蛇口が取れた

4年半の杭州生活を終え、ついに帰国。現在、中国人化後遺症に悩まされ、好評リハビリ中。

まっちはずれでシュビドゥバー

2009-11-30 17:50:55 | テレビ・映画
それは『大迷惑』。

今回見た映画は『大明宮』。
その名前を見て、
「おっ」と思った人は歴史通。
もしくは、業界人。

そう、これは唐の都長安に建てられた建物の名前。
ここで数多くの皇帝や官人たちが生活し、
数多くの物語が生まれた場所。

それが、映画になった。
見ないわけにはいかないでしょ。

映画はドキュメンタリータッチだった。
大明宮を中心に、唐の歴史を語ったものだった。
本当に、初めっから最後まで、その調子。

時折、簡単な物語が入る。
セリフなどほとんどなく、
全てがナレーションで語られる。
玄宗と楊貴妃の物語もナレーション。
折角のロマンスなのに、もったいない。

しかし、結構細かいところも描く。
門の鍵の開け方なんかも描いていたし、
日本関係では遣唐使のことも触れていた。
当然、阿倍仲麻呂は出てきたし、
なんと、新羅との席次争いの話も登場した。

これは映画と言うよりは、
紹介・学習映像に近い。
そう、博物館にある映像だ。

博物館では大体長くて5分くらいだったりするが、
それがとても長くなったものだと思ってくれればいい。

映画として面白いわけではない。
まあ、関係者はとりあえず見ておくか、ってかんじ。

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