ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

着付けに正解ってあるのかなあ~~。

2018-01-29 11:21:25 | しきたり、ルールについて考えた

 

このところ、昭和のドラマや映画のきもの姿を

見ていて、

「いいなあ」と思っていたところ、

マイ着付けに

「襦袢が見えています。残念」との

コメントいただいて、

「またか」と、心のなかでカット、

なかったことにしようとしたのですが、

いや、これは大事なことかもと、

この際調べてみることにしまいした。


着付けに正解ってあるのかなあと。

 

市川崑監督の「古都」の岸恵子さま

設定は昭和38年頃?


不肖紫苑の推測とは外れて、

「正解ってあるらしい」。

というのは、着付けって

国家試験があるんですね。



この試験制度ができたのは

平成21年、

最近です。

 ああしろ、こうしろという方々が

 この国家試験を持っていらっしゃるのか、

というとビミョウ。

 

「きもの警察って?!きもの都市伝説」

 

戦後きもの生活がすたれ、ある時期に

「このままでは日本の文化伝統がすたれる」と

大手の着付け教室ができたのは、

1963年昭和38年。

はい、「装道礼法きもの学院」ですね。

次にできたのはハクビ京都きもの学院5

こちらは1969年(昭和44年)。

そのおかげで着物着る人が増えたのは確か。



それまでは、きもの着る人は自分で着ていた。

着付け教室ができても、自分で着る人が

多かった。


たとえば、こちらは昭和45年放送の

ドラマですが、

結婚式のファーマルでも自分で着たらしく、

きものの襟から襦袢の襟が出ている。

袋帯もざっくり。

いいですね。


で、これら大手の着付け教室が

全国を席捲するようになり、

「この着付けが正しい、正しくない」

とルールを決めるようになった?



 その教室の生徒が先生になるには、

このルールを覚える必要がある。

それは今でもそうですね。

着付け教室によって、着付け微妙に違う。

しかし、それは学校の校則みたいなもので、

絶対ではない~~。

と私は思うけど。

でもその着付け教室で教えるには

そこのやり方を覚える必要がある。

ある意味当然ですね。

しかし、それはその教室のルールであって、

すべてが絶対ではない、と思う。


私は国家資格の着付けがどんな内容なのか

知りませんが、

資格がないと着付けの仕事ができない、

ということではない」とあります。


まあ、ステータスみたいなもの?

きもの文化検定みたいなもの?

持っていること自体は素晴らしいことだと

思いますが、検定で一級取っても、

取ってない人に

ええ!!こんなこと知らないの~」とは

言いませんよね。たぶん。



「残念」なマイ着付け、

いっぱいありますよ。

 

着物の袖と襦袢の長さがあっていない

 

それでも、「着付け試行錯誤」と名付けて、

いろいろ試しているのは、

試行錯誤が楽しいから、

自分の着付けの正解を見つけたいから。

どなたかの言う正解じゃないと

着物着られないとなったら、

いつまでも着られないもの、わたし。


どこの着付け教室のやり方でも、

「そうだな」と思えばやります。

それも当たり前。


細かいこと除けば

着付けにそれほど大きな差はないもの。

裄が短いので袖から襦袢が見えています。

 

自分に不都合なことはカット、

と言いながらも、心に残るモノはある。

それは建設的、前向きに

使わせていただきます。

その方も親切で言ってくれたんだから、ね。


特定の着付け教室を非難するものでは

ありません。着付け教室の歴史を

知りたかっただけです。念のため。


まっ、長い目で見てやってくださいませ。

残り少ないかもしれないけど。


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11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
着物の衿から襦袢の衿 (あこ)
2018-01-29 12:50:53
いつも楽しく拝見しています。あこです。ちょっと話題はずれるかもしれませんが、「着物の衿から襦袢の衿が出る」ことについて、自分もえらい考えて、調べたことがあるんです。

いえね、上野淳美さんの「日本のおしゃれ」という本などは、あえてざっくりと着付けてらして半襟出まくりなので、カジュアルな場合は全然問題ないんだなぁとわたしも思っています。問題は、わりとちゃんとした場に出ていくときの「男性の」着付けだったんです。

その場合、女である自分は「きちんとめに着付ける」でオーケーだったんですが、男性も「後ろ衿は、襦袢の衿を出さない」でいいのか??

いやはや、わからなくてずいぶん調べました。結局、「出して着る」人(男性)が多い、ということがわかりました。なぜかというと、、男性は「皮脂」が多いからみたいです。男性や女性よりも概して衿が汚れやすく、ましてや衣紋を抜かないので、襦袢の衿は後ろまで出して着る人が多いようなんです(男性全員がそうだとはもちろん言いませんが)。

そりゃそうだよね、汚れ防止のための襦袢の衿だもんね、と思いました。そう納得できたおかげで、首の後ろから襦袢衿を出して着物を着ている夫をつれていても(なんという言い方w)、堂々としていられました^^;

ずれた話題で失礼しました。




返信する
はじめまして (琉球紅子)
2018-01-29 14:03:43
着付けに正解?ないとおもいますよ。着物だけでなく、
洋服の着方やヘアのスタイリング、メイク…
理想的なものはあるかもしれないけど、物指しではかれるものではないですよね。
返信する
お気に召すまま・・・ (月うさぎ)
2018-01-29 14:16:56
紫苑さま
私も、着付けは正式に習ったことはありません。若い頃は、母に着せてもらっていました。その後は、母の着付けを真似て自己流です。母の着付けはどこか粋な感じでしたので、私もお太鼓をわざときっちりと結ばないようにしたりしています。
着物警察の取り締まり対象です~☆
今は、色々な人の着付け方を、本で読んで、「これはいい!」と思うところだけをいいとこ取りして組み合わせています。(あくまでも私にとっての いいところ です。)
礼装は別にして、普段の着方に縛りを、ましてや、よそさまの着方まであれこれ言うのは違うと思います。
紫苑さまが、そのようなコメントを受けていられたことも、その時のお気持ちを思うと、悲しいです。
ブログの着姿は、着物雑誌ではないのでから。
親切心からであっても、自分のルールで他者をはかってはいけないと思います。
着付けに正解はない、人それぞれの趣味嗜好があって当たり前です。
縛りつけることが着物好きを、傷つけ減らしていくことに、大手着付け教室も気づいていても集客のために仕方ないとやっているのでしょうね。
あまりにも見苦しくなければ、お気に召すまま、の着付けで通そうと思っています。

菊地さんの展覧会、2度めは細部まで、じっくりとご覧になることができ良かったですね。菊地さんとのご縁がつながっていくことを、嬉しく拝読させて頂きました。
返信する
初めまして。 (まめママ)
2018-01-29 15:24:47
更新を心待ちに・・・拝読させていただいてます。
私が着物を着始めたころ、着物って難しいという先入観に縛られて、ブログを徘徊してまわり、たどり着いた紫苑さん。少し年上の紫苑さんの色使いにビックリ!奇麗な色を差し色にする気姿に惚れて・・・♡
それと年齢を気にせずに好きなものを着るというメッセージで、随分と気を楽にしていただきました。
20代のころ着付け教室○○ビに通って、立派なお免状(諭吉さん的に)を手にした経験が、50直前の再スタートで邪魔になったのです。
これにはこういう帯を、年齢的には、格は、垢ぬけているとは、などなどツマラナイことが浮かんでしまって、怖かったんですね、着るのが。
それを紫苑さんは、独学で始められて、のびのびと楽しんでらっしゃる・・・羨ましくて。私も、好きを大事にしようって!
子供のころ、祖母が着せてくれたウールの着物が原点なんだもの、暮らしの着物なんだものって思ったり。
祖母は、襟が汚れないように、肌襦袢の襟は長襦袢の襟から少し出すとか、足さばき良く裾は短くとか言ってましたね。本来、下重ねは、表を汚さないためですから納得してたけど、今では真逆を教えているのですよね。
煩い人ほど、自分では着物を着ない人だろうなって、私は思っています。着付けを教えている大手の教室講師も、着物では通勤してないから、袷は~単衣は~なんて、言ってられるんでしょう。その辺を何とも思わずに指導しているんですもの、着物は廃れてしまいますよね。
紫苑さんが講師だったら、着る人増えると思うんだけどなあ。
長々失礼しました。これからも楽しい更新を、待っています。
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Unknown (鴨志田です)
2018-01-30 08:37:15

私の回りにも、着付け教室出身で、自分でも普段に着て、仕事としても着付けをされていて…。なんて人が何人かいるのですが。結構、発想自由ですよ。そんな人しか私と顔馴染みになってくれないのかな(笑)。お茶も厳しいと言いますが、私の顔馴染みの方はやはり先生の前に出るとき以外は自由(笑)。お茶の先生に聞かれて、角だしを教えた事ありました(笑)。そんな先生もいます。
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襦袢の襟 (紫苑)
2018-01-30 10:56:08
あこさま
いつも参考になり、かつ納得のいくコメントありがとうございます。とても参考になります。男の方の襦袢の襟のことはわかりませんが、襦袢って確かにきものを汚さないためにもあるのだから、襟出ているのが自然なんですね。私は、歩いているときに「襦袢の襟出ていますよ」と注意されたことがあり、それ以来、襦袢の襟は少しトラウマになっています(笑)。全然ずれた話題ではないです。これからもいろいろ教えてください。あこさんのご指摘なら、素直にきけます(笑)
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正解 (紫苑)
2018-01-30 11:00:09
琉球紅子さま
コメントありがとうございます。
はい、私が「正解」というのは、プロの方がお金をいただいて着付けをするときにはいろいろあるんだなあということです。そうじゃなきゃ国家試験なんて作りませんよね。ヘアでもプロがお金をいただいてあれこれするためにはやはり国家試験がある。それと同じだと思います。それを普通に人の普段にも当てはめてあれこれ言うのが着付けで、やはりこれはおかしいということですね。プロと普段とのけじめがまだついていないのがきものの世界なのでしょうか。
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プロと素人との混同 (紫苑)
2018-01-30 11:04:31
月うさぎさま
いつも力づよいコメントありがとうございます。すごく力をいただいております。いつまでもこの手の話あちこちで聞きますね。なぜでしょうか。プロとアマの区別があいまい、これが大きな原因ではないかと思います。私の場合、きっと趣味嗜好が年齢とはちと離れているのでしょうかね(笑)。でもこれで行きます(笑)今後ともよろしくお願いします。
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大手きもの教室 (紫苑)
2018-01-30 11:09:17
まめママさま
とても貴重なご意見ありがとうございます。大手で習った方で私の着姿を誉めてくださる方は珍しいです(笑)。永久保存コメントです(笑)。知人のなかにも、大手で習って「いろいろある」方いますね。でも大きい声では言えない~~。やはりその世界にいる限りルールには従わないといけないのでしょうね。私も着付けちゃんと習おうかなと思ったことありましたが(笑)多分ダメだろうなと諦めました(笑)。もうこのまま行きます。
今後ともよろしくお願いします。
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自由な発想 (紫苑)
2018-01-30 11:12:04
鴨志田さま
そうなんです。そういう人も確かに多いのです。そして確かにそういう人しか、顔なじみになってくれない(笑)。それはそうですよね。鴨志田さんの知り合いの先生たちは、そのあたりの区別がしっかりある方々だと思います。コメントありがとうございます。いつも力づけていただいて感謝しております。今後ともよろしくお願いします。
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