今日も良い天気で、しかも暑い一日。
県北の玉名市の高瀬裏に花菖蒲を見に出掛けた。
(菊池川)
県北では最大の河川菊池川の河口に発達したのが玉名市。
江戸時代には高瀬と称し、菊池平野の米の集積所及び積み出し港として栄えた町である。
ここから船に積まれた米は大阪に運ばれ、その出来は米相場を左右するほどだったという。
取り敢えず本日は目的の花菖蒲に特化してUPする。
(花菖蒲祭りの会場:高瀬裏)
花菖蒲祭りの会場は、菊池川と町の間に挟まれた高瀬裏と呼ばれる人工の水路。
ヤバタと呼ばれ五月の鯉のぼりと同時に掲げられる幟旗がはためいていた。
以前は、各家庭で子供が生まれると子供の名前をこの旗に書いて祝ったものである。
(水路:高瀬裏の花菖蒲)
水路に花菖蒲を植え、遊歩道を整備した。
各々の商家等は、階段状の船着場を造って荷物の積み出しをしていた。
が、それは明日の機会とする。
(花菖蒲)
花菖蒲の開花状況は、全体の5分の1程度でほとんどの区画はまだ開花していない。
花菖蒲祭りは、一昨日から6月初旬まで続くので逐次開花していく。
(花の手入れ)
若い男性が、菖蒲園の中に入って何やら作業をしていた。
訊けば、男子高校生で終わった花を摘み取って、他の花の生育・開花を促す作業とのこと。
この下流の方には、いろんな種類の花菖蒲が植えられているがまだ開花には早そうだった。
そちらの方は、女子高校生が作業をしているのだと教えてくれた。
(休憩中の女子高校生)
狭い露地を通って、レトロな町を散策したあと戻ってくると休憩中の女子高校生のグループに出会った。
こちらは又、菅笠に絣の着物、赤いタスキに前掛けという結構ないでたち。
本日のお出かけは、高速を使って片道1時間以内のお手軽コース。
少し暑かったことを除けば、概ね上出来の花見だった。
「重力に逆らってみるドッコイショ」・・・しろ猫