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鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

天狗鼻海軍望楼台

2023-08-10 | 史跡

薩摩川内市の天狗鼻海軍望楼台(ぼうろうだい)を紹介します。

 

いちき串木野市と薩摩川内市の境の土川から県道を北へ行くと案内柱があり、そこから左へ2.5km進むとここへ来ます。離合もできない狭い道なため、軽自動車がお勧めです。

 

この先500mの所にあります。

 

緩やかな山道を下って行きます。

 

建物が見えてきました。

 

入口。

明治28年(1895年)の日清戦争終了後に、日本海軍は国内の要所に海岸防備のために望楼台を設けました。

 

内部。先は丸くなっており、天井はありません。

この施設が竣工したのは明治33年(1900年)です。通常は海軍兵4人が常駐し、戦時中は増員されました。宿泊施設は、別に近くにありました。

 

中から入口を見る。

日露戦争(明治37~38年)時には、ロシアのバルチック艦隊の北上を監視していました。

 

コンクリートとレンガ造りで、窓があります。

鹿児島県には、ここと下甑島、佐多岬の3か所に設置されました。

 

上から見る。

全国で施設が残っているのは、北海道宗谷岬とここの2箇所のみです。

 

建物の先は広場になっており、向こうが海です。当時レーダーはなかったので、目視で監視していたのです。

 

左を望む。

 

岬です。

 

沖には甑島列島が見えます。北は天草、南は野間岬まで見えるそうです。


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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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おはようございます。 (momomama)
2023-08-11 05:59:03
chiroさん 台風は大丈夫でしたか?

>北海道宗谷岬とここの2箇所のみです。
遺構にも色々あるけど 想像されるような場所ですね。監視してたんですね。
天狗鼻海軍望楼台(ぼうろうだい)・・・世ky残っていましたね。

草茫々なのが 逆に 相応しいような感じですね。
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Unknown (ma_kun)
2023-08-11 11:42:27
敵国の軍艦を監視するための海軍施設なんですね。
和歌山の友が島にも旧日本軍の要塞施設として使われた当時の面影を残す廃墟が数多く点在しています。
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戦争遺産 (chiro)
2023-08-11 14:07:44
momomamaさん

こんにちは。
台風は、被害はありませんでした。
今度は7号が本州に向かっていますね。
明治時代の戦争遺産です。
ここと宗谷岬だけとは、貴重な遺産です。
広場の先は、今は木があって見晴らしが悪いですが、当時はよく見えたことでしょう。
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和歌山に (chiro)
2023-08-11 14:10:11
ma_kunさん

こんにちは。
当時は双眼鏡で監視していたんでしょうね。
雨の日など、視界が悪かったことでしょう。
和歌山の島にも戦争遺産があるんですね。
全国にはたくさんあるでしょうね。
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