蛇口が取れた

4年半の杭州生活を終え、ついに帰国。現在、中国人化後遺症に悩まされ、好評リハビリ中。

「しょうがない」はないよな、やっぱり。

2007-08-05 00:57:30 | テレビ・映画
夕凪の街 桜の国』を観た。

目的はもちろん、女優。
だって、麻生久美子田中麗奈が出てるんだよ。
ボクの2大大好き女優共演なんて見逃せるわけがない。
どんな内容だって、2人が共演だったら観にいくさ。

で、この映画の内容は、というと、
ボクの浮かれポンチぶりをせせら笑うかのように、重いテーマ。
「ヒロシマ」です。

もう、終始泣きっぱなし。
隣の方々も終始すすり泣き。
そこかしこから鼻ずるずる音が。

ご存じの方もいると思うけど、原作は、こうの史代の同名マンガ。
なんか、結構賞も取っている作品。
基本的に映画は原作を忠実に表現している。

セリフがシンプルながら無駄もなく、徹底的に練られている感じがする。
だからこそ、難しいテーマながら、ストレートに胸に届く。
今までいろいろと「ヒロシマ」ものに触れてきたけど、
この作品はそれらとは異なる視点・表現でスッと胸に落ちてくる。

決して単純なお涙頂戴物ではない。
だけど、涙が止まらない。
派手ではないけど、心に残る作品。
オススメです。

にしても、「しょうがない」はないよな、前大臣さんよ。


*写真は「ぴあ」のHPから拝借。ここでは麻生さんのインタビューも載っていて、なかなかいいこと言っています。http://www.pia.co.jp/cinema/interview/070726_headsup/headsup_in.html

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