鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

勝野ふじ子文学碑

2008-10-16 | 史跡
薩摩川内市入来町の国道328号の脇に、勝野ふじ子文学碑があります。
近年建てられた立派なものです。


勝野ふじ子文学碑。
地元鹿児島でもあまり知られていない作家ですが、どんな人だったんでしょうか。
案内板から要約すると・・・

勝野ふじ子は、大正4年3月5日、入来町坂出に生まれました。
鹿児島県立第二高等女学校を卒業し、昭和19年3月21日、入来町で29歳の若い命を閉じました。
作品は、小説9篇と短歌数種を残すのみですが、芥川賞の選考会で話題にされるほど、文学的価値の高いものでした。
文芸誌「九州文学」の同人仲間、田中稲城(福岡県八女郡矢部町)との愛に支えられ、お互いを励ましあい、質の高い文章を残しています。


「美しく生きる」は、手紙の中の言葉だそうです。


作品のリスト。

異父妹、小春日、蝶、南国譚、うしろかげ、平田老人、安とおさくの話、老婆の記、薄暮

読んでみたい気がしますが、入手が難しいでしょうね。
地元の隠れた人物を発掘して、広く知らせるのはいいことだと思います。
コメント (2)
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