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カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

復興工事と建設工事と・・

2019-02-15 10:21:36 | 熊本地震
 熊本地震の更地のピークが、少し過ぎたような気がする昨今である。

 倒れたり傾いたりした家々がそこにあった時よりも、解体され更地が広がる風景の方が殺風景だった。

 かなりの人達が自助努力によって自宅再建を成し遂げているのだ。

 そうした家々が増え、見える更地の面積が減ってくると景色が変わって見えてくる。

 そうしいう中で、まったく更地が減らない一画がある。

 町の復興計画によって、新しい災害に強い市街地の再開発が図られる予定の地域である。

 その他、道路への建物やブロック等の倒壊によ通行不能に陥った狭隘道路の拡幅などがなされる予定である。

 手始めに、県が主体となり町の中心部を東西に貫く県道の拡幅(4車線化)工事が始まろうとしている。

 

 工事の概要や、完成予想図が第1期工事が開始される県道横に設置された。

 現在の2車線を倍の4車線にすると共に、街路樹などを植栽した歩道などを広く整備する予定である。

 

 用地買収などが済んだ箇所は、いわゆる縄張りがしてあって、現在3箇所から一期工事を始めるという。

 震災後、比較的早期に資金を投入し再建・再開したガソリンスタンドや店舗などが、いくつも該当箇所に営業している。

 3階建て以上や地下構造物を含む工事は建築許可が必要との通達が出たが、通達以前や2階建て等が多く困難が予想される。

 私の知り合いにもやっと自宅を再建し、1年も経たない内に転居を余儀なくされた人がいる。

 補償額では同じ町内に取得できる土地がないということで、別の町内に引っ越すらしい。

 町の計画に理解のある人なので問題は局限されているが、そうでない病院や事業所なども多いと思う。

 

 町の体育館も、いよいよ地盤の補強が終わって基礎工事に入っている。

 完成予想図を見た知人が、何だか平凡すぎる建物だと言っていたが、以前の奇抜すぎる外観よりスッキリしていいと思う。

 なにぶんにも、「熱物に懲りてナマスを吹く」というやつで、極端に地盤に神経を使う反面、建屋や天井材などを軽量化しアリーナ内への落下物の危険度を減らした構造になるだろうと予測する。

 必然的に内装の部分も、余分な装飾を削除しただけ見かけ的にはパットないものとなるだろう。

 ある意味虚飾に満ちた現代文明は、自然現象の前には跪かざるを得ない弱いものだと自覚する必要があるのだ。

 ただ東京オリンピックで虚飾の上塗りに余念がないのが気に掛かるが・・・。

 「耳にタコ二度と再びこのような」

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