終の棲家でのんびり暮らす田舎暮らし

リタイア後山中に終の棲家を建て、夫婦二人で自然すぎる環境での田舎暮らしは、どこまで続けられるか。

フロントドアーガスケット交換

2016年10月07日 | 薪ストーブの暮らし

ダッチウエストをはじめ薪ストーブの多くは鋳物パーツをガスケットを挟みボルトで組みあがっている。

使われているガスケットの中で最も酷使されているのがフロントドアーとダンパーガスケットであろう。

燃え方が何かおかしいなと感じたら煙突の詰まりを疑う。次に考えられるのがフロントドアーガスケットの不具合、扉がきっちり閉まっていないとドラフトが弱まり燃焼効率が悪くなるようだ。

頻繁に開け閉めするフロントドアーのガスケットは特に傷みやすい。ガスケットが変形したり毛羽立ったりしてきたら交換時期のようだ。


フロントドアーのガスケット交換の流れ
扉の耐熱ガラスの清掃を先に行なうことに。ストーブ専用のガラスクリーナーを吹き付けて15~30分ほど置く、布かティシュで汚れを拭き取っていく。 ガラス留め金具など細かいところも丁寧に拭き、ガタ緩みを点検する。
古いガスケットを持って剥がしていく。 古いドライバーを使って扉のガスケット溝に付着しているガスケットセメントを取る。
柄付きワイヤーブラシを使い丁寧に溝を擦って綺麗にする。根気がいるね! FA249用フロントドアーガスケット(GK249FD @1,674円)、ガスケットセメント80mlチューブ。
多く入れすぎないようにガスケットセメントを溝の半分くらいの量で一周充填する。この80ml ガスケットセメントで、扉二枚、ダンパーに間に合いそうだ。 ラージ用ガスケットを購入したのでサイズはピッタリになっている。引っ張らないで詰めて置いていくように貼っていけばピッタリ収まる。
フロントドアーの外周を金ブラシで擦って綺麗にする。ガラス、ドアーノブには養生テープを使って塗料が着かないようにしっかり養生する。 耐熱ペイントで塗装し、養生を剥がして作業の終了。



ダンパーのガスケット交換

2016年10月07日 | 薪ストーブの暮らし

ダンパーといえば、「煙突ダンパー」式と一次燃焼室(薪を燃やす火室)で発生した希薄燃焼ガスを二次、三次再燃焼室でクリーンバーン燃焼させるための扉「ストーブダンパー」式がある。

火室上部のインナートップにあるダンパー扉を開放させると燃焼ガスは直に煙突へと排気し、開放したまま高温燃焼を続けるとインナートップが亀裂と歪みで交換という事態になる。

ダンパー式ストーブは巡航温度250℃付近に達したらダンパーを閉じて燃やすことで、少ない燃料で高い燃焼効率を得るようにできている。また、インナートップにあるダンパー口は特に高温にさらされるため、亀裂の発生やガスケットが傷みやすく定期的なガスケット交換がいる。

ダンパーガスケットの交換作業
ダンパーシャフトはノブ側とインナートップ側で分離するためにはノブを外すことから始める。 ダンパー扉を外すにはノブとシャフトを固定している「Eリング」の溝にドライバーを差込「テコの原理」で外す。
ダンパーを固定しているネジは高温の熱で焼かれ堅く締まっている。KURE CRC5-56を吹き付け時間を置きドライバーで外そうとしても難しい。インパクトドライバーを使って、ネジ頭部を舐めらさないように強く押し付けて回すと容易に外れた。 ダンパーの各部品をワイヤーブラシ、金ブラシを使って錆汚れを落とす。綺麗になったら耐熱ペイント600℃で塗装する。
ダンパーガスケットを取り外した後、残っている古いガスケットセメントをドライバーをノミ代わりに金槌等で叩きながら、ガスケットの溝を綺麗にする。ワイヤーブラシ、金ブラシで磨き上げ耐熱ペイント600℃で塗装する。 インナートップのダンパー入り口角に亀裂が発生しているが、平板で歪みはないようだ。
ダンパーガスケットの溝にガスケットセメント80mlチューブを一筋程度しぼり出しながら。 ダンパーガスケットFA249用(GK249DP @972円)を引っ張らずに詰めて余すことなく使い切るように貼るとピッタリ納まる。
ノブとシャフトを固定している押さえ金具(Eリング)をドライバーを使って元に戻す。 これでダンパーの清掃とガスケット交換作業が終わった。



薪ストーブ燃焼室の清掃

2016年10月07日 | 薪ストーブの暮らし

薪ストーブの清掃作業の前に準備をしっかり

薪ストーブの魅力といえば、やはり燃え上がるオーロラ炎を見ながらの団欒の時だろう。また、鋳物鉄から放射される熱が建物内部の奥深くまで暖める力には驚かされる。

このすばらしさを持続させるには、毎年メンテナンスをしてやる必要がある。まずは必要と思われる物を列挙してみた。

ビニールシート 紙袋 ビニール袋 養生テープ
ストーブツールキット KURE CRC5-56 ガラスクリーナ ワイヤーブラシ
金ブラシ 金槌 ハンマー ブラシ
耐熱ペイント250℃ 耐熱ペイント600℃ 古い柄付ドライバー 作業用ゴム手袋
防塵マスク ダンパーガスケット フロントドアーガスケット ガスケットセメント80mlチューブ
煙突ブラシ 脚立1. 2mと3. 0m ヘルメット 作業用掃除機

今回のメンテナンスでは、ダンパーガスケットとフロントドアーガスケットの交換をやるので、事前にストーブ販売総代理店(ダッチウエストジャパン株式会社)より取り寄せた。

服装は動きやすく汚れてもよい作業着を着用するのがベストだ。また、ストーブ周りにビニールシートを敷き養生する。掃除機は室内で使わない古い掃除機で汚れてもよいものを準備した。この掃除機だが、煤などを吸うとすぐに集塵袋のフィルターが詰まるので、数枚は用意しておいたほうがいいだろう。

燃焼室の清掃作業
燃焼室に全体に付着堆積している灰は、ブラシを使って灰受け皿に集めて燃焼室を綺麗にする。最初から掃除機を使って吸い込まない。専用の集塵機なら良いが掃除機ではたちまち目詰まりを起こす。 灰受けの上にあるグレートを外し、歪みや損傷がないかチェックし、ワイヤーブラシで擦って錆を落とす。フロントドアーを薪からの衝撃から守る2本のアンディロンを外し、ワイヤーブラシで擦って錆を落としてから両方を耐熱ペイント600℃で塗装する。

インナートップ再燃焼室の清掃作業
ストーブ天板を留めている燃焼火室上部のボルトに、事前(前日から)にKURE CRC5-56を吹き付けておくと外しやすくなる。専用ツールキットにある7/16ロングボックスレンチでボルトを外す。 天板は非常に重いので慎重に持ち上げて外して天板の裏側を見ると、再燃焼室(インナートップ)部分には煤が付着している。
インナートップ部分に付着している煤をワイヤーブラシ、金ブラシを使って綺麗に磨く。 インナートップ部分を掃除機で掃除したら、耐熱ペイント600℃で塗装する。
インナートップは煤や灰でいっぱいだし、ダンパーガスケットが劣化してはずれている。インナートップ、ダンパー部分をワイヤーブラシで擦ると錆が出ている。 インナートップ奥にある左右の排気口には灰が溜まっている。掃除機にメーカー付属品の延長ホースを繋ぎ、左右の穴にそうっと差込丁寧に掃除機で灰を吸い取る。
煙突直下にある再燃焼室アッセンブリーの上には煤、灰が溜まっていたが清掃した。 インナートップ奥にある左右両側の排気口を掃除機で綺麗に吸い取った。