蛇口が取れた

4年半の杭州生活を終え、ついに帰国。現在、中国人化後遺症に悩まされ、好評リハビリ中。

All for one,One for all

2010-01-10 01:58:57 | テレビ・映画
ラグビーの精神と革命の精神は一緒だったのね。

話題作『十月囲城』を見た。
英題は“Bodyguards and Assassins”。
なんか英語タイトル、安っぽい。

時代は諸外国や民主化の動きに翻弄される清末。
舞台は革命派が多く存在する香港。
その香港に、東京で中国同盟会を立ち上げたばかりの革命派の中心人物孫中山(孫文)が来て、
そして、そこで各地の革命派と会合を開くという情報がもたらされる。

色めきだつ香港の革命派たち。
同様に色めきだつ清朝側の人々。
革命派は孫文を無事迎え入れ革命への道を邁進させたい。
一方、清朝側は逆賊孫文を香港の地で暗殺してしまいたい。
攻める清朝側と守る革命派。
この両者のせめぎ合いが映画の骨子となる。

映画は孫文到着の4日前からはじまるが、
クライマックスは孫文が香港を去るまでの最後の1時間。
この1時間、本当に1時間くらいある。

詳しく話すことはできないが、とにかく手に汗握る展開。
135分の上映時間が全く苦にならない。
しかも、ところどころ涙を流してしまう。
実に素晴らしい出来だと思う。

出演者も豪華。
日本で知られている人だと、
やはりドニー・イェンニコラス・ツェーか。
それと、ファンビンビンかな。
聞いたところによると、
胡軍も日本のドラマ(題名忘れた。杭州が舞台になっていたやつ)に出ていたらしい。
それ以外でも、中国的には有名な俳優がたくさん出ており、豪華。

それにしても、
相変わらずドニー・イェンのアクションは気持ちがいい。
戦い方ももちろんだが、走っているだけでも無駄がない。
日本での評価がそれほど高くないのが残念だ。
ジェット・リーやジャッキー・チェンよりも上だと思う。
もっと、みんな彼を評価してあげて欲しい。

とにかく、この映画、オススメです!!

最新の画像もっと見る