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Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

本日の俳句(101127)

2010年11月27日 20時37分35秒 | 俳句・短歌・詩等関連
本日の俳句
★西日さすビルの窓にも黄落を
★校庭の桜紅葉を踏む回顧
★吹き寄する落ち葉へ一歩ためらいて

 桜の紅葉というのは不思議に心惹かれる。葉の裏は一律に黄色、表は赤色から黄色までさまざまだ。そのグラデーションの美しいものもあり、葉の表全体が一色のものもある。一枚一枚の葉の形を見れば、穴が開いたり、周囲が色あせていたりして決して美しいとはいえないものの、全体としてみれば、散り敷かれているものも、木に残っているものも風情がある。
 落ちてくる葉も裏表の色の違いがあるので、思わずハッとすることもある。そして落ちてくる葉を見ると、落葉前の緑の時と比べると一回り大きく見える。色の違いがそのような錯覚を生むのだろうか。