goo blog サービス終了のお知らせ 

鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

西郷隆盛の史跡(3)

2007-11-15 | 史跡

西郷洞窟
1877(明治10)年9月24日、政府軍の総攻撃が始まりました。
このときの西郷軍はわずか300余、一方これを取り囲む政府軍はその数4万。
西郷は城山中腹にあるこの洞窟で最後の5日間を過ごしました。
洞窟といっても数人が入れるくらい小さなもので、ここを訪れる観光客は、あまりの粗末さにたいてい驚きます。


西郷隆盛終焉の地
洞窟を出た西郷は、岩崎谷を下りていきました。
政府軍の銃弾の流れ弾が西郷に当たります。
覚悟を決めた西郷は
「晋どん、もうここらでよか・・・」
という最後の言葉を残して、別府晋介の介錯で49歳の生涯を閉じました。
ここに7ヶ月にわたる西南戦争は幕を閉じ、最後の内乱が終わったのです。


南州墓地
鹿児島市上竜尾町に、西郷ら西南戦争で亡くなった人々が眠る西郷墓地があります。
西郷を中心として、私学校幹部の桐野利秋、村田新八、別府晋介など、また多くの兵士の墓が並んでいます。
墓石は鹿児島の代表的な石材である溶結凝灰岩でできていますが、桐野利秋の墓だけが花崗岩でできています。


南州神社
南州墓地に隣接して、西郷隆盛を祭る南州神社があります。
付近一帯は南州公園として整備されています。


西郷銅像
城山の麓に西郷隆盛の銅像が建っています。
城山を背にし、桜島を向いています。
上野の西郷さんが和服姿なのに対し、こちらは軍服姿です。
製作者は、渋谷の忠犬ハチ公像を作った彫刻家の安藤照です。
8年の歳月をかけ、1937(昭和12)年に完成しました。

西郷さんの史跡は、訪れた温泉など、この他にもたくさんありますが、今回はこれくらいにし、機会があればまた紹介していきます。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする