ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

二部式帯のかんたんな作り方(その2)帯芯を入れる

2012-09-04 20:58:28 | 手仕事 和裁


先日お話したかんたん二部式帯の作り方

今回は、帯芯のかんたんな入れ方です。

帯を作るときに、もっとも難しく大変なのが、

帯芯と帯皮を

縫いつける作業です。

なにしろ帯皮の縫い代に、

硬い芯を縫い付けていく作業を延々とやるのですから。


その帯芯を、洋裁用の接着芯で

代用する方法もあります。

帯より少し小さめにカットした接着芯を

アイロンで貼る。

縫い付けるのではなく、

いっぺんにアイロンで貼ってしまうわけです。

この方法、わたしも試したことがありますが、

アイロンをかけているときに、

少しでも生地がよれてしまうことがありますので、

丁寧に、少しずつアイロンをかけてください。

最初は、私もこの方法を使っていましたが、

アイロンをかけるとき、

布がよれてしまうことがあります。

お太鼓のほうは短いから一気に張っていけるのですが、

帯のほうは二部式とはいっても

二メートル以上はありますから、ちょっと大変。

そこで思いついたのは、

両面テープを利用する方法です。

用意するのは、

P1000052_2

 

これ、百円均一ショップで買った

接着用両面テープなんです。

無精なわたしのことですから、

裾上げ用にでも買ったのかもしれません。

これを縫い代の幅(およそ1センチ×5センチくらい)

にカット。

それを縫い代の上に置きます。

P1000054_2

縫い代に1×5センチくらいの接着用テープを置きます。

P1000055_4


縫い代を倒し、上からアイロンをかけていきます。

要は、帯芯と縫い代を接着テープで

貼り付けていくわけです。

その上で糸でざっと留めていきます。

もう一方も同様にしてとめていきます。

一方が固定されているので、

もう片方のほうはより簡単になります。

その上を糸で、ざっと縫いとめていきます。

縫うのが面倒なら、テープでとめていっても大丈夫だけど、

はやりところどころは

糸で留めておいたほうがいいでしょう。

裏返したときにしっかり

とまっているほうが安心ですから。

これならよれもなく、

両端がしっかりとまっているので

裏返したときに、生地がぴんと張っています。

できた帯には、アイロン代わりに

重いものを乗せておくと、皺も伸びるそうです。

こんなふうにして作った帯二点。

下は福良雀が絞りという珍しい布で作った二部式。

P1000127_3


この調子でどんどん芯を張っていき、

できた長い帯です。羽織を解いて作りました。

絹の帯芯をいれたので、とても使いやすい帯になりました。

P1000128_5

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