「目に青葉山時鳥初鰹」といきたいが、青葉以外にはとんと縁が無い。
里の裏山ではこの時期になると、確かに時鳥が鳴いていた。
仕方がないので、目に青葉だけで我慢することに・・。
(ヤマボウシ)
爽やかな緑のヤマボウシも白い花をつけて多分今が一番良い時期。
残念というか、当然と言うか白い花は上手く写っていない。
では、と、隣の木の花を・・。
(センダンの花)
此方はセンダンの木で、花は薄紫・・・の筈だが此方も色がハッキリしない。
それでも、緑豊かな葉っぱと花は清々しい。
(野ブドウ)
野ブドウも最近は珍しくなった。
邪魔者扱いされて、やがて刈り取られたりする。
旨くはないが、子供の頃は食べたりしていた。
こうして、野山や公園・街路樹も緑が濃くなっていく。
しかし、例外も多い。
(駐車場ワキの植栽)
元々なにが植えられていたのか、原型を止めないほど剪定されて枯れてしまっている。
枯らす目的で剪定したとしか思えない。
枯れた列は100m以上も続いていた。
(ツツジ)
この列は、途中からツツジの葉が見えるから、多分ここはツツジの列だったのだろう。
こうした剪定後に枯れたものは、枚挙にいとまがない。
(ツツジ?)
駐車場とウオーキング・ジョギングコースの縁に植栽されたツツジは、もう存在さえ風前の灯火。
公園や郊外の国道・県道などの街路樹などでも無茶苦茶な剪定が目立つ昨今である。
電線の保護のため、畑への日照を遮るから、根っこが歩道の敷石を持ち上げる、などなど理由は様々。
人間の社会では10年一昔で、地方自治体の長期計画もほぼ10年先のことまで。
ところが、木々の生長は数十年は短い方で、世紀をまたぐのは普通のこと。
せめて、低木・中木・高木くらいの知識を持って計画して欲しい。
育てる公園ではなくて、始めから出来上がった公園を求めるので無理な植栽が行われ、後は知らん振りで業者まかせ。
無理な植栽~強剪定~枯らす~植栽を延々と繰り返す。
メンテナンスという名の植物虐待も延々と・・。
自然のしっぺ返しは、もう始まっているというのに。
「オウンゴール自然を顧みぬ遊び」・・・しろ猫