「寄り道をする」「道に迷ってみる」。
時間などの余裕さえあれば、贅沢な経験です。
(尤も、人生で寄り道しすぎた私は、今の自分とその環境に愕然として、自分のお尻に火をつけてますが・・・)
今回は下山取材(フィールドワーク)の続編です。
「気をつけてね!」
下山小学校の校長先生に見送られ、第一の目的地「本國寺」を後にしました。
第二の目的地は、本國寺のすぐ裏であることは確認済みです。
でも、「こっちにいってみたい・・・」ということを意識するわけでもなく、いや、あまり考えずに漠然と歩いていたら、第二の目的地への道程から外れたようです。
こういうのが、一人旅の醍醐味。
「セレンディピティ」を求める気持ちもあるのかも。
春のGWには、複数のメンバーの旅行をプランニングしましたが(2回)、予め厳密にコース・時間を設定する旅行とは別の楽しみです。
日常生活でも、こういう経験、たまにはいいものです。
仕事とかでも、工程通りの業務を工程通りの時間でこなす、といった連続では素晴らしいアイデアやひらめきなど得られるはずはありません。
自分の経験則でも、いいアイデアは、「寄り道」「迷い道」という一見、無駄な時間を費やす中で生まれるものです。
もちろん、普段から一生懸命考えることは必須ですよ。
そしていつの間にか熟成されたアイデアが浮かぶのはオフのときや休息時。
歩いている最中も多いですね。
デスクにかじりついているときに浮かんだアイデアなんぞ、大したことありません。
能書きはこのへんにしておきます。
このあたりは「下山」という地名ですが、今まで見た中で一番小さな信号を見つけました。
赤と青だけ、というのが潔(いさぎよ)いですね。
ただし、今は使われていないようです。
この信号を見ながら、坂道を登っていくと、すごくいい感じの神社がありました。
どうやらこの日は、数日後のお祭りの準備のようで、近在の方々があわただしく神社のお掃除をされおりました。
で、私も邪魔にならないようお参りさせて頂きました。
いただいたパンフレットによるとこの神社、「一宮賀茂神社」というそうです。
創立は天平勝宝年間(750年代)。
16世紀には武田氏、穴山氏の尊崇極めて篤く、河内領(下山、身延など)十七社の社頭として一之宮と尊称されていたそうです。
「社宝」としては、武田信玄公が寄進された宝物(数珠や陣太鼓、墨絵など)が沢山あるそうです。
やはり、寄り道はしてみるものですね。
境内から見た下山の集落(富士川方面)の眺め、よかったす(↓)。
また、この辺りは山の中腹なので、神社の裏の方から流れてくる水も勢いがあり、音も気持ち良かったことこの上なし。
さて第二の目的地は、南松院(臨済宗)です。
賀茂神社から急な坂を下って、本國寺の脇に戻り、別の坂道を登るとものの5分もしないうちに着きました。
禅庭です(↓)。
本國寺(幼稚園)の方のお話で、ご住職は外出と聞いていたので、だれもいらっしゃらないことはわかっていました。
南松院の裏山に墓地がありました。
墓地の墓石を見るのも大切なフィールドワークです。
それほど広い墓地ではありませんでしたが、裏山で道が途切れつつも登って行くと、舗装道路にでました。
重いバウンダリーパックを背負って歩きまわっていたので、ここで休憩です。
一泊なのに iPad なんか持ってくるんじゃなかったなと。
道端に座って、身延山を眺めながら休憩です(↓)。
南松院は、当初の目的地のラストでした。
舗装道路を小さな子供を連れたご夫婦が登ってきてました。
親子連れが歩いて行った方向に歩いて行きました。
3分程歩いたら、とてつもなく広い芝生の公園に行きつきました。
富士川クラフトパークというそうです。
こんな広い「パーク」、今まで見たことも来たこともありません。
「富士川クラフトパーク」内には、「道の駅」や様々な観光施設・ショップがありました。
ガラス工芸の製作体験ができたり。
一人で周るのはもったいない気がしました。
今度、行くときは誰か連れていきたいですね。
花見の季節とか良さそうです。
「切り絵の森美術館」では、高橋ユタカというアーティストの「切り絵とモビールの世界展」が開催されていました。
もちろん、私も拝見しました。
高橋ユタカという方は存じておりませんでしたが、「ユニクロ」の広告を手掛けられたりと、その業界では著名なアーティストのようです。
切り絵の森美術館を出て間もなく、タクシーを呼んで、下部温泉の宿に入りました。
宿のご主人にもヒアリングをして、とても貴重なお話も聞けました。
ご主人のお話を聞いて、偶然ながら「富士川クラフトパーク」に行って良かったと、つくづく思いました。
布団に入ってから、スポーツジムのウィーキングの負担を増やしたばかりの上、午後中歩き回ったため、太ももの裏がつりました。
生まれて初めての体験です。
昔からよく足がつりましたが、決まってふくらはぎでしたし。
その後、ジムのトレーニング負荷を高めました。
翌日は「金山博物館」(ほんのわずかながら「金」もゲット!)で金山衆の勉強です。
甲斐の国の金山といっても、東京都境の「黒川金山」(大菩薩)には、「花魁淵」という悲しいスポットがありますが、下部の「湯之奥金山」にはそういったお話を聞いたことがないので安心です。
(「花魁淵」は、2010年春に甲府から青梅に抜ける柳沢峠越えのとき、入口辺りを通過しました。降りないで良かった・・・、ホッ。)
このフィールドワークから1ヶ月半経ってしまいました。
本当は、こうしてブログなんぞ書いてる場合じゃないんですけどね。
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お読み頂き有難うございます。
(↓)クリックの程、宜しくお願い申し上げます。
時間などの余裕さえあれば、贅沢な経験です。
(尤も、人生で寄り道しすぎた私は、今の自分とその環境に愕然として、自分のお尻に火をつけてますが・・・)
今回は下山取材(フィールドワーク)の続編です。
「気をつけてね!」
下山小学校の校長先生に見送られ、第一の目的地「本國寺」を後にしました。
第二の目的地は、本國寺のすぐ裏であることは確認済みです。
でも、「こっちにいってみたい・・・」ということを意識するわけでもなく、いや、あまり考えずに漠然と歩いていたら、第二の目的地への道程から外れたようです。
こういうのが、一人旅の醍醐味。
「セレンディピティ」を求める気持ちもあるのかも。
春のGWには、複数のメンバーの旅行をプランニングしましたが(2回)、予め厳密にコース・時間を設定する旅行とは別の楽しみです。
日常生活でも、こういう経験、たまにはいいものです。
仕事とかでも、工程通りの業務を工程通りの時間でこなす、といった連続では素晴らしいアイデアやひらめきなど得られるはずはありません。
自分の経験則でも、いいアイデアは、「寄り道」「迷い道」という一見、無駄な時間を費やす中で生まれるものです。
もちろん、普段から一生懸命考えることは必須ですよ。
そしていつの間にか熟成されたアイデアが浮かぶのはオフのときや休息時。
歩いている最中も多いですね。
デスクにかじりついているときに浮かんだアイデアなんぞ、大したことありません。
能書きはこのへんにしておきます。
このあたりは「下山」という地名ですが、今まで見た中で一番小さな信号を見つけました。
赤と青だけ、というのが潔(いさぎよ)いですね。
ただし、今は使われていないようです。
この信号を見ながら、坂道を登っていくと、すごくいい感じの神社がありました。
どうやらこの日は、数日後のお祭りの準備のようで、近在の方々があわただしく神社のお掃除をされおりました。
で、私も邪魔にならないようお参りさせて頂きました。
いただいたパンフレットによるとこの神社、「一宮賀茂神社」というそうです。
創立は天平勝宝年間(750年代)。
16世紀には武田氏、穴山氏の尊崇極めて篤く、河内領(下山、身延など)十七社の社頭として一之宮と尊称されていたそうです。
「社宝」としては、武田信玄公が寄進された宝物(数珠や陣太鼓、墨絵など)が沢山あるそうです。
やはり、寄り道はしてみるものですね。
境内から見た下山の集落(富士川方面)の眺め、よかったす(↓)。
また、この辺りは山の中腹なので、神社の裏の方から流れてくる水も勢いがあり、音も気持ち良かったことこの上なし。
さて第二の目的地は、南松院(臨済宗)です。
賀茂神社から急な坂を下って、本國寺の脇に戻り、別の坂道を登るとものの5分もしないうちに着きました。
禅庭です(↓)。
本國寺(幼稚園)の方のお話で、ご住職は外出と聞いていたので、だれもいらっしゃらないことはわかっていました。
南松院の裏山に墓地がありました。
墓地の墓石を見るのも大切なフィールドワークです。
それほど広い墓地ではありませんでしたが、裏山で道が途切れつつも登って行くと、舗装道路にでました。
重いバウンダリーパックを背負って歩きまわっていたので、ここで休憩です。
一泊なのに iPad なんか持ってくるんじゃなかったなと。
道端に座って、身延山を眺めながら休憩です(↓)。
南松院は、当初の目的地のラストでした。
舗装道路を小さな子供を連れたご夫婦が登ってきてました。
親子連れが歩いて行った方向に歩いて行きました。
3分程歩いたら、とてつもなく広い芝生の公園に行きつきました。
富士川クラフトパークというそうです。
こんな広い「パーク」、今まで見たことも来たこともありません。
「富士川クラフトパーク」内には、「道の駅」や様々な観光施設・ショップがありました。
ガラス工芸の製作体験ができたり。
一人で周るのはもったいない気がしました。
今度、行くときは誰か連れていきたいですね。
花見の季節とか良さそうです。
「切り絵の森美術館」では、高橋ユタカというアーティストの「切り絵とモビールの世界展」が開催されていました。
もちろん、私も拝見しました。
高橋ユタカという方は存じておりませんでしたが、「ユニクロ」の広告を手掛けられたりと、その業界では著名なアーティストのようです。
切り絵の森美術館を出て間もなく、タクシーを呼んで、下部温泉の宿に入りました。
宿のご主人にもヒアリングをして、とても貴重なお話も聞けました。
ご主人のお話を聞いて、偶然ながら「富士川クラフトパーク」に行って良かったと、つくづく思いました。
布団に入ってから、スポーツジムのウィーキングの負担を増やしたばかりの上、午後中歩き回ったため、太ももの裏がつりました。
生まれて初めての体験です。
昔からよく足がつりましたが、決まってふくらはぎでしたし。
その後、ジムのトレーニング負荷を高めました。
翌日は「金山博物館」(ほんのわずかながら「金」もゲット!)で金山衆の勉強です。
甲斐の国の金山といっても、東京都境の「黒川金山」(大菩薩)には、「花魁淵」という悲しいスポットがありますが、下部の「湯之奥金山」にはそういったお話を聞いたことがないので安心です。
(「花魁淵」は、2010年春に甲府から青梅に抜ける柳沢峠越えのとき、入口辺りを通過しました。降りないで良かった・・・、ホッ。)
このフィールドワークから1ヶ月半経ってしまいました。
本当は、こうしてブログなんぞ書いてる場合じゃないんですけどね。
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