蛇口が取れた

4年半の杭州生活を終え、ついに帰国。現在、中国人化後遺症に悩まされ、好評リハビリ中。

どうやっても入れません・・・・・

2007-06-28 01:15:49 | 杭州・杭州周辺
火曜日、会議が終わると携帯に相方からメールが入っていた。
「鍵が開かない」と。
不思議に思って電話をすると、確かに開かないとのこと。

慌てて家に帰って自分でも確かめてみたが、確かに開かない。
いくらがんばってみても開かない。
汗だくになってドアを引っ張ってみても開かない。

うちの鍵は、結構頑丈。
ドアを閉めて、ギュッと押すとまずカチッと音がして一つの鍵が閉まる。
その後、鍵を鍵穴に差し込み、左に2回転する仕組みになっている。
だから、開けるときは逆で、
右に2回転後、カッチと音がするところまで鍵を回す。

この日もいつも通りやってみても開かない。
全くもって埒があかない。

その日は同僚たちと食事に行く予定だったので、同僚に助けを求めた。
同僚がやってきて、一緒になって頑張ってみたがやはりダメ。

ということで、結局鍵修理屋を呼ぶことに。
電話をして、「あと10分で行く」という言葉を信じ、20分ほど待ってたらやってきた。
普通の原付バイクでやってきた。
工具も至って簡単な小さな鞄に入っていた。

おいおい、大丈夫か。
ホントに解決できるのか?
見た目も何か貧相だぞ。関係ないが。


しかし、さすがです。
拍手喝采です。
貧相な顔が心なしかっこよく感じます。
見事に鍵を開けました。
鍵を壊さずに。

どうやら、2回転させるとき、
1回転目にドアの上下で鍵がかかる仕組みになっていて(知らなかった・・・)
この下の部分がおかしくなっていたとのこと。

値段は少々高かったが、まあそんなのは仕方がない。
家には入れるのがこんなに嬉しいとは思わなかった。
住み慣れると愛しい我が家。

にしても、いろんなもんが壊れるな。

*写真が、鍵の下の部分。○の場所に鍵がかかるらしい。

緊急事態。しかし、どこかのんきな感じ。

2007-06-23 23:32:27 | 中国食文化
職場で現在抜き差しならぬ状況が発生中。
ここ数日間、てんやわんやで皆落ち着かない。

ということもあり、日本人の同僚と緊急会議。
どのように対応しようかと、作戦会議開催。

しかし、茶館で。

杭州の茶館はお茶代を払えば基本的には何時間いてもいい。
食べ物も食べ放題。
ついでにお茶も1回は茶葉交換オッケー。

議論の内容は至って真剣。
なんだけど、まったりと時間が過ぎる。

気がつくと下らない話になっている。
慌てて真面目な話に戻すが、
やっぱり、気がつくとスイカの種に夢中。

緊急事態。
だけど、どこかのんき。
これが杭州の良さなのか。
でも、何とか切り抜けないとならないのは変わらないんだけどね。


*写真は、住吉大社の神木。いつかはこんな大きな存在になれたらいいね。

Welcome to a real world. 

2007-06-19 00:21:01 | 中国食文化
今日は同僚たちと食事へ行った。
先日、何人かでやった仕事で小銭が手に入ったので。

合計8人で、わいわいがやがや。
未婚女性の恋愛どうなった話や、
未婚男性の遊びまくってるんじゃないの疑惑など、大騒ぎ。

食事もかなりたくさん頼んだ。
なかなか順調に食べ尽くしていく。
それでも足りず、ガンガン追加。
追加料理もいい感じでなくなっていく。

しかし、1品だけなかなかこない。
何度か店員に聞いていたけど、なかなかこない。

すると、ある店員が答えてくれた。

「今、スーパーに材料を買いに行ってたから、もうすぐできる」

ギャグじゃないの??
マジ話なの??

中国は日本風の雅なギャグは通じないリアルな世界。


*今日19日は端午の節句(農暦の)。なので、玄関の前にはヨモギの葉っぱをつけている家が多い。ちまきも食べるそうだ。

ボンバヘッド

2007-06-16 00:45:08 | 歴史・文学
なんとなく。

木曜日に何人かで西湖美術館に出かけた。
場所的には浙江省博物館のとなりになる。
白居易が造ったと言われる白堤のところ。
といっても、わからない人のが多いだろうけど。

まあ、ともかく雨の中、出かけてみた。
先日始まった「ポンペイ最後の日」展を見るために。

東京にいるときは、
毎日どこかでこういった西洋ものの展覧会が開催されているのが当たり前だった。
しかし、ここ杭州では結構珍しい。
なので、雨が降っているのにわざわざ言ってみたわけだ。

ポンペイはご存じの通り、火山噴火によってあっという間に滅亡してしまった街。
遺体がそのままの姿で残されていたことでも知られている。

展示品はそれほど多いとは言えない。
だけど、普段見慣れた中国ものとはやはり感じが違う。
ポンペイ滅亡はちょうど中国では漢代。
日本(倭)が中国の歴史書に顔を出し始める時代。

そんな時代に、彼らは金銀のアクセサリーを身につけていたようだ。
指輪・ネックレス・ブレスレットなどなど。
指輪なんかは今とデザインはさほど変わっていないように思える。
酒屋の壁にあった壁画なども展示されていて、興味深かった。

そのあと、隣の浙江省博物館も除いたが、
そちらはそちらで特別展をやっており、これまた興味深いものだった。

いやあ、文化的な生活を久しくしていなかったので、いい気分転換になった。

それに、両方とも無料というのがいい。
東京だったらいくらとられていたか。
杭州はこんなところは、ホントに素晴らしいと思う。


*美術館の外見の写真とか雨に煙る西湖の写真とかをとったのに、なぜかデータが消えていたので、今回は写真なしです(泣)。

無法者はどっちだ?

2007-06-12 02:25:58 | 歴史・文学
何かと中国は知的所有権の問題で叩かれる。
確かに街のあちこちで海の勇者たちを見かける。
そっちこそが正規品と言っていいぐらいだったりする。


しかし、先日、知り合いの方からある連絡が入った。

「あなたの本が韓国で翻訳されているらしいけど、知ってる?」と。

初耳!!
寝耳に水!!
全く以て知らなかった!!

早速、出版社に聞いたところ、やはり知らなかった。
そして、「またですか」との返答。
どうやら、よくあることらしい。

韓国語の出来る友人に聞いたら、
日本語を中国語に翻訳するより、韓国語に翻訳するのは数段簡単とのこと。

いやいや、だからってねえ。
何の断りもなく勝手に翻訳されてもねえ。
しかも恐らく一部分だけをねえ。

いつも「海の勇者たち」にお世話になっている身だった。
この問題について、さほど真剣に考えたことなど無かった。

それがまさか自分が被害に遭うとは。

せめて一言ぐらい連絡くれてもいいのに。
そして、韓国に呼んでくれたらいいのに。
旨いご飯を食べさせてくれたらいいのに。


誰か、詳しい情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ご一報を。

価格破壊の陰に学生あり

2007-06-08 01:05:56 | 中国食文化
同僚が新しくできた韓国料理屋を発見した。
なので、さっそく出かけることに。

なんとそこは、食べ放題焼き肉。
一人39元で飲み物も飲み放題。
わずか600円ちょっとでビールも飲み放題。

さて、話は変わるが、
今日明日と中国は「高考」。
つまるところ、大学入試の日。

中国はこの「高考」の成績によって入れる大学が決まる。
点数が低かったら自ずから第一志望を変えなくてはならない。
どこの国も受験生はたいへんなことです。
ご苦労様。

となると、この時期は必然的に卒業シーズン。
韓国料理屋は値段もあって学生たちで大にぎわい。

あっちこっちで大騒ぎ。
みんな赤ら顔で大騒ぎ。

ばちばち写真とりまくり。
女の子は泣きまくり。

むこうでは皿を落としてやかましい。
こっちでは酒を一気していてやかましい。

日本でもよく見るおなじみの光景。

でも、それを微笑ましく見ている自分がいる。
学生時代は遠くなりにけり。

恐怖の歩道橋

2007-06-07 01:09:23 | 杭州・杭州周辺
職場に行く途中に歩道橋がある。

片道2車線+自転車車線の道。
だから合計6車線の道になる。
ここに歩道橋がかかっている。

車通りの多い道。
自転車通りの多い道。
そしてここには信号はない。

歩道橋は中国語で「天橋」。
かなり素敵なネーミング。

しかし、ここでは毎日あることが。
いや、あるはずのことがない。
あるべきはずのことが全くない。

それは、・・・

 誰もこの歩道橋を使わない!!

という事実。

中国に一度でも来た人ならおわかりであろう。
中国人に信号や横断歩道なんてほぼ無意味。
車と車のちょっとの隙間を見つけて道路を横断。
通行量の多い道では、一車線ずつ細かく進む。

これに慣れると困ることがある。
ついつい、日本でもやってしまう。
危険なこと極まりない。

とにかく中国ではこれが常識。
というか、普通に待っているのはバカかも。

なので、当然、歩道橋なんてわたらない。
この歩道橋を渡っている人を見たことがない。

いや、そういえば一度だけあった。
父子連れが歩道橋の上にいるのを見たことがあった。

でも、彼ら、凧揚げをやっていたんですが。
それはそれで大問題のような気もするが。

子供かっ。

2007-06-01 23:48:54 | 杭州・杭州周辺
今日6月1日は中国の「こどもの日」。
小学校も今日はお休み。

同僚の子供は友達とケンタッキーで食事して、映画を見に行ったそうな。
なんともほほえましい。

で、なぜか、
事務員の二人の女性に、

「こどもの日、おめでとう!!」

と言われた。

ひとりはボクより若くよっぽど子供っぽいのに。
もちろん、「そっちもね」と言っておいたけど。

ただそれだけ。
なんとなくのほのぼのニュースでした。

*写真は八卦の形をした巨大迷路。昔、ららぽーとのに行ったことを思い出すなあ。