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鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

西郷隆盛の史跡(2)

2007-11-14 | 史跡

西郷屋敷跡
1873(明治6)年、征韓論に敗れた西郷は、職を辞して鹿児島に帰ってきました。
そのとき住んだのが、武村(現鹿児島市武)にあったこの西郷屋敷跡です。
ここで西郷は農業や猟をして質素な生活を送ったといわれています。
写真は、庄内藩の家老であった菅(すげ)実秀と対話している像です。


西郷屋敷跡にある古井戸。実際に西郷が使った井戸です。


ツンの像
西郷が犬を連れて狩をしたのは有名で、上野の西郷さんの銅像が犬を連れています。
その犬がツンで、東郷町藤川の前田善兵衛が提供したものです。
東郷町の藤川天神にツンの像があります。
それにしても、像が2体もある犬なんてツンくらいではないでしょうか。


私学校跡
時代は西郷をのんびりと隠遁させませんでした。
1874(明治7)年、西郷を慕って帰郷した若者や鹿児島にいる若者の教育機関として、私学校を鶴丸城厩跡に設立しました。
1877(明治10)年、私学校の生徒が草牟田にあった陸軍火薬庫を襲撃し、これが引き金になって西南戦争へ発展していきました。


石垣の弾痕
西南戦争で劣勢となり、熊本から宮崎と転戦した西郷軍は、最後に郷里の鹿児島に帰り、城山に立てこもりました。
これは私学校跡の石垣に残る政府軍の銃弾の跡です。
無数の弾痕が残り、銃撃の激しさを物語っています。
コメント (4)
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