Fly…Little Wing

手作りRCグライダーの記録

Egret ほぼ調整完了。

2009年03月08日 | Egret (軽DLG)
 久しぶりにEgretを飛ばす機会に恵まれた。
 風も無風から強めまで頻繁に変わるので、突っ込んだテスト飛行には具合がいい。


 以前の無風時では判らなかった、風に対するふらつきが感じられる。
 何時も飛ばしている所は、風が縦に巻く事がある。その縦巻きの風が、不意に失速を招く。
 水平飛行していても突然「カツーン」と高度を下げるのは、前下方から風を受けて減速した上に「迎え角」が過大になったと同じ状況になるからだろうなぁ。

 そんなことを考えながら、重心近くに15g錘を載せる。
 翼面加重が11g台となって、ふらつきが収まり前に出るようになった。
 私の作る翼の場合、翼面加重が10g以下だと走らなくなる。どう作っても11~12g台が具合がいい。



 フラップの位置関係も、納得できるところまで詰めてこられた。
 サーマルの強さ、機速の付き方でフラップ量を微妙に操作すると、今までのラダー機では得られなかった勢いで上昇していく。

 固定キャンバーのラダー機の場合、エレベーター・プリセットによって主翼の迎え角を調整していた。
 時にはエレベーター・アップトリムの状態。機体姿勢が上向き加減で前進していく事になる。
 これが無駄な抵抗を生む原因にもなっていたと思う。
 
 フラップによって可変キャンバーとなり、機体は姿勢を保ったままで、速度と揚力の操作が出来るようになった。
 これが結構効果的で面白い。
 機能としてはプラス・ワンだけれど、操作と効果の幅はワンだけにとどまらない。

 機体諸元
・翼長 1350mm 翼面積21d㎡ フラップ付
・全長  967mm
・重量  212g~ (ノーズウェイト含)

 使用機器
・受信器 クラフトるうむ RX-4
・サーボ フラップ WayPoint W-084
      ラダー・エレベーター PowerHD 1600A
・バッテリー ニッケル水素蓄電池(自作)4.8V-170mAh
         リチウム・ポリマー蓄電池 3.7V-300mAh

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5 コメント

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Unknown (蛸林)
2009-03-09 20:22:30
Singhaさん順調に調整が進んでいるようですね。

自立安定性(ピッチング方向)と11g/dm2が必要になってしまう機体の抵抗が問題なのでしょうか・・・・?

エレベーターをフライングテールにという方法も考えられますが、固定方法や重量、ガタの点でどうなのでしょうか?

フラップですが、エレベーターなしでフラップで仰角のコントロールと言う方法も考えたのですが、ヒンジラインに角ができることで、実際はそのエッジで剥離が起き易くなって効率が悪くなるかもしれないのでフライングテールの方がいいのかなぁと、揺れている所がありました。
エレベーターを全く操作せずに飛行は出来そうですか?
(極論を言うと、フラッペロンのみの操作、あるいはフラップとラダーです)

(左右の主翼をフライングにするという方法もあるのでしょうが、あまり現実的ではないですよね。)

実は重心位置を操作する方法も考えたのですが、操作するウエイトの重さやストロークを考えると・・・「???」なんで、すぐに頭の中から消しましたが(^^;)

先日のビデオを拝見すると、いい感じで滑らかに飛んでますね。
思ったよりゆっくり飛んでいるように見えるのですが、機体サイズの関係なのでしょうか?

私も、製作のピッチをあげなくちゃ・・・

P.S.
スパン1200mmかと思ったのですが、1350mmあったのですね。
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奥深すぎ… (Singha)
2009-03-10 00:16:05
蛸林さん、こんばんわ。
錘が必要になってしまうのは、私の翼型や矩形を基本とした主翼構造、製作レベルの低さに原因があると思います。
もっと考察と吟味を重ね、工作力を上げていけば、幾分ましになりそうです。

蛸林さんも、新作機でお悩みのようですね。
ご質問についてのお答えですが、稚拙な私見で申し訳ありませんが、お付き合いください。

>極論を言うと、フラッペロンのみの操作、あるいはフラップとラダーです
<フラップによって、頭上げの操作は可能だと思いますが、「頭下げ(ダウン)」の操作はフラップでは操作できないと思います。
仮にフラップを跳ね上げたとして、機首が下がるとは思えません。
エルロンを跳ね上げる「スポイロン」においても、エルロンを上げると大方「頭上げ」になります。
また、フラッペロンを跳ね上げたとすると、翼端は「ネジリ上げ」の状態になり、機体の安定性が損なわれる事になると思います。
やはり、エレベーターが無いと積極的な縦の操作も安定も得られないと思います。
(ラダーレスのエルロン機はあっても、エレベーターレスのエルロン機は有りませんよね。)

と、書き連ねましたが、蛸林さんのご質問に対する、一つの答え的な機体があります。
トップモデルと言うショップで販売している、CROBE、PATTAYAと言う機体です。
どちらも、主翼がフルフライング、尾翼は舵無しのVテールと言う、まさにそれです。

CROBE 0.66m ARC http://www.topmodel.co.jp/34_1686.html

PATTAYA 0.87m ARC
http://www.topmodel.co.jp/34_1685.html

お店のBlogにはキットの詳細が紹介されています。
http://topmodel.typepad.jp/taishos_weblog/2009/02/coreb066marcv-2.html

論より証拠?蛸林さん、いかがでしょうか?
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Unknown (蛸林)
2009-03-10 22:20:36
Singhaさん コメントをありがとうございます。
CROBEは、トップモデルさんのブログにでていたのですよね。
ちょっと変わっていて面白そうだなと思っていましたが、尾翼が固定だとは気がつきませんでした。(^^;)

PATTAYAとCROBEのビデオは、ユーチューブに幾つかありました。
ロールは普通にやってますね。ループはやっているのが捜せなかったのでピッチ方向の操縦性はよく判りませんでしたが、滑空している分には問題なさそうな感じを受けました。

中央部のフラップ&フラッペロンは、確かに、相対的に捻り上げになってしまうので具合悪そうですね・・・

Vテール(110度)に関しては、私の勝手な思い込み計算では、少なくとも、重量面では30%程度のマージンがあるように感じました。多分抵抗もその位になりそうな気がしてます。

あと、気になるのが、翼端につけて誘導抗力が減ると言われているウイングレットやレイクド・ウイングチップについて考察中なのですが・・・
これって、適度な捻り下げで翼端部の揚力を無くして、なおかつ流れを整流しているのでも同じような効果があるのかな?なんて思っています。
(後退翼の無尾翼機の翼端が尾翼の役目をしているのとちょっと似ているのかなとも思ったりもしてます。)

この捻り下げやレイクド・ウイングチップの揚力を発生しない部分の長さをどのくらい取ればいいのか、調べてますが、このへんの資料はちっとも見付かりません・・・(^^;)
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Unknown (蛸林)
2009-03-10 22:24:31
P.S.
たぶん 翼端の渦を発生させる翼幅方向の長さは、得ている揚力でほぼ一定だから、アスペクトレシオを大きくすれば、その部分の全体に占める割合が減るので、翼の効率が上がるのではとも思っています。
私の勝手な思い込みですが(^^;)
返信する
Crobe面白そう。 (Singha)
2009-03-10 23:45:19
蛸林さんのご紹介のyoutube動画見てきました。
シッカリ飛んでますね~。ロールはクルクルですね。
ループ場面はチラっとあったようですが、苦手なのでしょうかねぇ。
ふっと思ったのが、フルフライング翼で、アップ(ダウン)操作の場合、胴体(もしくは主翼)の影に尾翼が入ってしまい、尾翼(擬似的な昇降舵)としての効率が悪くなるのかもしれません。
少しのピッチ操作くらいなら、尾翼は胴体の影に入ることなく、昇降舵としての効果に影響ないのでしょうね。

ウィングレットは、翼端下面から上面に回り込み揚力を損失させる翼端渦を、ウィングレット端に誘導して排出し、翼端部分の揚力の確保と誘導抵抗の減少を狙った物だと思っています。
レイクド・ウィングチップは、翼端を絞り込む事で、翼端渦の減少と効果的な排出による抵抗減を狙った物だと思っています。
どちらも翼の効率を上げるものですが、その割合は、翼の平面形や翼型によって変るでしょうから、一概には言えませんでしょう。

RCに当てはめてみると、ウィングレットは形状抵抗が増えるだけで、良いようには思えません。
レイクド・ウィングチップのほうが効果があるように思えます。
P.S部分は、まさにおっしゃるとおりです。
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