ただの備忘記録

忘れないように記録を残します。忘れるから記録に残してます。そして、その記録が役立つといいかな。

映画「のだめカンタービレ 最終楽章 後編」

2010年04月25日 | 映画
前編は千秋を中心に話が進みましたが、後編はのだめを中心に話が展開します。
ほぼ原作通りで、一番の見所はのだめがピアノ協奏曲でデビューするシーンです。ただ、のだめは音楽から逃げだそうとしている中で、シュトレーゼマンの誘いに載っただけで、決して楽しく音楽と向き合ってないという場面です。
せっかくの見せ場だけど、のだめ的には不満を爆発させたシーンとも言えます。
最後には音楽に向き合う決意を見せるシーンが用意されていますが、今更という感じでしかなく、いままでのあれやこれやはどれほど意味があったのかと疑ってしまいます。
せっかくのヨーロッパロケも、特番でやったようなお城のシーンもなく、パリの街と室内のシーンばかりで、もったいない気がします。
まあ、原作も尻すぼみな終わり方だったので、そこを少し明確に将来を見据えた描き方をしているところは良かったと思いますが、結論が出たのは進路だけで、千秋とのだめ、峰と清良という恋人たちには大きな進展もありませんでした。
そういう意味では原作ファンには見所がありませんでしたね。