Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

誕生日という不思議なもの

2024年08月05日 21時16分39秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

   

 本日も茹だるような暑さが続いている。ひと雨が欲しいところであるが、それも難しいようだ。7日(水)の立秋には降るかもしれない、という予報を信じて持つのみ。とはいえ夜に入ってからわずか5ミリ程度の雨の予報である。日付が変わるころには上がってしまうらしい。期待は薄い。

 本日とうとう73歳となった。少しずつ「後期高齢者」という政府の作った枠組のなかに押し込められつつある、という実感は湧いている。自然な歳の取り方と、制度的な歳の取り方、自覚的な歳の取り方との三つ巴の葛藤もまた進行中である。
 いづれにしろ特段嬉しいわけでもないが、たまには少しばかり高いと言われる喫茶店にでも行ってみようということで、ふたりで山下公園に面したホテルニューグランドのカフェに出向いてみた。
 コーヒーと紅茶がそれぞれ1300円余り、サンドウィッチは2400円余りのものを一つ。合わせて5000円余りの散財。これより年齢を重ねてもこのように高価なコーヒーなどを喫することもないと思われるので、心して飲んだ。
 しかし残念ながら私の好みではない酸味のかなり効いたコーヒーであった。文句をいってもしょうがないが、残り少なくなるとすぐに継ぎ足してくれる。とうとう3杯目をほとんど残して4杯目はお断りした。
 減量中なので、私はサンドウィッチの四分の一を妻からもらったのみ。

 実は、現役時代は組合の「退職者感謝のつどい」をここの歴史ある「ペリー来航の間」で開催していた。組合の役員の一人として何年も参加したが、当の私が退職の対象となったときから数年でこのイベントは廃止になってしまった。実に10年ぶりにこのホテルに入った。

 19時半からはみなとみらい地区での花火大会を団地の端っこから短時間鑑賞。花火そのものは好きだが、誕生日ということについては素直さに欠ける私に向かって「誕生日祝い、と素直に理解するのも悪くないよ」と諭された。