Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

いわし雲・秋の雲

2020年09月03日 21時45分29秒 | 俳句・短歌・詩等関連

 鰯雲ではなかったが、本日は秋の雲らしい雲。



★鰯雲もの枯るる音身をめぐり      加藤楸邨
★鰯雲流るるよりも静かに征く      加藤楸邨
★秋の雲父の墓なき父の国に       加藤楸邨

 第1句、第3句集「穂高」所収。1940年の句。
 第2句、第4句集「雪後の天」所収。1943年の句。句集最後には「石田波郷出征」「金子兜太出征」などの詞書のある句が並ぶ。この句には「沢木欣一征途」の詞書とともにおさめられている。
 第3句、第9句集「まぼろしの鹿」所収。1965年の句。鳴子より山刀伐峠を越え尾花沢での作。この「父」は誰を指すのかは不明。


秋の雲現れる

2020年09月03日 18時45分49秒 | 俳句・短歌・詩等関連



 朝から計2回ほどの「狐の嫁入り」、そして同じく2回ほど上空を黒い雲が覆ってのとおり雨。いづれも最大50ミリの強い雨であった。黒い雲が上空を覆っていた場合も、南の空や東の空は明るく輝いており、ごく狭い範囲の雨であることが歴然としていた。
 全国的には40℃を超すなどの高温であったが、夕刻には高層の筋雲が現われた。待ちに待った秋の雲である。
 雲の向うには西に大きく傾いた太陽が隠れていた。

★ねばりなき空に走るや秋の雲       内藤丈草
★杭うちて秋雲ふやしゐたりけり      桂 信子 


「狐の嫁入り」

2020年09月03日 11時24分14秒 | 天気と自然災害

 太陽が明るいところに突然の雨。8時半ころから15分くらいであったと思われる。レインアイよこはまを見ると最大で10ミリの雨の区域が通り過ぎて行った。天気雨としては強い雨であったと思う。
 この天気雨、「狐の嫁入り」とも言われていたが、今はもう死語に近いのではないか。子どもにも若い人にも通じない。「涙雨」というのもあるが、これもあまり聞かない。

 雨が上がってから洗濯物をベランダに干そうとした妻が、あまりの蒸し暑さに驚いて、硝子戸を閉めた。雨でぬれた芝生から湯気があがっているのが見えた。風が少しあるので、間もなく湯気も消え、蒸し暑さはおおいにやわらいだ。しかし暑さそのものは去ってはくれていない。