≪お休みしてた間、mixiの「レビュー」にちょこちょこ書いてた雑文を再編集・転載してます。≫
【2008年12月14日】
『ロックミュージックの社会学』(青弓社ライブラリー)
あるJ-POPのバンドがいる。
彼等が自分達のことを外国人に説明するとき、
「自分達は日本ではU2のような存在」と。
あるメディアでそんな話を知ったときの大きな違和感。
「ぶぁ~かもんが」 という怒りのような、
「あ~あ・・・」 という呆れのような。
これって所謂 「ファン意識」でしょう。
そのバンドが、U2をリスペクトしてること自体は、何ら悪かないんですが。
(そのバンド自体は、好きでも嫌いでもないんで、ファンの皆様、悪しからず・・・)
で、本書には、そんな僕の違和感を構造的に摘出するヒントがある。
■ ロック音楽文化 3つの指標
(1) アウトサイド(反抗・集団凝固性)
(2) アート(芸術・卓越化)
(3) エンタティンメント(楽しみ・大衆性)
尤も、U2とそのバンドのケースでは、
エンタメ指標云々だけでなく、
「大量消費社会の要請」」という外在的(背景の)要因
が絡んでくるのだけれど、
著者は、ボードリヤールの消費社会論・価値論を援用してくれた。
(「超越的価値」→「雰囲気の価値」)
自分の実体験でも、すんなりと理解できるケースもある。
例えば「東京ロッカーズ」⇒パンク・ニューウェィブの流れ。
「SEX PISTOLS」と「P.I.L.」の違い。
UNDERGROUNDなニューウェイブと、「めんたいロック」の岐路。
著者の3指標、大いに援用させて頂きたいなと。
感謝
**************************************************************************
お読み頂き有難うございます。
(↓)クリックの程、宜しくお願い申し上げます。
【2008年12月14日】
『ロックミュージックの社会学』(青弓社ライブラリー)
あるJ-POPのバンドがいる。
彼等が自分達のことを外国人に説明するとき、
「自分達は日本ではU2のような存在」と。
あるメディアでそんな話を知ったときの大きな違和感。
「ぶぁ~かもんが」 という怒りのような、
「あ~あ・・・」 という呆れのような。
これって所謂 「ファン意識」でしょう。
そのバンドが、U2をリスペクトしてること自体は、何ら悪かないんですが。
(そのバンド自体は、好きでも嫌いでもないんで、ファンの皆様、悪しからず・・・)
で、本書には、そんな僕の違和感を構造的に摘出するヒントがある。
■ ロック音楽文化 3つの指標
(1) アウトサイド(反抗・集団凝固性)
(2) アート(芸術・卓越化)
(3) エンタティンメント(楽しみ・大衆性)
尤も、U2とそのバンドのケースでは、
エンタメ指標云々だけでなく、
「大量消費社会の要請」」という外在的(背景の)要因
が絡んでくるのだけれど、
著者は、ボードリヤールの消費社会論・価値論を援用してくれた。
(「超越的価値」→「雰囲気の価値」)
自分の実体験でも、すんなりと理解できるケースもある。
例えば「東京ロッカーズ」⇒パンク・ニューウェィブの流れ。
「SEX PISTOLS」と「P.I.L.」の違い。
UNDERGROUNDなニューウェイブと、「めんたいロック」の岐路。
著者の3指標、大いに援用させて頂きたいなと。
感謝
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