「色っぽいキモノ」講座、今回の着物は単衣の紅花紬でした。
琉球燕柄の帯を合わせました。
紅花の花は黄色。
これを摘んで水に晒して乾燥させ、これを繰り返すと紅色になります。
黄色は花の最初の色です。
きものには少し紅色も入っているかな。
紅花の別名は「末摘花」
源氏物語の「末摘花」はお鼻が赤いことからこの名がついたそうです。
これは「日本のおしゃれー七十二候」(上野淳美著」で教えていただきました。
そう、この時期はまさに「紅花栄う」、花が咲き始める時期です。
しかし、当日は薄物でもいいくらいの暑さ。
単衣でも暑いくらいでした。
その日の講義は、なぜか着物率いつもより高く10人近く(?)の方がお召になっていました。講義はアンティーク好きな方が多いようです。
ご一緒してくれた方もアンティーク。
浅葱色にピンクの縞というきれいな組み合わせに、博多帯をあっさりと締めていらっしゃいます。
この色の組み合わせ好きです。
年齢的に着物ではもう使えませんが、帯揚げなど小物周りで使いたい組み合わせの一つです。
別冊太陽の「昔きものを楽しむ」に同じ色使いのコーディがあったので載せてみました。
着ることができなくてもアンティークの色使いには惹かれます。
そもそもきものに惹かれるようになったのは、こんなアンティークの色つかいからでした。
年を重ねても小物など、どこかに生かして、コーディにパンチを利かせたい。
それが課題の一つです。
Nさん、ありがとうございます。
帯周りです。
琉球燕柄帯
絞り茶色の生地を帯揚げに。
帯揚げ「フリマ&ショップの戦利品」です。
帯締め・赤系
これは先のブロ友さんの色使い「黄色に赤」のささやかな応用です。
帯留・林檎ですが、桜桃<さくらんぼに見立てました。
というわけで、残すところあと一回の「色っぽいキモノ講座」
今回もお付き合いくださりありがとうございました。
手を戦(そよ)がせて紅花を摘む娘かな(楠本憲吉)
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