【ML251 (Marketing Lab 251)】文化マーケティング・トレンド分析

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U2来日特集-8年ぶりの来日-②

2006年12月30日 | U2(Favorite Artist)
 いやはや、色々あったこともあり、U2特集パート2(11月30日、@さいたまスーパーアリーナ)が遅れてしまいました(^_^;)。
 パート1の記事からも時間が経ってしまいました。
 そして、私の中に静かな感動を与えてくれたコンサートからジャスト1ヶ月。

 mixiの「U2」コミュニティでは、

  ①公演前の気持ちの高まりとコミュニケーションの盛り上がり(地方の方は上京の必要)
  ②開演前の気持ちの高揚(「今、現地に着いた」など)
  ③公演の感動の共有
  ④TV(『ミュージックステーション』『筑紫哲也 NEWS23』)出演でまた盛り上がり
  ⑤「終わってしまった症候群」
  ⑥ホノルル公演遠征組はまた盛り上がり

 という流れが見られました。そしてファンにとって今回の来日公演は各々のU2への愛着を強めたであろうことは言うまでもありませんね。

    


■11月30日のセットリスト

 まず当日のセットリストから。

  01. City Of Blinding Lights
  02. Vertigo
  03. Elevation
  04. Until The End of the World
  05. New Year's Day
  06. Beautiful Day
  07. Angel of Harlem
  08. The First Time
  09. Sometimes You Can't Make It On Your Own
  10. One Tree Hill
  11. Sunday Bloody Sunday
  12. Bullet The Blue Sky
  13. Miss Sarajevo
  14. Pride (In the Name of Love)
  15. Where The Streets Have No Name
  16. One

 Encore 1:

  17. The Fly
  18. Mysterious Ways
  19. With Or Without You

 Encore 2:

  20. Window In The Skies
  21. Desire
  22. All I Want Is You

 来日公演の3日間、セットリストは曲目と曲順が若干変わっている程度のようでした。

 オープニングが「01. City Of Blinding Lights」で、「02. Vertigo」が2曲目であるのは大正解。
 欲を言えば初期のナンバーは、代表的な「05. New Year's Day」「11. Sunday Bloody Sunday」も良いけど、セカンドアルバム「OCTOBER」から「Gloria」を、サードからは「Surrender」(映画『タクシードライバー』からインスパイアされて書かれた曲)を聴きたかったけど、現状の彼らの問題意識を考えれば仕方ないか。。。

などと書いているとキリがないので、演奏曲目については深く言及しません。

 音のバランスは全体としてとても良かったんですが、ボノがフルアコを持って歌う曲のとき、バランスが悪くなったこと(PAさんの力量、ハコの特性、客の入り具合等々の問題)、ぐらいは書いておいてもいいでしょう。特に私の<テーマ曲>の「17. The Fly」の時は残念でした。

 勿論、そのようなことなど全体の満足度に比べれば微々たることですけどね。
 ボノの声のコンディションもとても良かったと思います。「日本公演の時のほうが良かった」というホノルル公演遠征組の感想を聞いているとその確信は強まります。

   

■客層

 私はスタート30分前に到着したんですけど、まずは観客ウォッチングを(笑)。

 mixi「U2」コミュでのアンケート結果によると、「18~31歳」が6割を占めていますが、これは「10、20代」で7割を占めるというmixi参加者特性を反映した結果であり、会場で見た結果は、「30代、40代」がボリュームでしたね。

 特徴として、男女ともファッションはブラック・グレー系のシックな方が多かったことが挙げられます。つまり自分に近いということ、その場に居て違和感を感じることがなかった=居心地が良かったことは個人的にとても良い発見でした。

 ロック系のコンサートで主流を占めるような「いかにもロックです」、ジャラジャラ・・・というファッションの方々は自分の見た限りでは1人見かけた程度でした。

 ごく自然な「ドレスコード」とでも言いましょうか。

(注) 私は★自己紹介の写真(セーター、レザージャケットともにブラック)に、ボトムはブラックのレザーパンツといういでたちでした。

 2点目の特徴として、外国人が多かったことが挙げられます。
 私が20代の頃、ライブで外国人バンドと対バンしたときも、「君のU2のギタースタイルは好きだ」と言っていただいたり、英会話学校に通っていたときもハワイ出身の米国人講師とU2の話題で意気投合したこともありました。日本よりも欧米での評価の高さを実感してきましたが、今回の公演でもその感を強めました。

 最前列で熱狂するスタイルをとらない私は、割と後ろのほうで体で軽くリズムをとりながら楽しんでいたんですが、アンコールの「19. With Or Without You」のときだけは、4人組の欧米人の方々に誘われ、肩を組んで歌っていました(笑)。

   

■いつの時代もCoolであり続けるブランド、U2

 当日の客層は「30代、40代」がボリュームと書きましたが、アップルとのコラボレーションなどで確実に「底辺の拡大」を図っているのがU2です。そして何よりも若年層が観て聴いてもCoolなイメージを与え感動も与えることができる。

 U2よりも強いブランドである「The Beatles」との違いは、20年以上もメンバーチェンジを経ることなく時代の先端を走っている、曲を作っている、ライブ・ツアーを展開しているということでしょう。

   

 過去のステージより遥かに凝ってお金をかけた演出も、ゴージャスさを顕示する「ロックミュージシャン」たちのそれらとは違い、表現活動をはじめた初期衝動の発展型=時代との整合性であると私は解釈しています。

  
  (『世界人権宣言』より)

<ツアーTシャツ買いました>

  
 このTシャツを買うために1時間並びました。風が吹いてなかったのは幸い。(↓)

       

<U2と共に送る生活>

   
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