先週の水曜日(4月25日)のことですが、「シナプス・マーケティング・コミュニティ」第2回に参加しました。
主催の株式会社シナプスは、マーケティング ソリューション カンパニー。
代表取締役の家弓社長 (往年の桑名将大さんに似ています-笑) とは3年前に初めてお会いしましたが、何と私の大学の2年先輩でした(^o^)。
キャンパスでは、さぞやブイブイ言わせていたことでしょう(^o^)。
家弓先輩はmixiの某大手コミュニティの管理人さんでもあり、mixiでもお世話になっております。
私も家弓先輩にあやかってポルシェに乗りたい、いや、私の場合はアウディが合いますね(^_^;)。
今回のセミナーの講師は、マーケティング業界では知る人ぞ知る存在のシストラットコーポレーション代表、森行生さん。
3月に森さんの著作の書評を書きましたよね。
今回のセミナーのタイトルも『ヒット商品を最初に買う人たち』の出版記念的な色彩が強かったです。
セミナーの内容については、森さんのご著書を読んで頂くか、私の書いた書評を読んで頂けば、大体おわかりになるでしょう。
よってここでは、著作には掲載されていなかったお話や、認識を新たにしたことを数点、取り上げて、私の頭を整理させて頂くことにいたします。
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■イノベータの定義
一般人の心を持ったヲタク
「流行を作る人たち」であって、
流行を追いかける人ではない
「流行を追いかける人」や、「TVや雑誌で紹介された店に必ず行くような人」は、
アーリーアダプタ
また、「写真が好きで専門学校に通うような人」は、マニア であってイノベータではない。
マニアは人に「強要」するが、イノベータは「強要」しない。
そう言えば、飯原経営研究所時代、「アイドルDVD」の市場調査で、秋葉原の「撮影会」(DVD購入特典)に潜入したことがありました。熱気溢れる撮影会に集まるユーザは、
①個々のアイドルのファン
②アイドルというジャンル自体のマニア
③写真撮影自体のマニア
の3つにカテゴライズされる、ということを知ったモンでした。
商品カテゴリにもよるが、一般的に、イノベータ=女子高生、マニア、若い人、お洒落な人・・・といった「美しき誤解」が多い。
■イノベータの「残像」
事例1.「ニンテンドーDS」
イノベータは『週刊ファミ通』のランキングに上がることのない「脳トレ」に飛びついた“若くはない”人たち。
自分の「頭が固い」のかも? と疑う人は、実は頭が固くなんかない(笑)。
事例2.「バージニアスリム ライト メンソール」(商品が煙草のため本では記述なし)
イノベータは、「新宿のキャバクラ嬢」(1980年代)
・兼業が大半
・昼はOL → オフに六本木のカフェバーで高級ブランドを身にまとう
流行に敏感な女性たちには、彼女達が「キャバクラ嬢」だとわからない
カッコイイ女がいる。
手にしているのはVSLM。
「アーリーアダプタ」:流行に敏感な女性
「フォロワー」:一般女性
事例3.「豊洲住宅」(本では記述なし)
イノベータは、仕事バリバリのビジネスパーソン。
・仕事をこなすために通勤時間は短いほうがいい
・そのためには、土地イメージは気にしない
・インフラは、ファミレスとコンビニがあればいい
フォロワーとの相違は、街のインフラが不要なこと。
■イノベータの折り返し現象
事例:「ボディコン」
JP・ゴルチェ=「女性であることに誇りをもつ」というコンセプト
シルエットの曲線を強調
このコンセプトに飛びついたのがイノベータ。
(「ウーマン・リブ」へのアンチ・テーゼもあった)
ところが、アーリーアダプタやフォロワーが飛びつくと、ユーザ・イメージとしてのコンセプトが変節。
インスタントいい女へ変身
そして、イノベータは逃走 した。
百貨店のハコから平場へ。。。
平場にはフォロワーとイノベータが混在するという現象。
もちろんイノベータは、ブランド横断型コーディネートの眼識のあるファッション上級者。
このように、
行動レベルではフォロワーのイノベータ
が存在することもある。
■隠れフォロワー
仕事上の必要から、ある商品カテゴリに詳しくなり、失敗経験からさら~に詳しくならざるを得なくなるケース。
自己防衛のため規格に詳しくならざるを得ない人
豊富な知識はイノベータのようだが、心理的にはフォロワー。
このように、行動レベルだけではなく、
心理レベルでのセグメンテーション というのも大切なんですよね、マーケティングでは。
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お読み頂き有難うございます。
(↓)クリックの程、宜しくお願い申し上げます。
主催の株式会社シナプスは、マーケティング ソリューション カンパニー。
代表取締役の家弓社長 (往年の桑名将大さんに似ています-笑) とは3年前に初めてお会いしましたが、何と私の大学の2年先輩でした(^o^)。
キャンパスでは、さぞやブイブイ言わせていたことでしょう(^o^)。
家弓先輩はmixiの某大手コミュニティの管理人さんでもあり、mixiでもお世話になっております。
私も家弓先輩にあやかってポルシェに乗りたい、いや、私の場合はアウディが合いますね(^_^;)。
今回のセミナーの講師は、マーケティング業界では知る人ぞ知る存在のシストラットコーポレーション代表、森行生さん。
3月に森さんの著作の書評を書きましたよね。
今回のセミナーのタイトルも『ヒット商品を最初に買う人たち』の出版記念的な色彩が強かったです。
セミナーの内容については、森さんのご著書を読んで頂くか、私の書いた書評を読んで頂けば、大体おわかりになるでしょう。
よってここでは、著作には掲載されていなかったお話や、認識を新たにしたことを数点、取り上げて、私の頭を整理させて頂くことにいたします。
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■イノベータの定義
一般人の心を持ったヲタク
「流行を作る人たち」であって、
流行を追いかける人ではない
「流行を追いかける人」や、「TVや雑誌で紹介された店に必ず行くような人」は、
アーリーアダプタ
また、「写真が好きで専門学校に通うような人」は、マニア であってイノベータではない。
マニアは人に「強要」するが、イノベータは「強要」しない。
そう言えば、飯原経営研究所時代、「アイドルDVD」の市場調査で、秋葉原の「撮影会」(DVD購入特典)に潜入したことがありました。熱気溢れる撮影会に集まるユーザは、
①個々のアイドルのファン
②アイドルというジャンル自体のマニア
③写真撮影自体のマニア
の3つにカテゴライズされる、ということを知ったモンでした。
商品カテゴリにもよるが、一般的に、イノベータ=女子高生、マニア、若い人、お洒落な人・・・といった「美しき誤解」が多い。
■イノベータの「残像」
事例1.「ニンテンドーDS」
イノベータは『週刊ファミ通』のランキングに上がることのない「脳トレ」に飛びついた“若くはない”人たち。
自分の「頭が固い」のかも? と疑う人は、実は頭が固くなんかない(笑)。
事例2.「バージニアスリム ライト メンソール」(商品が煙草のため本では記述なし)
イノベータは、「新宿のキャバクラ嬢」(1980年代)
・兼業が大半
・昼はOL → オフに六本木のカフェバーで高級ブランドを身にまとう
流行に敏感な女性たちには、彼女達が「キャバクラ嬢」だとわからない
カッコイイ女がいる。
手にしているのはVSLM。
「アーリーアダプタ」:流行に敏感な女性
「フォロワー」:一般女性
事例3.「豊洲住宅」(本では記述なし)
イノベータは、仕事バリバリのビジネスパーソン。
・仕事をこなすために通勤時間は短いほうがいい
・そのためには、土地イメージは気にしない
・インフラは、ファミレスとコンビニがあればいい
フォロワーとの相違は、街のインフラが不要なこと。
■イノベータの折り返し現象
事例:「ボディコン」
JP・ゴルチェ=「女性であることに誇りをもつ」というコンセプト
シルエットの曲線を強調
このコンセプトに飛びついたのがイノベータ。
(「ウーマン・リブ」へのアンチ・テーゼもあった)
ところが、アーリーアダプタやフォロワーが飛びつくと、ユーザ・イメージとしてのコンセプトが変節。
インスタントいい女へ変身
そして、イノベータは逃走 した。
百貨店のハコから平場へ。。。
平場にはフォロワーとイノベータが混在するという現象。
もちろんイノベータは、ブランド横断型コーディネートの眼識のあるファッション上級者。
このように、
行動レベルではフォロワーのイノベータ
が存在することもある。
■隠れフォロワー
仕事上の必要から、ある商品カテゴリに詳しくなり、失敗経験からさら~に詳しくならざるを得なくなるケース。
自己防衛のため規格に詳しくならざるを得ない人
豊富な知識はイノベータのようだが、心理的にはフォロワー。
このように、行動レベルだけではなく、
心理レベルでのセグメンテーション というのも大切なんですよね、マーケティングでは。
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