蛇口が取れた

4年半の杭州生活を終え、ついに帰国。現在、中国人化後遺症に悩まされ、好評リハビリ中。

竹林伐採部入部希望

2008-11-28 23:29:13 | 杭州・杭州周辺
マッスル論文執筆を目指して。

中国に来て以来、どうも運動不足。
日本にいるときはたまに走っていたが、
こちらではちっともやっていない。

こちらでやる運動と言えば、
もっぱら職場との往復と
6階自宅までの階段昇降。

なまりきっている・・・・・。

こりゃ、いかん、
と一念発起してジムに通うことに。

場所はよく行く近くのスーパーの上。
その上には、よく行く映画館がある。

なにせ生来の面倒臭がりのため、
ちょっとでも遠くなると、絶対に行かなくなる、
そう思い、我が家から最も近いところを選択。

見学のつもりが、あっという間に入会。
そして、なぜか言いくるめられて1ヶ月のみトレーナーをつける暴挙。
初めは3ヶ月やらないと意味がないと言われていたが、
なんとかかんとか1ヶ月のみで対応してもらうことに。

ボクの先生は、もとバレーボール選手。
なので、でかい。
しかも韓流スターを彷彿とさせるイケメン。

初めの1・2回は器具の使い方など簡単なもので、
「なんだ、余裕だぜ」なんてすかしてみていた。

しかし、それは単なる思い過ごしだった・・・・。

徐々に器具から離れ、部活動に。
鬼コーチにしごかれる部員という身分に。

ウサギ跳び、
手押し車、
空気椅子、
もも上げ、
なわとび、etc

一体何年ぶり、
いや何十年ぶりにこんなのやってんだ、
てな具合にバリバリ部活動トレーニング。

なんど泣きたくなってきたことか。
なんど逃亡を企てたことか。
もちろん、その都度捕獲されていたが。

てなわけで、現在肉体改造中。
目指せ、マッスルトミー!!
(分からない人は、森見登美彦『美女と竹林』を一読下さい)

うん、やっぱりどうかなって思う

2008-11-26 00:20:39 | 中国食文化
食事から帰ってきたとき、ややのどが痛かった。
辛いものを食べたわけでもないのに。

今日は夕方に緊急会議があり、その後みんなで食事に。
中国は人数が多くなると、個室をとることが多い。
これは日本の中華料理屋でもそうだろうけど、
こっちはもうちょっと日常的な感じがする。

今日行った店は、
職場近くでは有名で食事も美味しく、
もちろんその分値段もそれなり。
それなりな分、部屋は通常よりキレイ。
高級感が多少なりとも感じられる。

しかし、そこまで。
やはり、問題がある。
それは、店員。
いや、もしかしたらこの国全体。

中国の店は、役割分担がしっかりしている。
席まで案内をする人、
注文をとる人、
料理を作る人、
料理を運ぶ人などなど。

今日行った店は高級店なので、教育はされている。
注文を取りに来る人はしっかりしている。
受け答えも丁寧で、時折笑顔も見せる。

料理を運ぶ人も他店よりはいい。
普通の店では「ドン!」って置くこともしばしば。
だけど、この店は比較的丁寧で問題はない。

じゃあ、何が問題か。

ここは個室の横に小部屋があり、
そこに厨房から料理が運ばれ、
それを、係のものが客前に出す。
つまり、そこに店員が常駐していることになる。

今日は彼らが問題だった。
彼らは仕事中にもかかわらず、
タバコを吸い続けていたのだ。
料理店であるにもかかわらず。

確かに中国の喫煙率は高い。
男の人は大概が吸うことが出来る。
普段吸わなくても吸うことが出来る。

食事中でもプカプカお構いなしに吸う。
ボクはタバコは吸わないが、
これは中国の文化なので気にはならない。

だけど、どうだろう。
料理店の店員が客が吸ってもいないのに、吸っているというのは。
そう、今日は我々は誰も吸っていなかったのだ。
なのに、部屋の中はやや白っぽくなり、けむい。
ついには、こっちがわざわざ文句を言いにいったくらいだ。

気付かないんだろう。
注意しないとわからないんだろう。
注意されたらやめるけど、
明日はどうだかわからない。
これが普通だと思っているに違いない。
もしかしたら、何で?って思っているかも。

うん、やっぱりどうかなって思う。


*写真はイメージです。実際の店とは関係ありません。

ちゃんとして、これを機に

2008-11-18 00:36:09 | 杭州・杭州周辺
どうやら日本でもニュースになったようですね。
杭州の地下鉄工事現場崩落事故が。

実は杭州には地下鉄がない。
ご近所の上海にはたくさんあり、
昨年夏に行った南京にもあった。
杭州やや出遅れている模様。

ということが関係しているのかいないのか、
実際のところはよくわからないけど、
やはり、現実問題、突貫工事だったんでしょう。

今日のニュースですでに4人死亡、
不明者15人となっていたので、
残念ながら犠牲者はもっと増えるでしょうね。

この事故によって、
現在いたるところで行われている地下鉄工事は一時ストップ。
各工事現場等をいまいちどチェックすることが決定。

そうして下さい。
慌てなくていいので、念入りに。
人々の命がかかっているわけですから。


*写真は工事中の鼓楼

UHO目撃!

2008-11-16 00:58:46 | 杭州・杭州周辺
Unidentified  Himitsuno  Ohanashi。
(未確認秘密のお話)

杭州には物乞いがいる。
主要な道、繁華街には必ずいる。

汚い服を着て地べたに座り込み、
目の前にホーローの入れ物を置き、
そして、時には土下座をしていたり、
そして、時には汚れた服を着た子供を抱いていたり。

年齢も性別もまちまち。
手足のない者もいる。

通りがかりの人の多くは無視をしているが、
中には1元コインをそこに投げ入れる人たちもいる。

一方、この季節、焼き芋屋さんもいる。
大きなドラム缶の上に焼いた芋を載せて道行く人に声をかける。
お客さんの多くが女性であるのは、日本と変わらぬ風景である。

そして、今日。
道を歩いていると、
焼き芋屋のおばちゃんと物乞いのおじいちゃんが、
なにやら密談をしているのを目撃。
物乞いのおじいちゃんのホーローの入れ物を見ながら密談。
物乞いのおじいちゃんのホーローの入れ物のお金をいじりながら密談。

あれ、何やってたんだ?
もしかして、両替??
まさか、カツアゲじゃないよな。

なんとなく気になる風景だった。

まなかな、まなかな~♪

2008-11-14 00:18:48 | 杭州・杭州周辺
がっけんのおばさんマナカナ~♪

なんか妙に似合ってそうで、ちと怖い・・・

そんなこととは関係なく、
今日同僚と話していた時のこと。

中国の大学にはいろいろと名誉職っぽいものがあり、
その中で、「○○学者」と称される身分があるそうだ。
もちろん、これになるには相当の実力と名声が必要ではある。

杭州にある、とある大学では、
この「○○」には「西湖」という用語が入る。
つまり、「西湖学者」という不思議な肩書き。
別に「西湖」の研究なんかしていなくてもいい。
というより、そんな人はおらんはず。

じゃあ、浙江省では?
と尋ねてみると、その答えは、

 「銭塘学者」

もちろん、浙江省を流れる逆流で有名な銭塘江からのネーミング。

面白いもんです。
ちなみに、中国で一番すごいのは・・・

もうわかりますね。
そう、

 「長城学者」

なんだってさ。

お天道様のバイオリズム

2008-11-08 01:09:26 | 杭州・杭州周辺
なんだかここ3週間ほど、
全く同じリズムで動いている。

水曜の午後・夕方ぐらいから雨が降り出し、
週末はぐずついたり、どしゃぶってみたり。
何だかわからないけど、ずーっとそんな感じ。

今もよ~く降ってますよ、雨が。
これを越えたら急速に寒くなる気配すら感じるし。

何か、やだなあ。


*鼓楼近くにある教会。

お・・・重すぎます・・・・・

2008-11-07 01:03:49 | テレビ・映画
久しぶりに中国映画鑑賞。
とはいえ、DVDで。
(とかいいながら、ずいぶん前に見たもの)

王小帥監督作品『左右』。
多分英題、「In Love We Trust」。

この作品、今年のベルリン映画祭で銀熊賞を受賞。
しかしながら、杭州での興行成績は散々なもの。
同時期に公開されていたジャッキー・ジェットリー共演の話題作
功夫之王』(邦題:ドラゴンキングダム)に大きく水を空けられ、
ひっそりと上映が終了していた。

ストーリーはこんな感じ。
幸せそうに見える一組の夫婦。
そこには一人の女の子がいる。
実はこの子、奥さんの連れ子。
でも、夫はその子を大変かわいがっていた。

その子がある日熱を出した。
そこで病院に行くと、その子が白血病であることが判明。
そこから、物語は思わぬ方向へ展開していく。

その子の本当の父親に連絡を取り、血液検査を頼む。
しかし、残念ながら、骨髄移植するにはタイプが異なっていた。

すると、母親が一つの提案を。
もう一人子供を作り、その臍帯血を使って子供を救おう、と。
元の父親もすでに再婚をしていて、妻がいる。

この二組の夫婦の微妙な関係が絡み合って物語は進んでいく。


重いです、テーマが。
子供を救いたい、だけど、自分たちには新しい家族が。
でも、子供をやっぱり救いたい・・・・・。

ホントに重いよ。

中にこんな会話が。
「こんなことして、世間から責められるよ」
「それは彼らはこんな思い(子供が白血病である)をしてないから」
(中国語の上、うろ覚えなので大体な感じ)

なりふり構わない母親の姿。
当事者の気持ちは誰にもわからない、という現実。
そんなものを突きつけてくる。
何が大切なのか、そんなことを考えさせる。

でも、やっぱり重いよね。
そりゃ、売れないよ。


杭州人、グルメを語る・・・・かぁ?

2008-11-04 02:40:20 | 中国食文化
毎年この時期になると、開催される「美食節」。
噂には聞いていたのだが、今まで一度も行ったことがない。
昨日まで続いた雨がようやく落ち着いたようなので、行ってみることに。

場所は様々なイベントが行われる黄龍体育館周辺。
ちなみに、中国のスーパースター周傑倫ジェイチョウ)が今月にコンサートをやるのもここ。
女子ワールドカップ日本対ドイツ戦が行われたのもここでした。

入場料は3元。
まあ、適度な値段。
だって、実際は中でもっとお金使うから。

中は言ってみれば、やや大きめな縁日。
屋台がずらっと軒を連ねて、賑やかな様子。
もちろん、全てが食べ物の屋台ばかり。

いろんなものがある。
中華ばかりではなく、
インドだの、
ロシアだの、
コリアだの、
ジャパンだの。
まあ、アジア中心だね。

どれもこれもなんだかおいしそうで、
結局、羊肉串・インドの飛餅(中に牛肉入りでカレー味のもの。うまい!)・
牛肉串焼き(これは脂っこかったなあ)・いか焼き・
過橋米線(麺類。しかし、これは辛かった。とっても美味しかったが)・
たこ焼き(のようなもの)を食べ、
そしておみやげに綿菓子を購入。
綿菓子の袋には堂々と、あのアメリカ生まれの有名なネズミの絵が・・・。

にしても、度肝を抜かれる料理も。
写真をご覧下さい。
これ、どうやら揚げるようです。

写真をよ~くご覧下さいな。
手前奥にあるのが、ヒトデ。
そう、海にいるあの星形のヒトデ。
一番手前がイナゴのようなバッタ類。
その隣が、なんかのサナギだと思う。

この手の店がなぜか3軒ほど。
買っている人はほとんどおらず。
でも、うら若き乙女が竹串に刺さったヒトデに食らいついているのを見かけたけど・・・。

うまいのかぁ??