指宿市山川の成川十一面観音座像と石殿(せきでん)を紹介します。
案内板に従って行くと、民家の倉庫の横にクスノキの巨木があり、その向こうにあります。
クスノキの下部。
お堂の周りに石造物があります。
中央が石殿で、この中に十一面観音座像があります。成川を支配していた鎌田政成が、1566年に建てました。
山川石でできた石殿。扉を開けることはできず、中の十一面観音座像を見ることはできません。
次のHPで見ることができます。
成川十一面観音座像及び石殿 ::: 指宿まるごと博物館|海と港のめぐみ (ibusuki.lg.jp)
屋根には、十一面観音を建立したことなどが書かれているそうです。
山川石は軟らかくて加工しやすい反面、風化に強く、450年以上たっても文字が鮮明に残っています。
成川板碑です。鎌田政成が、1576年に西国33箇所の観音霊場を巡礼したことが書かれているそうです。
近くにある成川遺跡です。弥生中期から古墳時代の遺跡で、人骨300体、刀剣などが出土しました。
成川遺跡供養塔。
後ろは空き地で、遺跡の遺構はありません。