Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

梅雨の月、梅雨の星

2019年06月19日 23時44分47秒 | 俳句・短歌・詩等関連
★またたきは黙契のごと梅雨の星     丸山哲郎
★故郷に住みて無名や梅雨の月      相馬遷子


 「梅雨の月」というの、梅雨の晴間に見える月で、雲の間からのぞくさまをいうらしい。靄がかかって滲んでみえるような澄んだ月ではないと歳時記には記載してある。
 一方で「梅雨の星」となると雨で塵が少なくなってよく透き通った空に輝く星のことをいうらしい。
 梅雨時の月と星、イメージが正反対らしい。しかし月といえども秋の月ほど涼しさは感じずとも、梅雨時の澄んだ空に浮かぶ月もいいものである。満月よりも半分以上欠けた月はいい。
 昨日の月は澄んだ空に浮かぶ十六夜、丸すぎるという思いもあったが、木星・土星・アンタレス・アルタイル・ベガ・デネブを従えて、見栄えがした。鮮明な縁取りが美しい月であった。
 本日の月は厚い雲の向こうから、時々赤く姿をちらっと見せて艶めかしいかった。昨日とは正反対に縁取りも舫っとして、潤んだ眸のようであった。これもまたいい月である。

 第1句、この星は澄んだ空が似合う。自然と人の、あるいは神と人の、または星を見ている人が何かの決意をした証しとして星を見上げているのかもしれない。男女の絆を挿しているのかもしれない。
 第2句、作者が大学を去って医師として故郷で開業した時期の句らしい。若い頃の夢や望みと、現実の狭間でさまざまな感慨が去来している感じがする。この月は住んでいるのか、潤んでいるのか、私は前者として読んだ。人生の選択は暗中模索であるが、意志は明確であるはずだ。

自分の体の状態把握

2019年06月19日 19時51分15秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 本日は午前中の作業が一段落した後、いつもの内科に降圧剤の処方をしてもらいに行った。そこで先週の血液検査の結果を受けて、薬の処方を変えて新しい降圧剤を処方してもらった。2週間、お試し期間というところか。

 来週の月曜日には市民病院ではやり血液検査とCTの検査の結果が出るので、双方の情報を総合して診断してもらうことになる。いろいろと患者としても気をつけないとはいけない。面倒といえば面倒だが、自分の体の状況や水準は自分なりに把握しておくのも大切であるだろうと思っている。それなりの知識と判断力は必要だが‥、それなりに気は使っている。
 これよりまた退職者会ニュースの原稿作り。

 

昨晩の山形県沖の地震

2019年06月19日 10時23分47秒 | 天気と自然災害
 昨晩の地震から一夜明けて、被害の状況が明らかにされてきている。すでに19回もの余震も観測されている。家屋被害や斜面の亀裂・液状化、停電・ガス漏れなどがあり、けが人が21人とも報道されている。ブロック塀の崩壊、羽越線の不通、道路の通行止めもある。
 さらに強い雨が降っており、これから土砂災害が拡がることも予想される。

 被害はまだまだ明らかになっていないところもあるかもしれない。

 今回の地震、1964年の新潟地震の震源のすぐ近くで発生している。ただしマグニチュードは0.8ほども低い。1.0の差でエネルギーは31.6倍違うのだから、約28分の1の規模である。新潟地震の規模の地震であれば、かなり大きな被害が想定される。
 西北西ー東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型と発表されている。これが日本海の拡大に伴う東向きの力と、太平洋プレートの西向きの力のせめぎ合いによるものなのだろう。どちらの力が優位なのかは私などには到底わからない。なお、深さが14キロというのはかなり浅い地震である。また最近の地震の分布をみると空白地帯に発生したように見える。

 今回も柏崎の原発は「異状なし」と報道はされているが、地震のたびにこのような心配・報道がされなくてはいけないのが、地震大国の日本である。私は原発は廃止の方向がきちんと工程表を示して確率されるべきである、と思う。

気象庁の報道発表

2019年06月19日 00時59分23秒 | 天気と自然災害
 しかしまたもツイッターには、悪質なヘイト、デマがあふれ出している。多くの人が不安な災害時にこのような悪質なデマを振りまく心性は実におぞましい。


 さて、気象庁の報道発表は次のとおり。【⇒http://www.jma.go.jp/jma/press/1906/19a/201906190030.html

地震の概要と津波注意報の発表状況
検知日時(最初に地震を検知した時刻) 6月18日22時22分
発生日時(地震が発生した時刻) 6月18日22時22分
マグニチュード 6.7(暫定値; 速報値6.8から更新)
場所および深さ 山形県沖(酒田の南西50km付近)、深さ14km(暫定値; 速報値約10kmから更新)発震機構 西北西ー東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型(速報値)
震度 略
○ 防災上の留意事項
 津波が発生しており、海の中や海岸付近は危険です。海の中にいる人はただちに海から上がって、海岸から離れてください。潮の流れが速い状態が続きますので、注意報が解除されるまで海に入ったり海岸に近づいたりしないようにしてください。
 揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっていますので、今後の地震活動や降雨の状況に十分注意し、やむを得ない事情が無い限り危険な場所に立ち入らないなど身の安全を図るように心がけてください。
 過去の事例では、大地震発生後に同程度の地震が発生した割合は1~2割あることから、揺れの強かった地域では、地震発生から1週間程度、最大震度6強程度の地震に注意してください。特に今後2~3日程度は、規模の大きな地震が発生することが多くあります。
○ 地震活動の状況
 今回の地震発生後、19日00時00分現在、震度1以上を観測した地震が7回(最大震度3が2回、最大震度2が2回、最大震度1が3回)発生しています。
○ 長周期地震動の状況
 山形県庄内では、長周期地震動階級3を観測しました。この地域の高層ビルの高層階では、立っていることが困難になる、固定していない家具が移動することがあり、不安定なものは倒れることがあるなどの相当に大きな揺れになった可能性があります。

 資料は⇒【http://www.jma.go.jp/jma/press/1906/19a/kaisetsu201906190030.pdf