蛇口が取れた

4年半の杭州生活を終え、ついに帰国。現在、中国人化後遺症に悩まされ、好評リハビリ中。

魔性の女は日中共通

2009-02-25 23:55:34 | テレビ・映画
画皮 Painted Skin』を観た。

内容は『聊齋志異』を元にしているといえば、想像はつくでしょ。
古くは『チャイニーズ・ゴーストストーリー』の元ネタでもあるし。
妖怪が出てきて、さらに男女問題も発生するっていうありがちな話。

主役ははっきりとしない。
妖怪を主人公とするなら周迅(ジョウ・シュン)だし、
妖怪に惚れられる人物を主人公とするなら陳坤(チェン・クン)だし、
妖怪のライバルとなる女性を主人公とするなら趙薇(ヴィッキー・チャオ)だし、
妖怪と戦う人物を主人公とするなら甄子丹(ドニー・イエン)だし、
妖怪を追いつめる人物を主人公とするなら孫儷(ソン・リー)だし。
俳優全体の格付けから言ったら、甄子丹かもしれないねえ。
ま、とにかく、適度に豪華絢爛の俳優陣って言う感じだね。

にしても、魔性の女ってのはどうしてこんな顔なんだ?
妖怪役の周迅。
とにかく男受けがいい役。

そして、彼女、見れば見るほどあの人に似ている。
日本でもすっかり魔性の女役が似合う女優に成長したあの人。
もともとは、アイドルグループの一員だったのに、
そんな過去はなかったことになっているあの人に。
もう38歳だっていうのに、なんでしょうあの美貌と若さは。

永作さん、ボクと同い年なんですよねえ。
永作さん、なのにちっとも年取らないですよねえ。
永作さん、絶対に若い子の精気を吸い取って生きてますよね。

まさに、妖怪。
素敵な妖怪。

日本で翻案する場合は、是非、永作博美さんに妖怪をやらせて下さい。
お願いしますよ。

華中思想

2009-02-21 00:11:51 | 杭州・杭州周辺
こちらにもどってから雨ばかり。
本日ようやく晴れ上がったけど。
(なので、これからしばらく日本は雨ですよ、おそらく)

洗濯物も乾かないし、
なんだか、傘を乾かしてばかり。
なので、部屋の中もなんだか薄暗い。

ちょいと気分転換に花でも飾ってみようかと。
写真の花は、台所の窓際に置いたもの。
スポンジだの、ふきんだのが見えてすいませんが。

にしても、これ安いです。
まず、入れ物であるコップが1元。
花は1本1元だったので、3本で3元。
合計すると、なんと僅か4元(70円くらい)!!
これと同じものを食卓の上にも置いてます。

それから、他に花瓶にカーネーションを10本ほど。
それと、洋酒のビンを2本、「一輪挿し」にして、そこにもカーネーションを。
洋酒のビンって、形やデザイン・色などが様々で味だけではなくボクは好きなんですよ。
こんなかたちでリサイクルもできるし。

こんだけ買って、払ったお金は30元。
日本円にすると、500円程度。
ホントにホントに安い。

日本って、花高くないですか?
買う時、「たっかいなあ」って感じませんか?
こんだけ買って、500円程度ってことは日本ではあり得ないですよね。
そう思いませんですこと?お父様、お母様。

ま、ボクの実家は「売るほど」あるので、
実際はボクは花を買ったこと、あまりないんですけどね。

投げやりな郵便屋さん

2009-02-19 00:49:40 | 杭州・杭州周辺
雑誌を購読している。
『文物』っていう中国考古学系の雑誌。
中国考古学系では最もメジャーなはず。

こちらでの基本的な雑誌の購読方法は日本とちょいと違う。
講読したい年の前年の10月・11月頃に近くの郵便局に行き、
そこで、所定の用紙に雑誌名・雑誌番号を書き、
そしてそのまま窓口で講読分(基本的に1年)のお金をまとめて支払うというもの。

用紙にはもちろん「お届け先」も記入する。
ボクは昨年は職場にしておいたのだが、
職場が夏頃には移転する計画があるため、
今年は自宅にしてみた。

先日、ようやく1月号が届いた。
日本では普通1月号って前年の12月頃届くでしょ。
でも、1月号が2月の半ばになって届いた。
まあ、そんなもんなんです、こっちは。

当然だが、自宅には郵便受けがある。
建物(7階建て)の1階に全部屋分まとめて郵便受けがある。
もちろん、各部屋にわかれているが、
各階×3部屋=21部屋分なので、一つ一つは小さい。
昨年新聞を購読していた時も新聞は4つ折りくらいにされて入っていた。

基本的に郵便物は職場に届くようにしているので、
自宅に届くことはほとんどない。
そのため、郵便受けのなかは近くのスーパーの広告だの不動産の広告だのであふれている。
たまにそれらを取り出すために、郵便受けを開ける。
(もちろん、カギを付けていますよ)

先日、いつものように郵便受けを開けると、
中に『文物』1月号が入っていたのである。
二つに強引に折られた姿で。

無惨である。
袋に包まれてもいない。
むき出しのままである。
表紙の1部は切れているし、
写真の通り、救出後もクルルンってなったまんま。
しかも裏表紙には郵便屋さんが書いたと思われる住所番号がボールペンで直に殴り書きされている。

あんまりじゃあ、ございませんか、郵便屋さんよ。
もうちっと丁寧に扱ってもらいませんかねえ。
折角きれいな写真なんかがふんだんに入っている雑誌なんですから。
お願いしますよ、ホントに。

波瀾万丈系

2009-02-17 20:03:37 | 杭州・杭州周辺
先日、杭州に戻ってきました。
早速、仕事も始まっております。
さぼっていたジムにも行って来ました。
いやあ、体力、わかりやすく落ちてますねぇ。

日本滞在はほぼ1ヶ月。
前半は肉体的にも精神的にも病んでいましたが、
後半になってようやく通常の状態に戻りました。
その間、いろいろとお世話になりました。
また、今回お会いできなかった方、次回是非お会いしましょう。

さて、日本にいるとき、ある場所で手相を見てもらいました。
かつて、ある知り合いの女性に見てもらったときには、
「あなた小学生の時、バカだったでしょ」
と、笑撃的な指摘をされたことがあり、
また、ある知り合いの男性に見てもらったときには、
「おまえ、スケベだなあ」
と、手相を見ているのか、
それとも別のことで判断しているのか疑ってしまうようなことを言われました。
なので、ちょっとドキドキでした。

今回はきちんとお金を払っています。
995円。
1000円で5円おつりがくるというもの。
また、ご縁があるようにとのことでした。

色々と言われました。
「組織に向いてない」(知ってます)だの、
「胃に気をつけろ」(はっきり言って持病です)だの、
「自然と女性が寄ってくる。しかもあなたも女性好きだし」(やっぱり・・・)だの。

中でも、
「人にはいい時と悪い時との波が当然ある。
しかし、あなたの波は普通の人よりもかなり幅がある。
だからいい時はすごくいいけど、悪い時はすごく悪い。
波瀾万丈な人生です」
というのは、考えものです。
でも、そうなんだろうなあ、と薄々気付いております。

あ、そうそう、こうも言っていました。
「あなたには助けてくれる人がたくさんいます。
だから、妥協せずに前に進んで下さい」と。

みなさん、波瀾万丈系の私ですが、今後ともよろしくお願い致します。
みなさんの助けによって、私は生きていけるようなのですから。

24時間営業

2009-02-13 13:53:35 | 日本・東京
前回、日本に帰国したとき、
実家のウォシュレットがリニューアルされていた。
これは、嬉しいリニューアルだった。
中国の家には設置されていないからなおさらだ。

今回、父の強い要望により、
風呂が24時間風呂になった。
これで朝昼晩、いつでも風呂につかることができるようになったわけだ。

一体父が何に感化されて24時間風呂にしたのかはわからない。
恐らく、どっか誰かのうちで見てきて羨ましくなったのだろう。
新しいものやら、技術進歩的なものは大好きだから。
それに、自分の父親(ボクの祖父)が銭湯をやっていたことの影響もあるのかもしれない。

しかし、よく考えて欲しい。
本当に必要なのか??

そもそも実家は今両親の二人暮らし(+間抜け犬)。
ボクは年に数回帰ってくるだけだし、
妹はもう結婚して別のところにいる。
つまり、いつもは二人だけの生活ということになる。

幸い両親共に健康でまだ仕事を続けている。
ということは、朝・昼ゆっくりと風呂につかる時間はない。
せいぜいいつも通り寝る前に風呂にはいるくらいだ。

しかも、母は風呂が嫌いだ。
風呂屋に嫁に来たのに風呂が嫌いだ。
なんたる自由人。

そして、風呂の時間は恐らくカラスより早い。
先日、体洗って、頭洗って、湯船につかって、
と一通り風呂内作業をこなしてから出たら、
何とたったの「6分」だったという。
しかも、本人、すっかりゆっくりしたと思っている。
なんたる風呂嫌い。

そんな人が朝昼晩はいるはずがないし、
実際入っていない。

一体誰のための24時間風呂なんだ?
まあ、それで父が満足ならばいいんだけどね。
ジェット風呂になっていて、ちょっと嬉しかったりもするし。

バーガー屋での邂逅

2009-02-06 23:40:46 | 日本・東京
先日、銀座で映画を見た。
朝一の映画だったので、終わったのは大体午後1時。
館内でポップコーンを食べていたものの、
当然ながら、おなかはすいて来ていた。

なので、早速昼ごはんを食べに。
場所は以前から気になっていた銀座ファイブの地下のバーガー屋。
ここはいわゆるファーストフードではなく、しっかりとしたバーガーを出す店。
なので、値段もそこそこ高い。

店はそれほど広くはなく、
また人気もあるためか、
1時を過ぎていてもそこそこ混んでいた。

ボクの隣に来た年配の男女二人組は、
軽く食事をしてさっさと帰っていった。
人気店なのか、すぐに次の客が席に着いた。

食後のコーヒーを飲みながらちらっと横を見ると、
スーツを着た若いサラリーマンらしき男性だった。
ん?と思ったが、そのままコーヒーを飲み続けた。

しばらくして、さて、帰るか、
と立ち上がったとき、
隣の若者とふと目があった。

ん?
でもな・・・・
んん?
二度見。
んんんん?

もしかして・・・?!
ああ、やっぱり!!

こんなこともあるんだねえ。
3年ぶりに会う友人。
杭州で会って以来の友人。

聞けば、銀座で働いているという。
にしても、タイミングが少しずれれば出会うこともない。
これだから、人生って面白いよね。
(って、おおげさか。)


*写真は上海で邂逅した佐川急便。