昼頃まで香港にいたのですが、3時半すぎに上海に到着しま
した。香港からは2時間半ちょっと。あっという間です。
今日は9月11日だったので、飛行機に乗るのがちょっと怖い
感じがしたのですが、無事に到着しました。ついこの間、
『ユナイテッド93』を見たばかりだったので、飛行機の中は
余計に不安でした。あの日、乗っ取られた飛行機に乗って
いた乗客や乗務員はどんな気持だったのか、想像すると
怖くなります。
上海行きの飛行機の座席が2・3・2の中型の飛行機だった
のが救いでした。映画のユナイテッド93は真ん中に通路が
一つあるだけの小型の飛行機でした。通路が二つあった
場合にはよっぽどの人数がいないと乗っ取れないだろうと
ちょっとだけ安心材料がありました。
飛行機はドラゴン・エアーだったのですが、短距離便なので
座席のひとつひとつにスクリーンは付いていません。前の
ほうに小さなスクリーンがあるのですが、時間が短いので
映画を楽しむ余裕はありません。ヘッドフォンはついていま
したが。
飛行機の中で私は、榊原英資さんの『経済の世界勢力図』と
いう難しそうなタイトルの本を読んでいました。「ミスター
円」と呼ばれるほどの経済通のようですが、これまで榊原
さんの本を読んだことはありませんでした。
飛行機の中でぱらぱら読んでみると、世界経済のことが一気
にクリアーになってきた感じがありました。中国のこと、
インドのこと、そして世界経済のことがとっても分かりやす
く書かれていると思いました。
この中で、9・11のことがたびたび出てきます。アメリカの
同時多発テロを契機として、ブッシュ率いるアメリカが、
単独行動主義を強めて、戦時内閣と化し、結果的にアメリカ
が国際的な力がどんどん弱まっていると,,,
ブッシュ政権は原理主義であると、ジョージ・ソロスは分析
していたようです。と榊原氏はこの本の中で述べています。
テロを起こしたグループはイスラム原理主義ですが、ブッシュ
も原理主義だと。
「イラクは悪の帝国だから、潰さなくてはいけない。その
ためには先制攻撃もやむを得ない。大量破壊兵器があるという
その疑いがあるだけで、攻撃の理由は十分である」とソロス
はブッシュの考え方をまとめています。ブッシュの考え方って
イスラム原理主義者のテロリストの論法と同じじゃないですか。
ブッシュは、「テロとの戦い」とか言って、アフガニスタン
やイラクに戦争をしかけていったのですが、ブッシュがやって
いることもテロとどう違うんだろうかと私は以前から感じて
いました。
アメリカに対する不信感が、結局はドル安に繋がっていると
いうことみたいなのですが、そんななかでこれからさらに浮上
してくるのが、中国であり、インドであり、そしてロシアで
あり、ブラジルであると,,,なんだか未来の世界史の教科書
に出てきそうな構図ですね。
未来の世界史の教科書で、ブッシュはどのように表記されるの
でしょうか?アメリカの同時多発テロのワールドトレード
センターの写真は、きっと教科書でも使われるでしょうが、
それはどのように説明されているのでしょうか。その頃、
アメリカはどのようになっているのでしょうか。
そして、中国は、日本は?
飛行機の中でいろいろと考えてしまいました。
した。香港からは2時間半ちょっと。あっという間です。
今日は9月11日だったので、飛行機に乗るのがちょっと怖い
感じがしたのですが、無事に到着しました。ついこの間、
『ユナイテッド93』を見たばかりだったので、飛行機の中は
余計に不安でした。あの日、乗っ取られた飛行機に乗って
いた乗客や乗務員はどんな気持だったのか、想像すると
怖くなります。
上海行きの飛行機の座席が2・3・2の中型の飛行機だった
のが救いでした。映画のユナイテッド93は真ん中に通路が
一つあるだけの小型の飛行機でした。通路が二つあった
場合にはよっぽどの人数がいないと乗っ取れないだろうと
ちょっとだけ安心材料がありました。
飛行機はドラゴン・エアーだったのですが、短距離便なので
座席のひとつひとつにスクリーンは付いていません。前の
ほうに小さなスクリーンがあるのですが、時間が短いので
映画を楽しむ余裕はありません。ヘッドフォンはついていま
したが。
飛行機の中で私は、榊原英資さんの『経済の世界勢力図』と
いう難しそうなタイトルの本を読んでいました。「ミスター
円」と呼ばれるほどの経済通のようですが、これまで榊原
さんの本を読んだことはありませんでした。
飛行機の中でぱらぱら読んでみると、世界経済のことが一気
にクリアーになってきた感じがありました。中国のこと、
インドのこと、そして世界経済のことがとっても分かりやす
く書かれていると思いました。
この中で、9・11のことがたびたび出てきます。アメリカの
同時多発テロを契機として、ブッシュ率いるアメリカが、
単独行動主義を強めて、戦時内閣と化し、結果的にアメリカ
が国際的な力がどんどん弱まっていると,,,
ブッシュ政権は原理主義であると、ジョージ・ソロスは分析
していたようです。と榊原氏はこの本の中で述べています。
テロを起こしたグループはイスラム原理主義ですが、ブッシュ
も原理主義だと。
「イラクは悪の帝国だから、潰さなくてはいけない。その
ためには先制攻撃もやむを得ない。大量破壊兵器があるという
その疑いがあるだけで、攻撃の理由は十分である」とソロス
はブッシュの考え方をまとめています。ブッシュの考え方って
イスラム原理主義者のテロリストの論法と同じじゃないですか。
ブッシュは、「テロとの戦い」とか言って、アフガニスタン
やイラクに戦争をしかけていったのですが、ブッシュがやって
いることもテロとどう違うんだろうかと私は以前から感じて
いました。
アメリカに対する不信感が、結局はドル安に繋がっていると
いうことみたいなのですが、そんななかでこれからさらに浮上
してくるのが、中国であり、インドであり、そしてロシアで
あり、ブラジルであると,,,なんだか未来の世界史の教科書
に出てきそうな構図ですね。
未来の世界史の教科書で、ブッシュはどのように表記されるの
でしょうか?アメリカの同時多発テロのワールドトレード
センターの写真は、きっと教科書でも使われるでしょうが、
それはどのように説明されているのでしょうか。その頃、
アメリカはどのようになっているのでしょうか。
そして、中国は、日本は?
飛行機の中でいろいろと考えてしまいました。