蛇口が取れた

4年半の杭州生活を終え、ついに帰国。現在、中国人化後遺症に悩まされ、好評リハビリ中。

革命とはなんぞや?

2008-12-29 02:10:01 | 杭州・杭州周辺
40代半ばの日本語教師に聞いた話。

彼らが日本語を勉強した時、ある歌があったという。

あいうえお かきくけこ
さしすせそ たちつてと
なにぬねの はひふへほ
まみむめも やいゆえよ
わいうえお ん

と五十音を元気よく歌った後、

「革命のために、日本語を習いましょう~」

と大きな声で続けたそうな。

時代を感じます。
というより、「革命」って何?
何の革命だし、誰のための革命なんだ?

もちろん、歌っていた当人たちもわからなかったそうな。

素人料理人の王国

2008-12-25 11:25:29 | 中国食文化
昨夜はクリスマスイブ。
中国語では「平安夜」(ピンアンイエ)。
なので、リンゴ(ピングオ)を送ったりすることもあるらしい。

そんな平安夜に同僚の家にお招きにあずかった。
クリスマスイブとは全く関係なく、
「私だって料理上手ですよ」
っていう妙齢の女性の発言を確認するためにお邪魔した。
同僚数人と共に。

彼女の家は、新築マンションの一部屋で
両親・おばあちゃんと4人で暮らしている。
なかなか広く、きれいな家である。

我々が到着すると、
家族全員でお出迎え。
お母様を見て、納得。
彼女はまさにお母様の子。

すぐにまずウエルカム・ティ-をいただく。
プーアール茶でしたが。

そして居間のテーブルの上には献立が。
旅館のお品書きのような献立が。
驚くほど多くの品数が書かれた献立が。
これ全部作ってくれるの?!っていう献立が。

そして食事。

すごい!
すごすぎる!!
うまい!
うますぎる!!

次々と現れる料理。
目の前の台所から運ばれるできたての数々。
全てが目から鱗が落ちるほどのおいしさ。
そんじょそこらの料理屋なんか相手にならない。
どれをとっても、ほっぺがおちそうなものばかり。

一体どうなっているんだこの家庭料理の水準は。
玄人はだしなんてもんじゃなかどですたい!

食べ過ぎました。
飲み過ぎました。

なお、料理を主に作っていたのはご両親で、
同僚はほんの少しだけお手伝いしておりました。。。

ホワイトクリスマスにはならなさそうだが。。。

2008-12-24 11:51:03 | 杭州・杭州周辺
日曜から本格的に寒い。
なんつったって、月曜の午前中には小雪がちらついた。

こたつは早々にお目見えしているのだが、
ついにダウンジャケットを着込み、
それだけでは飽きたらず、
ステテコオヤジと化している。

恥も外聞もあったもんじゃない。
寒さに悶えるくらいなら、
そんなもんへっちゃらだ。

てなわけで、写真は煙る西湖。
観光できてもらっても美しいけど、
やっぱり一年四季折々の姿を見ると感動する。

晴れの日、
雨の日、
曇りの日、
雪の日、
などなど。

白居易や蘇軾らが眺めた景色は今も美しい。

三方一両得

2008-12-20 16:58:47 | 杭州・杭州周辺
今日所用で街に出た。
一通り用事を済ませ、タクシーで帰路についた。
乗った時から、なかなか陽気な運転手だと思った。

うちからほど遠くないところまで来ると、
目の前で事故を起こした車が2台止まっていた。
タクシーと一般乗用車の接触事故。
中国ではよくある日常的な光景。

ふとみると、タクシーには乗客がいた。
彼女は急いでいるらしく、そこでタクシーを降りた。
彼女は断る運転手に対し、強引に10元札を渡した。

ボクは、ほほお、と感心していると、
ボクの乗ったタクシーの運転手が彼女に声をかけた。
「ねえちゃん、どこまで行くの?」
彼女が答えると、
「じゃあ、乗っていきなよ」と言った。

彼女は当然初めは断ったが、
運転手の強引さに負けて乗り込んできた。
彼女は当然大変恐縮していた。

運転手の理屈はこうだ。
「ねえちゃん、さっき運転手に強引にお金を渡していただろう。
運転手としては、事故を起こして客を目的地に連れて行けないからお金は要求できない。
だけど、ねえちゃんはちゃんとお金を渡した。
10元とはいえ、それでご飯も食べられるし、酒も飲める。
ねえちゃんに感心したから、オレは声をかけたんだよ。」

運転手の言うとおりである。
ボクも感心していたから、快く同乗を許可した。

彼女は急いでいたみたいなので、彼女の目的地を先にした。
彼女は下りる時に10元を運転手に渡そうとした。
運転手は断り、ボクも払う必要はないと言ったのだが、
彼女は座席の上に10元を置いて、我々に礼を述べて出ていった。

次にボクの家へむかった。
値段は27元だった。
すると、運転手は
「遠回りしちまったから、20元でいいよ」と言った。
ボクは運転手に20元を渡して、礼を述べて別れた。

運転手は30元をもらい、
ボクは20元で済み、
彼女も20元で目的地にスムーズについた。

全員が得をして、
しかも人の心の温かさに触れることが出来た。

中国でもこんな奇蹟が起こったりするのである。

もうすぐクリスマス。
みなさん、良いクリスマスをお過ごし下さい。

塩梅っちゅうもんがあるだろい

2008-12-15 01:08:46 | 杭州・杭州周辺
冬だ。
寒い。
嫌だ。

といっても冬は来る。
何が何でも冬は来る。
おかげで我が家はおこた生活。
杭州にはないのか?通販生活。

それはさておき、
昨日、同僚の家に行った。
市内から遠く離れた職場近くの家に。

朝、出かけていった。
寒かったのでコートを着て、
マフラーをして、
手袋をしての完全防備。

昼食を食べ、
しばらく団らんして後、
3時頃にお暇した。

帰りも行き同様、バスに乗って帰った。
約1時間の長旅がはじまった。

乗車時、車内はやや混みで座れなかった。
市内へ向かうバスなので徐々に混んできた。
ボクは一番後の方で、吊革につかまっていた。
朝と同じ冬そのものの格好で揺られていた。

車内には暖房が入っていた。
12月からバスにも暖房が入るようになった。
だから、11月よりもバスの値段がちょっと高い。

しかし、
暑いよ。
暖房、
暑いよ。

汗が出てきた。
マフラーをとった。
コートを脱いだ。
でも、汗が出てきた。

もうちょっと考えようよ。
じゃないと、風邪ひいちゃうよ。


*写真のような役所があるところが中国的。

実におもしろい

2008-12-08 19:04:20 | 日本・東京
どうも福山雅治です。

こゆきぃ。
どうも福山雅治です。

サンドイッチをはじめて作ったのは、
カード遊び好きのサンドイッチ伯爵だって話、
嘘かもしれないんだって。
どうも福山雅治です。

さて、
実家のトイレのウォッシュレットがリニューアルしてました。
近づくと蓋がウィ~ンと自動に開くシステムになってました。
用を足したあと、自動でブシャーっと流れるシステムになってました。
毎回毎回、安野モヨコさんの名作『監督不行届』を思い出していました。

また、
このブログを読んで、
ボクがある芸能人のような人物だと想像していたのに、
実際は鼻の穴に割り箸を突っ込むような人だと知って、
ものすご~くがっかりしてしまったという、
「この人若くてキレイなのに、実は残念な人なのかな?」、
と正直心配してしまうような女性に会いました。

というわけで、
知っている方も今回はいると思いますが、
日本にほんの一瞬だけ帰っていました。
出かける前に中国人と話していて、
「今度日本に行くんだけど・・・・」と言って、
「行くじゃないだろうよ」と突っ込まれていましたが。

とにかく、
今回いろいろな方々にお世話になりました。
どうもお騒がせいたしました。
まっことありがとうごぜえました。
できれば、これに懲りずにまたよろしく願えればうれしゅうございます。

どっちが悪い?

2008-12-02 00:33:04 | 杭州・杭州周辺
杭州は現在、もの凄い勢いで車が増えている。
街中車で溢れ、どこでも渋滞・事故が発生している。
私の周りでも車を購入している人が増えている。
そして、免許取得を目指す同僚達も。

先日、そんな同僚の一人と話をしていた。
彼女も現在自動車教習を受けているとのこと。

「どんな車を買うの?」と尋ねたところ、
「ト○タのカ○ーラにしようと思うんだけど・・・・」とやや言葉を濁す。

そして、続けて、
「夫婦ともにそれが気に入っているんだけど、中国人には日本車は評判が悪い。」
と言うではないか。

「何で」
「確かに燃費もいいし、故障も少ない。
だけど・・・・
ぶつかったらすぐ壊れるでしょ」

おいおい、ちょっと待て。
それは日本車のせいか?
確かに、日本車はちょっとしたことで凹んだりする。
だけど、それは中国人ドライバーの問題ではないのかい?
ぶつかること前提でのお話なのかい?

日本車、
いろいろ大変だが、
がんばれ・・・・・。


*実際は日本車、結構走ってますよ。

*写真は船とショベルカーが合体しているようもの。かっちょよかったので。