになっていて、チョコレートの景品で“アマゾンのミドリガメ”がついてくるという販売戦略がとられ、結果子供がサルモネラ菌に侵されるという社会問題が発生した1966年を示唆しているらしいなど、さらに深いものがあるようです。
この点からも、単なる子供向け商品ではないといえるかもしれません。

また、かのサウンド・オブ・ミュージックの有名曲“ドレミのうた”に張り合った“ドシラのうた”という曲も収められていますが、これも極めて秀逸といわねばなりません。
ご承知のかたも多いと思いますが、日本語訳のドレミのうたでは“ドはドーナツのド”ですが、英語の原詩では“Doe,a deer,a female deer"、つまり「ドは雌鹿のDoe」ともともと動物が対象なのです。

それで“ドレミ”の雌鹿に対して、“ドシラ”のほうは何をぶつけて来たかというと

 ♪~ ドは ドウガネチビマルトゲムシ のド !?

文句なしに圧勝ですねぇ!! 文字数では・・・。


さてさて、実は先のDVDの表紙に“むしまるQ ソングコレクション”の題字の他に、そこらじゅうに吹き出しがあって「うただ」「うただ」と書いてある・・・。冒頭写真で見えますでしょうか?

こうなると思わずヒッキーの関連楽曲がどこかにあるはずだと探さずにはいられなくなってしまう・・・。
画像にも注目したけれどない・・・。
見落として気づかなかっただけなのか、本当にないのかを探すだけでも楽しいのですが・・・ちょっとモヤッとですねぇ。

私なら“travelling”をモチーフに“トラ-ヴェリー・グー(虎ーVery-Goo’)”なる虎の歌を作りますけどねぇ。
阪神ファンとか出てきたりしてね。画像には虎と星野SDでしょうね!
誰かやってくれないかな?(^^)/

★NHK教育テレビ「なんでもQ」歌のアルバム大全集 ?はてなのはね?
                  (オムニバス盤)


最後にジャケットのみご紹介しておきましょう。
このアルバムと、上記の“大脱皮のテーマ”(いずれも2枚組みです)を揃えるとほとんどの曲が聴けるのではと思います。大脱皮のほうは、テレビ放映サイズの縮小版で収められた曲も多数ありますが、こちらは全部フルバージョンです。

いずれにせよ、楽曲の狙いとするコンセプトはショート・ヴァージョンでも堪能できますし、DVDでも思いましたが、短く濃縮されたエッセンスを試聴するほうが最も楽しいといえるのかもしれません。

私としては、DVD化されていない楽曲のDVD続編を出していただけるよう、ぜひとも期待したいところですね。


それにつけても“うららちゃん”のかわいさよ・・・。(^^)v

アウディの飛行機

2007年03月13日 00時59分22秒 | その他
タイトルを見て何じゃらホイと思われた方、冒頭写真は私が折った紙飛行機でありますが、アウディの新聞広告を使って折ったものであります。
単にそれだけのことです。

でもアウディの四つ輪のマークが見えるようにとか、黒白のコントラストをどのように折ったら最も映えるかを吟味して心を込めて折ったものです。
何故折ったかというと、今般長岡に帰った折に、子供と紙飛行機飛ばしの勝負をしたからであります。

この他にも新聞広告を利用して、8種類ぐらいの飛行機を折りました。
そしていざ飛行機飛ばし勝負に臨んだのでありますが、アウディのは紙質が上等すぎて重かったようで、いささか飛行実績としては期待はずれに終わってしまったというのが実態であったように思います。

もっとも良く飛んだのは、スーパーの折込・・・紙質の極めて粗悪な薄いものでありましたが、雪は積っていたけれど風がなかったコンディションにおいては、極めて多彩な曲がりを楽しませてくれました。

一方子供は、ましかくの折り紙で何機も作って勝負を仕掛けてきましたが、見るべきものはあったにせよ、私の丹精込めて折った飛行機たちの敵では有りませんでしたねぇ。まぁ、書き方が大人げないっちゃそうなんですが、ただアウディのは負けちゃったのが口惜しい・・・。

結局、次男が作った飛行機と私が作ったものをさんざん飛ばしっこしたのですが、作っていない長男がやはり思い入れがないために、私達が飛ばしている側から積った雪をツブテにして撃ち落しにかかったのです。
どうせ当たらないと思っていたら、次男も雪つぶて組に変わってしまって、結局全機撃ち落されてぐしゃぐしゃになってしまいました・・・。

まぁ、それもよし・・・かと思っていますが・・・。


次の折り紙は、金の亀、銀の亀です。


我が家でミドリガメを飼っているのですが、三条市と長岡市のはざかいにある川の上で屋台のようなところにいたお姉さんから、「あなたの欲しいミドリガメはこの金のカメですか?それとも銀のカメですか?」と聞かれたときに正直に生きてるものが欲しいといったので・・・

 ・・・・・・・・・・ウソです。

川のたもとの屋台でカメすくいをさせたのが縁で、確かにウチには2匹のミドリガメがいます(名前は、マメールとマメックスです。枝豆色をしていたからだそうです。名前の由来はわかる人だけ分かっていただければ結構です。)が、この折り紙は単に次男が得意にしているものです。

したがって、我が家にはこんなにうじゃうじゃいます。


左下に飛行機に乗っているものもいるのが見えると思いますが、これも先の飛行機合戦で飛び交いましたねぇ。
こちらは重量がある関係か、案外安定してまっすぐ飛びました。
重さと飛び方の関係は、必ずしも一律でないようですね。ホント、不思議なものです。

私も小さい頃は折り紙とかあやとりとか得意でしたが、もちろんテレビゲームなどなく一人で遊べるものといえばそんなものしかなかったからでしょうかねぇ。
それとものび太くんと同い年だからでしょうか?

子供が折り紙してるのを見ると、ついついほほえましくなってしまいます。

ただ、リリアンセットをやったこともあることは、極めて厳格に秘密にしております。



またまた出張のため、先日付記事を投稿しておきます。
えらく手を抜いてしまった・・・。

姫さまのお達しにより・・・

2007年03月06日 00時00分00秒 | その他
先刻、姫様の御成りがあり「顔抜きの銭型を掲載せよ」とのありがたいお達しを賜ったために、ローリング・ストーンズを聴きながらこの記事を書いています。


冒頭写真は青梅で見つけた「蹲(つくばい)」であります。

細かい説明は抜きにして、まずは姫様の御成りを歓迎して心をこめた御花でお迎えせねばなりますまい。


この花は“蹲”の傍らに姫様のように可憐に・・・・・でもそこらじゅうにわんさか・いっぱい咲いていた福寿草です。
福寿草って「あっ、こんなところに!」ってところに姫やか、否、秘めやかにちょっぴり咲いているのが普通ありがたいんですけどねぇ・・・まぁ、綺麗だからいいですけど。

ところでこの“蹲”ですけれど、銭型ですよねぇ~。(^^)v

この記載の文字がタイヘンに凝っているのですが、わかりますでしょうか?
簡単に言えば「読めますか?」ということになります。

上から右回りに 五 ⇒ 隹 ⇒ 止 ⇒ 矢 と漢字が並んでいるように見えますよね。これだけでは「なんじゃらほい?」なんですけれど、これよく見てください・・・銭型のまんなかに四角い穴が開いているのがミソなんです。

そうです。これを漢字(部首)の“口”と読むとそれぞれは、
 
 五 ⇒ 吾
 隹 ⇒ 唯
 止 ⇒ 足
 矢 ⇒ 知

となります。

そして、これを続けると「吾(われ)、唯(ただ)足るを知る」という風に読めるのです。

これですよ、これ!!

こういうユーモアに出会ったときこそ“欧米か!”ではできない、日本人(中国人でもいいけど)なればこそのウイットを感じるというか、ホントに日本人でよかったなと思う瞬間ですね!
それもありがたい教えの言葉であるというところなど、これこそ小さなことですけれども「美しい日本」が実現されている例ではないかと思うのです。
この“蹲”自体はあの石庭の竜安寺にも同じ文言が記載されていたものがあったと思うので決して珍しいものではないはずです。きっと、姫様のご覧いただけるところにもあるのではないかと思いますよ。

これも“蹲”の近くで咲いていた花ですよん。


姫様、お気に召していただけましたでしょうか!? (^^)v

もし私の至らなさでご不満な点があったとしても、この“蹲”の銘を思い起こしていただければ幸いに思います。

すなわち“吾唯足知”。

遺教経という教えに「足ることを知った人は何事にも不平不満が無く、心豊かでいることができるけれども、足るを知らない人はもし富んでいても、貧しい心持でしかいられないものだ」というようなことが記されています。

簡単に言えば、お達しの答は「これで(満足できなくても)勘弁してね!」ということです。(^^)v

窓越しの花便り

2007年02月25日 00時34分41秒 | その他
私はスキーに行ったから冬が来ていたことを実感していますが、会社の同僚の多くは「今年は雪を見ていない」、あるいは「冬らしい気候を感じたことがない」と言っています。
必ずしも嘆いているという風情ではないので、ニューヨークのようにあったか過ぎたり、突然寒くなったりというのよりは数段ましなのかもしれません。

でも、温暖化の影響とかエルニーニョの影響とか、地球がおかしいのではないかと思われる兆候はそこここに現れているのでいささか心配。

ただ自然は大したもので、毎年毎年同じサイクルをきちんと忠実に守っている・・・。
今年もちょっと気ぜわしいとはいえ、広場いっぱいに白い梅の花が咲いていました。

小田急線のロマンスカーの車窓から見えたので、写真に納めてみました。

同じくロマンスカーにて撮影したもの・・・。


折からの雨模様と、窓越しに写したためにソフトフォーカスになって“らしい”写りになったと思っています。

沿線の急坂を下る小溝の脇に、わずかに苔むした石垣を基にした家屋が建っている隙間にひっそりと、でも健気に咲いていた花・・・。
名前も知らない花ですが、愛おしい想いに駆られたものです。

最後は建物の窓越しに写した紅梅です。


この地方に今年初めて、わずかに雪がチラついた日のもの。

申し訳程度の冬便りですが、このまま春に季節は移っていってしまうのでしょうか?
それとも、冬将軍がもう一度ぐらい進軍を試みるのでしょうか?

歳を重ねるにしたがって、何故か花の動向が気になるようになってきた私。
また本格的に春になったらいろんな場所に花を訪ねて行きたいな、などと思っています。


日をおかずに細かい補遺的な記事を挟んでいる理由は、紀行文的なものはすぐに文章化しておかないと忘れてしまうことと、情報の鮮度が大事だと思うことのほか、なにか最近オヤジの加齢臭が漂う記事がボツボツあるような気がして・・・。

23日に杉並公会堂で開催された、礒絵里子さんによるバッハのコンサートの記事をアップするためには、間にちょっと消臭・消毒・芳香剤的な記事が必要だと思たりすることもあって、これらの記事を挿んでみましたが・・・果たしてお清めは十全でありましょうか?

もうすこしお花を挿んでみようかなぁ~・・・。