ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

オークション失敗例と成功例(その2・シミ、汚れ編)

2012-09-10 12:26:00 | フリマ・プチプラ

テンプレートのデザインを変えてみました。うーん、前のほうがいいかも

 

それはさておき、先日ご紹介した「オークション成功例と失敗例」は主に色についてでしたが、今回は「シミ・汚れ」編です。

 

 オークションではシミや汚れのついたきものを激安・捨て値、で売っているものがあります。

汚れもいろいろで、高級なきもののちょっとした汚れ、これは結構値が上がっていきます。

 一方「材料扱い」の品物・これはもうタダ同然です。ところがこのなかに意外によいものがあるんです。

 たとえば、この綸子の絞り。白のなかに黒の絞りが細かく入っていて、とてもいいお品です。

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前に千駄ヶ谷の能楽堂に行ったとき、同じような絞りを着ている方がいて、「可愛いな」とインプットされていました。

 

そんなとき見つけた、この絞り。でも襟に汚れがあるとのこと。お値段は材料扱いなので、二枚千円程度です。サイズはMといったところ。汚れがひどかったら帯にでもしようと入札したら、ライバルがいて、結局三千円くらいだったかな。

もう一点のきものはどんなものだったのか忘れてしまいました。

 

届いたお品をすぐに点検してみると、ご覧のように後ろに汚れがあります。

P1000145

襟の後ろ折り返しのところです。

 

洗いに出すか、ほどいて帯にするか迷いましたが、着てみると、なんともいい感じ。綸子はテカリがあって好みではありませんが、この光沢が肌にレフ効果があるのか、マイナス5歳肌に(?)。

 で、仕事関係の夜の集まりに着ていくことにしました。夜だから汚れは目立たないだろうというわけです。(あとから洗いに出しましたけどね)

 さて、その場では、きものの褒められること

 

なかには「すごい絞りですね」と言われたので、「はい、マンションの頭金を払う代わりに、これを買ったんですよ」と、もちろん冗談のつもりで口にすると、一同「へえ!」

 

「あっ、冗談です」と言ったものの、半分は本気にされたようです。

知らない人にとってきものって、ものすごく高価なものと思われているんですね

 

調子に乗った紫苑は、同じサイトを「アラート」(お知らせ機能)にして次なるお品を待機。

 

次なる獲物は、瑠璃色の落款つき、です。

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今度のシミは背中の横です。

 

帯をしたら隠れるかなと、まあ、隠れなくてもいいやと、友人たちとの集まりに着用。赤坂のマキシム・ド・パリ でのお食事です。

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千円きものでマキシムに

 失敗例は、娘の振袖です。

 卒業式用にと入札しました。

 

卒業式といえば、二次会、三次会で、高校のときのきものは汚れ放題。親としては、一回着ればいいものを安く購入しようと考えたわけです。

 

寛斎ブランドで、初値は一万円台。「汚れあり」との表記はありません。一人ライバルがいましたが、二・三千円アップしただけでゲット。

ところがこの年、東北大地震が起き卒業式は取りやめになってしまいました。何日かして、せっかくだから着てみようと取り出したら、襟に汚れが

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「汚れあり」なんてどこにも書いてないので、すっかり信用していました。

 

好意に解釈すれば、その方も気づかなかったのかも。でも襟だしなあ、目立つところですよね。

 購入してすぐなら返品オーケーだったと思いますが、日数が経っているので、一度着用してそのまま箪笥に。

 最初から一回でいいと購入したし、安かったのだから、まっ、いいか

 「シミ汚れあり」「着用可・不可」の判断はその店(人)によってさまざまです。

私が着たきものだって、「まあ、よくそんなもの着るわね」と思う方もいるかもしれません。

 

でも、よほどの場所(受勲の園遊会!とか、お茶席)以外は遊び感覚のほうがずっと楽しい

 

きもの仲間には、骨董市でゲットした五百円、千円のきものを素敵に着こなしている人がいます。

それでも、オークションではひどいものもあります。対策としては、簡単ですが、しつこく質問することです。

 

丁寧に応えてくれる店(人)は信用がおけます。質問への回答を読んで、ライバルが増えることもありますけどね

 こうして売る側、買う側の攻防は続くのでした。

 まだまだありますが、長くなったのでまた次の機会に。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

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コメント (2)
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