「絵を見る技術 名画の構造を読み解く」(秋田麻早子、朝日出版社)をようやく半分ほど読み終わった。じっくり読んでいるので、なかなか進まない。教科書を読んでいるつもりで行きつ戻りつしながら。
ハウツーもの、ノウハウものは出来るだけ避けてきたのだが、やはり最低限の知識は必要かと思い直して購入した。今年のはじめに読み始めた「エイミー・E・ハーマンの「観察力を磨く 名画読解」よりは読み易い。「観察力を磨く」が観察力そのものを高めるというか、社会生活をより安全に送る上での観察力向上という視点が強いのに比べると、こちらの本の方が入るかに絵画鑑賞のための本となっており、私には有難い。
優れた画家の優れていると思われる作品の構図的な鑑賞方法を身につけることを主とした内容である。作品を作った画家が意識していたか、無意識であったか、そこは問わずに解明するというところに注意が必要だ。作品をどう鑑賞し、どのように受け止めるかというところとは当然にもズレがある。これを踏まえないと単なる技術論に陥ってしまう。
くわばらくわばら、気をつけたい。
ハウツーもの、ノウハウものは出来るだけ避けてきたのだが、やはり最低限の知識は必要かと思い直して購入した。今年のはじめに読み始めた「エイミー・E・ハーマンの「観察力を磨く 名画読解」よりは読み易い。「観察力を磨く」が観察力そのものを高めるというか、社会生活をより安全に送る上での観察力向上という視点が強いのに比べると、こちらの本の方が入るかに絵画鑑賞のための本となっており、私には有難い。
優れた画家の優れていると思われる作品の構図的な鑑賞方法を身につけることを主とした内容である。作品を作った画家が意識していたか、無意識であったか、そこは問わずに解明するというところに注意が必要だ。作品をどう鑑賞し、どのように受け止めるかというところとは当然にもズレがある。これを踏まえないと単なる技術論に陥ってしまう。
くわばらくわばら、気をつけたい。