鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

芋のツルを食す

2008-10-07 | 食べ物
さつま芋を食べると聞いて、何を連想されるだろうか。
ふかし芋、焼き芋、芋の天ぷら、さつま芋のお菓子・・・
これらは、土の中で育った穀物の芋である。
芋のツルを食べることを連想した人はいないだろう。
ところが、あろうことか、あるまいことか、その芋のツルを食べることになった。
我が家の食糧事情が、急に逼迫したというわけではない。
ツルを食べるように品種改良されたさつま芋の苗を入手し、庭の畑に植えたのである。


庭の畑で育ったさつま芋。


ツルと葉は普通のさつま芋である。

私の人生で、これまで、さつま芋のツルを食べたことはない。
初体験である。
食べ方がわからないので、我流で料理した。
冷蔵庫にあった薄揚げと炒めることにした。


フライパンに油をひき、芋のツルを炒める。
こしょう、だしの素、みりん、醤油、砂糖で味をつけ、水を少し加え、薄揚げを入れてしばらく煮る。


芋のツルと薄揚げの炒め物の完成。

味のほうは・・・
チョー美味というわけではないが、決してまずくはない。
想像していたような苦味、エグ味はまったくない。
淡白、素朴、繊維たっぷり。食感はニンニクの茎に似ている。
立派なおかずの一品になる。
佃煮にしてもおいしそうだ。
このさつま芋、ツルを食べるだけでなく、もちろん芋も収穫できる。
食料難の時の救世主になるかもしれない。
コメント (6)
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