Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

本日の収穫

2020年09月19日 23時11分56秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 先ほどなかなか通じなかった電話が通じた。そして別の方から嬉しい電話があった。いろいろと退職者会に協力してくれることを伝えてくれた。
 本日は結果として、なかなか充実していい日であった。
 読書もそれなりに進めることが出来た。退職者会にニュースに乗せる楽しい原稿も早々と送ってもらった。取組みに参加してもらえる電話ももらった。

 残念なのは、ほとんど外出せずに過ごしてしまったこと。夜に近くの易い中国料理の店に夫婦で出かけただけ。往復5000歩に満たなかった。もっとも値段も二人で2500円で十分満足できたのはうれしかった。
 当初は何年かぶりで夫婦でラーメンなるものを食べてみようか、と言っていたが、やはりくどそうなので店の前は通り過ぎた。

 久しぶりにいいテレビ番組を見た。録画するのは忘れて見入っていた。22時からNHKのBS1で放送された「長崎・コロナの夏 8・9どう語り継ぐか 新型ウィルス禍が阻む平和教育 原爆朗読劇」を通して視聴。

 


「若冲」(辻惟雄) その1

2020年09月19日 21時36分27秒 | 読書

   

 「若冲」(辻惟雄、講談社学芸文庫)の前半「伝記と画歴」を読了。ページ数にして半分であるが、図版部分が管理多いので、文章としては3分の1位であろうか。
 第一期から第四期まで、作品の年代確定や作品論の触りもあり、これだけでもおおいに勉強になる。辻惟雄の若冲へのこだわりの出発点であろう。

         


 私は若冲の彩色された少しの隙も無いような稠密な彩色画も好きである。日本の絵画史上でも稀有の存在であると思う。だが、同時に水墨画にはもっと牽かれるものがある。特に第四期の米斗翁時代の水墨画に惹かれる。
 「蔬菜図押絵貼屏風」「五百羅漢図」「果蔬涅槃図」などが私の好みである。
 対象を大きく拡大して大写しに描く彩色画から背景を取り払ってさらに大写しにしたような「蔬菜図押絵貼屏風」だけでなく、群像図ともいうべき「五百羅漢図」「果蔬涅槃図」に若冲の特質が現われているように思っている。
 若冲という人、人との交わりが不得意で絵画の世界に没頭したというが、社会を見つめる目もきちんとしていたと思うのは私だけだろうか。
 市場全体のもめ事を粘り強い交渉で処理したという記録が見つかったということを「若冲」(狩野博幸、角川ソフィア文庫)の212頁以降で知った。処世・社交をキチンとこなし、人間の作る組織を切り盛りする能力にもたけていたということである。これらの作品からも想像できないだろうか。
 


隠居はおとなしくはない

2020年09月19日 15時44分22秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 友人からのメール4本、電話5本等々をしているうちにもう15時。読書タイムをと楽しみにしていたが、わずか30分しかしていない。
 しかし次回の退職者会ニュースの原稿をひとつ貰ってご機嫌。11月号の準備をする踏ん切りとなった。

 気がついたら世の中は本日をいれて4連休とのこと。月曜日に郵便局に行って現金書留を、ならびに銀行で振込手続きをするつもりでいた。
 書留に同封する文書も今日・明日にプリントアウトする予定でいたが、断念。取りあえずこの仕事は月曜か火曜まで延期。

 月曜日の夕方に、すでに退職している3人で、某所にて落ち合うことになった。連休だろうが、平日だろうが、無関係であることが共通点。ただし落ち合った場所で喫茶店などが開店しているか、についての検証はしていない。つまり行き当たりばったりであることも共通点でる。この3人、世の中に対してはかなり厳しい思想と行動を保持した隠居とでもいうのだろうか。
 そういえば「無用庵隠居修行」(海老沢泰久)という時代小説とテレビ番組があった。私たちが小説やテレビドラマと違うのは、時の権力者に対してさらに上位の権力者の権威を借りて下位の悪意ある権力者を懲罰する、などという卑屈なことはしないことである。

 もう1本電話をしなくてはいけないのだが、通じない‥。